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文楽の夕べ 2018

11月末、大阪市中央公会堂で、日本経済新聞社主催による「文楽の夕べ」が開催されました。

2003年に人形浄瑠璃文楽がユネスコ世界無形遺産に登録され、その翌年から始まったこの「文楽の夕べ」。

今年で15回めの開催です。

二部構成となっており、

一部は、今年襲名披露をされた竹本織太夫さん(文楽太夫)と吉田玉助さん(人形遣い)による対談。

二部は、文楽ミニ公演と、そして、

竹本文字久太夫さん(文楽太夫)・鶴澤藤蔵さん(三味線弾き)・桐竹勘十郎さん(人形遣い)による

文楽鑑賞のための座談会でした。

場内は満席!

毎回、大人気の「文楽の夕べ」です。

今年は、太夫の竹本住大夫さん、三味線弾きの鶴澤寛治さんが亡くなられました。

一部は、織太夫さん、玉助さんに大阪松蔭女子大学教授の森西真弓さんからインタビューする形で、

亡くなられた竹本住大夫さん・鶴澤寛治さんへの思い出話から始まりました。

このお二人が亡くなったというのは、とても大きな寂しいことだと思うのですが、

織太夫さん・玉助さんによる笑いありの思い出話は、とても和やかな空気で^^

亡くなられて、目に見えなくても、

のこされた芸や思いは繋がっていくのだなぁと、

織太夫さん・玉助さんお二人のお話に笑いを誘われながら感じました。

今後の展望として、

織太夫さんは、

ルーツのみえる芸・語りをしていきたい、と。

玉助さんは、

若い世代に口やかましく言って芸を継承していきたい、と。

お二人の力強い語り口に、これからの活躍とそして文楽界がますます楽しみになります。

二部のミニ公演は、

妹背山婦女庭訓  道行恋苧環(いもせやまおんなていきん  みちゆきこいのおだまき)」。

道行(みちゆき)というのは、

目的地へたどり着くまでの登場人物の心情や光景などを、音楽や踊りなどで華やかに描く場面のもの。

「妹背山~」は、大化の改新を題材にした全五段の物語なのですが、

「道行恋苧環」は、その四段目の前半で、王朝の権力争いに巻き込まれた橘姫、求馬、お三輪の恋模様を華やかに描いた話です。

この場面は、求馬を取り合う橘姫とお三輪のいわゆる男女の修羅場みたいな状況なのですが、

三人で踊り出して、修羅場なんだけれど華やかで、みんなイキイキしていて(人形ですが^^)目が離せなかった!

続く座談会では司会の南端 玲子さんから、

竹本文字久太夫さん、鶴澤藤蔵さん、桐竹勘十郎さんのお三方に、

文楽のあれこれや、また新春公演についてのお話、見どころなどをお聞きする内容でした。

三人のお話を聞くなか、文楽は大夫・三味線・人形遣い、

この三者がそれぞれに芸・技を調和させ完成させる三業一体なのだな、ということを改めて感じました。

どれかひとつが突出して、ということではなく、どれもがそれぞれの持ち場で深く芸を表現し、

そして三者が合わさってひとつの美しさをつくりあげている。

文楽をまだかじり立ての私ですが、

文楽の夕べに参加し、そんなふうに感じました。

今回の「第15回 文楽の夕べ」の内容は、来年1月4日に日経新聞に掲載されるそうです(若干日にちが前後する可能性があります)。

どうぞ、チェックしてみてくださいね!

安井ミカ
FROM安井ミカ 日々の暮らしのなかで、発見したり、ひょっこり出会えた美しいと感じたもの、大切にしたいと思うものやこと、ご紹介していきたいと思います。娘二人、息子一人の母。関西在住です。
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