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映画『デカローグ』デジタル・リマスター版 —— 蘇る伝説の傑作!

「トリコロール」三部作や『ふたりのベロニカ』で知られ、54歳の若さで世を去った後も世界中で愛され続けるポーランドの巨匠、クシシュトフ・キェシロフスキ。
生誕80年である今年、監督の“最高傑作”ともいわれる『デカローグ』の最新レストアによるデジタル・リマスター版が、待望の日本公開です!

物語のモチーフとなるのは旧約聖書の「十戒」。
共産主義時代の象徴でもあったワルシャワ郊外の巨大集合住宅を舞台に、そこで暮らす人々がときにすれ違いながら、独立した10篇のエピソードが織りなす人生模様。

ありふれた日常でそれぞれが内に抱える“孤独”を、どこまでも淡々と映し出す監督の視線。けれどそこには、ままならない人生にもがきながらも心の奥では“愛”を希求する人々の姿と、彼らをそっと慈しむようなまなざしが根底にあって……
きっと穏やかにみえる生のなかにも目を逸らしたくなるほど残酷なものはあるし、どんなにいびつな生のなかにも目を凝らせば美しいものがある。

もともとポーランドのTVシリーズとして約60分×10本で構成された本作は、完成度の高さから海外では劇場公開され、数々の映画賞を受賞しました。

どの物語も心揺さぶられる、まさに珠玉の10篇。
5.『ある殺人に関する物語』と、6.『ある愛に関する物語』は、後に長尺版となってそれぞれ劇場公開された、本作の目玉ともいえる2篇です。
動機のない殺人、そこに至るまでの壮絶な出来事、そして人が人を裁くことの是非を問う5話。
倒錯した愛を官能的に描き、徐々に変化していく関係性が思わぬ展開をみせる6話(長尺版はラストがだいぶ違うのでぜひ見比べてみてください)。

そして今の私にいちばんグッときたのは、8.『ある過去に関する物語』。登場人物たちが生きる過去と現在。罪と救済。「どんな理想や思想よりも大切なこと」とは——。歳を重ねたからこそ響く物語です。

各話を単独で観ても、もちろんどっぷり通しで観ても、その素晴らしさは色褪せることはありません。

思えばそれなりに長い人生を歩いてきた私たち。いろんな過去や痛みも背負った大人だからこそ味わえる、しみじみと滋味深い作品『デカローグ』。鮮やかに蘇ったデジタル・リマスター版を、ぜひ映画館で!

 

『デカローグ』デジタル・リマスター版
(1988年│ポーランド作品│全10話│計587分│カラー)
4/10(土)~ シアターイメージフォーラム渋谷にて公開!
オフィシャルサイト↓
http://www.ivc-tokyo.co.jp/dekalog/

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