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『しあわせへのまわり道』―――見とれていたい人。

魅力的なオーバー50の女性に見とれるのは、なんて幸せなことだろう。

もちろん美少女も大好きだけど(若くて可愛い女の子を眺めているだけでホクホクするのは、おじさんだけではないと知ったのはいつだったか)、自分よりも上の世代の女性に見とれる醍醐味にはかなわない。だってそれは希望であり、勇気にもなるから。

『しあわせへのまわり道』(原題:Learning to Drive)の主人公ウェンディも、役を演じるパトリシア・クラークソン(1959年生まれ)も、まさにそんな女性。美しく、エレガントでセクシー。聡明でユーモアもあって、大人の余裕と貫禄があるのにどこか初々しくてチャーミング。そんな50代の女性を見ていると、アラフォーなんてまだまだこれからじゃん!と思えてくる。

 

       シンプルだからこそ着る人そのものが試される、ウェンディのファッションスタイルも必見。

 

「新しい挑戦に、遅すぎることはない」。

特に気に入ってはいなくても、今いるところは安全で楽ちんだ。新たなことに挑戦するとなると、みっともなくてみじめな自分と向き合わなくてはならない場面もあるかもしれない。この歳になってそれってしんどい、でも。

「必要なのは少しの勇気とアクセル」。

順風満帆な人生を歩んできたウェンディが未練がましく過去に泣きすがったり、上手くいかなくてふてくされたり、何度も行きつ戻りつしながらも勇気をもって前に進もうとする姿は、やっぱりとても美しい。

物語の終盤、彼女が出したオトナの答えにはちょっとせつなさが残るけれど。でもその選択をした彼女が好きだし、それでよかったと思える。光は光のまま。大切なかたちのまま、そのまま。

軽やかなエンディングの曲が頭の中でいつまでも流れている。映画館を出たあと、上を向いて風を切って歩き出したくなるような、すがすがしい気持ちになれる映画です。

都内メイン館での上映は終了してしまいましたが、単館系ではまだ上映中、もしくはこれから順次公開となる劇場もありますので、機会のある方はぜひ!

そしてペーパードライバー歴20年の私(この映画を観たいと思った理由の一つでもある)。うーむ、運転かあ・・・!

 

中林直美
FROM中林直美 渋谷の映画館でもぎりをしつつミニシアターブームに傾倒した学生時代。大学卒業後は大手映画会社で約10年勤務。映画と旅が好き。 https://www.instagram.com/naomi_nm_/
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