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世紀末ウィーンの決定版、ウィーン・モダン展へ!

東京・六本木の国立新美術館では、日本・オーストリア外交樹立150周年記念『ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道』が開催中!

絵画や工芸のみならず、建築、インテリア、ファッション、グラフィックデザイン、そしてウィーンが生んだ偉大な音楽家たちにまつわる作品までを網羅。「世紀末美術」の成り立ちから多彩な魅力までを時代背景とともにたどる、総合的な展覧会となっています。

グスタフ・クリムト《エミーリエ・フレーゲの肖像》(1902年 ウィーン・ミュージアム蔵)

ウィーン・ミュージアムで最も高価で有名な作品、グスタフ・クリムト《エミーリエ・フレーゲの肖像》。
初期のアカデミックな作風から黄金様式への移行期に描かれた、美術史的にも重要な作品のひとつです。
右下の“余白”の空間や落款印のような署名には、クリムトが影響を受けた日本画の要素が見受けられます。

クリムト作品は油彩、素描、ポスターなど47点を展示。上野の『クリムト展』とはしごしたくなること間違いなし!です。

《エミーリエ・フレーゲのドレス(再製作)》2008年(オリジナル:1909年)(ウィーン・ミュージアム蔵)と、「ウィーン工房」がデザインした彼女のモード・サロンの再現コーナー。
クリムトの生涯のパートナーであったエミーリエ・フレーゲは、当時は珍しい独立した女性実業家でした。
(上の肖像画は展覧会では好評を得たものの、フレーゲ本人は気に入ってなかったそう。。)

ヨーゼフ・ホフマンとコロマン・モーザーを中心に設立された「ウィーン工房」の家具。近代的な生活に適した、シンプルで洗練されたデザインが特徴です。

「ジュエリーは身に着ける人の富ではなく個性を表すべきもの」だとする、ウィーン工房のアクセサリー。ブローチもバッグも、この民族テイストなネックレスもかなり好き♡

テキスタイルや壁紙、雑誌や書籍、ポスターやポストカードまで、ウィーン工房のグラフィックがまたどれもこれも本当に可愛くて!
印刷技術の発展によって社会に浸透していったグラフィックは、多くの人たちの日常生活を彩るものになりました。

クリムトと並ぶ世紀末ウィーンの代名詞、エゴン・シーレの作品は22点。こちらは《ひまわり》と《自画像》(いずれもウィーン・ミュージアム蔵)。
クリムトに師事し、クリムトからもその才能を認められていたシーレ。自画像を描かなかったクリムトとは反対に、シーレの自画像の多さはトップクラスです。

シーレの貴重な水彩と素描も数多く展示されています。
いびつで、でも繊細で、何故だか目を逸らすことができない絵・・。28歳で亡くなった早世の天才、もっと長く生きていたならばいったいどんな作品を描いたのでしょう。

 

他にも、シーレ同様クリムトから多大なる影響を受けたオスカー・ココシュカのリトグラフ、近代建築の父オットー・ヴァーグナーの貴重なデザイン画や模型、モダンな銀食器の数々まで、とにかく内容盛りだくさん!

本展の監修も務めたウィーン・ミュージアムは、100万点におよぶ所蔵品でウィーンの歴史や文化を今に伝える、ヨーロッパ有数の博物館です。
拡張改修工事にともない現在は閉館中、だからこそ同館の主要作品をこうして日本でまとめて公開することができたのです。

出展作品は、個人所蔵の作品をあわせて東京展で約400点、大阪展は約300点。これほど多岐にわたる多くの作品を一度に見る機会は、ウィーンに行ってもなかなかありません。

音声ガイドは城田優さん。サンリオとのコラボ商品や全14種あるトートバッグ(ウィーン工房デザインのバッグがたまらない!)などオリジナルグッズも充実のラインナップ。

ウィーン芸術文化の全容が分かる総合展、ウィーン・モダン展をどうぞお見逃しなく!

 

【 展覧会情報 】
日本・オーストリア外交樹立150周年記念
『ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道』
会期:開催中~8月5日(月)
休館日 :毎週火曜日※ただし4月30日は開館
会場:国立新美術館 企画展示室1E(東京・六本木)
開館時間:10:00〜18:00
※毎週金・土曜日は、4・5・6月は20:00、7・8月は21:00まで。
4月28日(日)〜5月2日(木)と5月5日(日)は20:00まで開館。
5月25日(土)は「六本木アートナイト2019」開催に伴い22:00まで開館。
※入場は閉館の30分前まで。
展覧会ホームページ  ↓
https://artexhibition.jp/wienmodern2019/

 

    

上野・東京都美術館『クリムト展』の記事はこちら ↓
https://storyweb.jp/digitalist/71716/

 


        

instagram ↓
https://www.instagram.com/naomi_nm_/

中林直美
FROM中林直美 渋谷の映画館でもぎりをしつつミニシアターブームに傾倒した学生時代。大学卒業後は大手映画会社で約10年勤務。映画と旅が好き。 https://www.instagram.com/naomi_nm_/
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