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ツバメと聖なる絵

このたびの西日本を襲った豪雨により、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
今なお行方不明の方々が一日も早く無事に救助されますように。
早く安心して過ごせる日常が戻りますように、願うばかりです。

先日、ご近所の軒先にツバメの巣を発見しました。可愛い雛が三羽。

あまりに可愛いらしく、
思わずパシャッと撮ってしまったので
驚かせたかもしれません。

真ん中の子が引っ込んでしまいました。

さて、下の絵は
フラ・アンジェリコの作品「受胎告知」(プラド美術館所蔵)。

フラ・アンジェリコ(1387頃〜1455)は初期ルネサンス期の画家であり、ドミニコ会の修道士でもありました。

アンジェリコは生涯で受胎告知のテーマをいくつも描いており、これはそのうちのひとつです。

絵の画面左側には楽園を追放されるアダムとイヴの姿。
中央には大天使ガブリエルが跪き、マリアに今まさに告知しているところ。

受胎告知をテーマにした作品は多くの画家たちが描いていますが、その描き方にはお約束がいくつかあります。

描かれるものとしてまず挙げられるのが、
聖母マリア、大天使ガブリエル、そして聖霊である鳩(ほかにマリアの純潔の象徴として白百合が描かれることも)。
また、左側に大天使、右側にマリア、という構図になることがほとんどです。

このアンジェリコの絵もそれらすべてが描かれているのですが、
ちょっと面白いな、と目を引く部分があるんです。

それがこの部分。

中央の柱の右側にツバメが一羽とまっているんです。

聖霊の鳩が描かれていても、ツバメが描かれている受胎告知はほかにないのではないかな?
(ほかにもあるのでしょうか?私が知らないだけかもですが…)

ちなみにこの絵では鳩はツバメのすぐ下、画面左側から放たれた光の中にいます。

アンジェリコの作品はどれも輝くように美しくてとても好きなのですが、この作品は美しさと同時にツバメの描かれかたがとても可愛らしいな、と。

近所の軒先の巣にいたツバメを見て、
ふとアンジェリコのこの絵を思い出しました。

ここ二、三日、そのご近所を通るたびに軒先を見てみるのですが、もう巣立っていったようで、巣は空っぽでした。

三羽とも元気に羽ばたいているかな?

安井ミカ
FROM安井ミカ 日々の暮らしのなかで、発見したり、ひょっこり出会えた美しいと感じたもの、大切にしたいと思うものやこと、ご紹介していきたいと思います。娘二人、息子一人の母。関西在住です。
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