2017年03月05日(Sun) 中林直美
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【『エリザベス ペイトン:Still life 静/生』と、原美術館。】

新たな時代の肖像画家として支持されるアメリカの女性作家、エリザベス ペイトン。日本の美術館では初となる彼女の個展が、品川の原美術館で開催中です。


「Georgia O‘Keeffe after Stieglitz 1918」 2006 カンヴァスに油彩 76.5×58.7cm Collection David Teiger Trust
© Elizabeth Peyton, courtesy Sadie Coles HQ, London; Gladstone Gallery, New York and Brussels; neugerriemschneider, Berlin


「Kurt Sleeping」1995 板に油彩 27.9×35.6 cm Private Collection, New York
© Elizabeth Peyton, courtesy Sadie Coles HQ, London; Gladstone Gallery, New York and Brussels; neugerriemschneider, Berlin


憧れのセレブリティや歴史上の人物、そして身近な親しい人々まで、彼女というフィルターを通して描かれる人物はみな性別を超えた美しさを帯び、高貴でありながらも親しみを感じるあたたかさがあります。その繊細なタッチと色彩は、息をのむほど。

(撮影:木奥惠三)

映画やオペラのワンシーンを描いた作品も展示されていて、その世界観もまた美しい。
 
ペイトンの絵を見ていると、彼女がどれだけ深くまっすぐな関心を持ってその対象を見つめているのかが伝わってきます。そんなペイトンの眼差しに、「愛の反対は憎しみではなく無関心」という言葉をふと思い出しました。
 
 

原美術館はもともと、東京国立博物館や銀座の和光本店なども手がけた建築家・渡辺仁氏によって設計された個人の邸宅でした。
やわらかな自然光が差し込むモダンな洋館は、窓も廊下も階段もゆるやかな曲線を描いていて、非日常と安らぎをあわせ持った独特な雰囲気。

大規模な展覧会ももちろん貴重ですが、後々まで強く印象に残るのは、「展覧会に行った」記憶よりも「作品を体験した」ときの感覚がよみがえってくるような、親しさのあるものだったり。
ペイトンの作品と原美術館は、その佇まいも空気感も素晴らしくマッチした、とても親密な空間でした。

館内の「カフェ ダール」では、毎回そのときの展示にちなんだオリジナルのイメージケーキが登場します。

今回はこちら、「Tim (Profile)」という作品をモチーフにしたチョコレートムース♡
都会の真ん中で、ゆったりと中庭を眺めながら、優雅なひとときを味わうことができます。

『エリザベス ペイトン:Still life 静/生』は、5月7日までの開催です。
皆さんもぜひ足を運んでみてくださいね。
 
 
【 展覧会情報 】
エリザベス ペイトン:Still life 静/生
会期:2017年1月21日(土)〜5月7日(日)
会場:原美術館 東京都品川区北品川4-7-25
開館時間:11:00〜17:00 ※祝日を除く水曜は20:00まで(入館は閉館時刻の30分前まで)
休館日:月曜日、3月21日(祝日3月20日は開館)
原美術館HP ↓
http://www.haramuseum.or.jp
 
 
 
 
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