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映画『わたしはダフネ』—— 世界はきっと、もっとやさしい。

イタリアからやってきた、ある家族のささやかでとても豊かな物語。

映画を観れば、きっと誰もがダフネに夢中!
ダフネのような目で、心で、この世界と向き合えたなら。そしたらもっと、人生は。

あまりにも唐突であっけない、最愛の母の死。太陽のような存在を失い残されたのは、ダウン症の娘ダフネと悲観論者の父。

大きな喪失を抱えながらも自分の感情や現実と向き合い、なんとか折り合いをつけて日常に戻っていくダフネ。
スーパーの従業員である彼女は仕事に愛と誇りを持っていて(「仕事は神聖なものよ」「職場のすべてが死ぬほど好き」と言い切る彼女の堂々たる姿よ!)、同僚たちとも信頼し合い支え合っている。
自分とは異なる他者への偏見や恐れ、哀れみを越えた、当たり前に互いを敬い受け入れる彼らの在りようは、なんてカッコいいんだろう。

一方で不安に苛まれ、どんどんふさぎ込んでしまう父。もし自分が死んだらひとり残されるダウン症の娘はどうなってしまうのか——。弱気な父を見かねたダフネの提案で、ふたりは歩いて母の故郷まで行ってみることに。

物語後半、父娘ふたりのロードムービー的展開がまた素晴らしい。
道すがらにあった氷室。その静謐な光はまるで、ふたりを包みこむ恩寵のように神々しくて。
ダフネが眠りについたあと、父が宿の女主人に吐露した打ち明け話。静かに語られる彼らの過去に、父の深い想いと自責の念を知る——。

そして最後にダフネから父へと手渡される、思いがけないギフト。
ダフネの視点の、想いの、気づきの美しさに、言葉なんてとても見つからない。そのやわらかな感性に、ただもう胸がいっぱい・・!

ダウン症の主人公ダフネを演じるのは、監督がSNSで見出したカロリーナ・ラスパンティ。快活で気が強くて、おしゃれで聡明でユーモアたっぷり、とにかくチャーミングなダフネは、カロリーナ自身のキャラクターが大いに反映されたもの。監督は彼女に脚本はいっさい渡さず、映画を彼女に合わせて制作していったそう。

人生はしんどいものでしょ。だから今しんどいなら、それはあなたが人間らしいってこと!
そう父を励ますダフネの軽快なたくましさが、まわりのみんなを照らしてくれる。

淡々として地味だけど、いつまでも心をじんわりあたためてくれる穏やかな余韻。
たくさんの人に、ぜひ劇場で観てほしい作品です。

『わたしはダフネ』
(2019年/イタリア/94分)
岩波ホールほか全国順次公開中!
オフィシャルサイト↓
http://www.zaziefilms.com/dafne/

Jul
30
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