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極上の心理サスペンス!『2重螺旋の恋人』

昨年のカンヌ国際映画祭で話題騒然となったフランソワ・オゾン監督の衝撃作、いよいよ明日公開!

原因不明の腹痛に悩まされる女性が、容姿は同じながら性格は正反対の双子の精神分析医と禁断の関係にのめり込んでいく姿をスリリングに描く、オゾン流の上質なサスペンス。

ヒロインの内に密かに宿る「性の問題と心の問題の乖離」を、無意識化に潜む欲望と幻想が入り乱れる映像とストーリーで暴いていく、オゾン監督さすがの手法。精神と肉体、嘘と真実、現実と妄想の境界線が次第に曖昧になっていく謎が謎を呼ぶ展開に、一瞬たりとも目が離せません!

果たして彼女の腹痛の原因は身体的なものなのか、それとも心理的なものなのか——。
双子の正体は、そして彼女自身の本当の姿とは——。

日本にも熱狂的なファンが多いオゾン監督。 多作でありながら、毎回全く違う作風の映画を撮ることにいつも驚かされます。

ヒロインを演じるのは、売春に手を染める女子高生を描いた『17歳』以来4年ぶりのタッグとなるマリーヌ・ヴァクト。 モデルとして活躍していた当時ももちろん素敵でしたが、母となり大人の女性へと成熟した今作での美しさは格別です!

オゾン監督が崇拝するアメリカの女性作家ジョイス・キャロル・オーツの短編小説をフランス風に、そして映画的に大胆に翻案し、視覚的な要素に徹底的にこだわったという『2重螺旋の恋人』。
双子のメタファーである鏡の反射やシンメトリーな構図、ヒロインの深層心理があらわれたグラフィックな映像は、ときにグロテスクだったりショッキングであるにもかかわらず、不思議と“品”が感じられるのもオゾン監督ならでは。

「観終わったあとも観客が考え続けるような、すべてを説明してしまわない映画が好きだ。だから僕は答えは示さない。でも作品の中にヒントはたくさん散りばめてあるよ!」と、フフフと笑うオゾン監督。
すべての人はある意味“ダブル”な存在である——皆さんもぜひ劇場で、オゾン監督が仕掛ける2重螺旋の迷宮にたっぷりと翻弄されてください。

 

『2重螺旋の恋人』
(2017年/フランス/107分)
8/4~ ヒューマントラストシネマ有楽町 ほか 全国順次公開

 

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

※Instagram ↓
https://www.instagram.com/naomi_nm_/

 

中林直美
FROM中林直美 渋谷の映画館でもぎりをしつつミニシアターブームに傾倒した学生時代。大学卒業後は大手映画会社で約10年勤務。映画と旅が好き。 https://www.instagram.com/naomi_nm_/
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