Lifestyle毎日が3兄弟ママで、女優。

【広末涼子さん連載vol.3】どうとる? 反抗期の子とのコミュニケーション

長男の反抗期、 迷いながらも諦めなかった コミュニケーション

1月号からスタートした広末涼子さんの連載「毎日が3兄弟ママで、女優」。
ここで取り上げた読者ママの悩みに対して、広末さんも一緒に考え、思うことを語っていただく、Junior STORY本誌連動企画です。

前回の連載記事はこちら

2月号読者

ママの声①

子ども9歳 小松佳恵さん 41歳 主婦
「うるせーババア! 黙れ! いつも嫌なこと言いやがって!」と壁に押し付けられ、泣きながら発狂されることも。注意したいところは、褒めていいところを言ってから最後に話すようにしましたが、結局、「そっちが言いたいことだろ!」と突き返されるので、何も言わないことにしました。落ち着くまで辛抱強く待つしかないのかなと思っています。

ママの声②

子ども11歳 尾形香子さん 43歳 弁護士
親の言葉にはYES or NO程度でぶっきらぼうに返すのみ。親の注意や助言に対し顔をそらし不満気な態度をとる。つど、指摘してきたけれど、本人の自己肯定感が低くなりそうなので、悩みやストレスを抱えていそうな時は見守るようにはしています。ただ夫との考えが食い違うこともあり、その違いを埋める作業もストレスです。

 
反抗期の子どもと対峙するのは苦しい。あんなに小さく可愛かったわが子が、自分には信じられないような言葉を発したり、酷い態度をとったり……。あんなに愛おしく幸せだった育児が、子どもの反抗期突入と同時に突如として悪夢か? あるいは修行なのか? と自問自答してしまいそうな日々へと変貌する。
 
反抗期の子どもと向き合うのは本当に辛い。何を言っても、どうアプローチの仕方を変えてみても、反抗期っ子のイライラを逆撫でするだけ。強く言うと怒りを煽り、下手に出たところでまさに二階から目薬。体力的にも精神的にも疲労困憊で、どんなに子育てを頑張ってきた親であれ、「私の育て方が間違っていたのだろうか……」と思い、悩み、落ち込んでしまう。私も例外ではありません。
 
今から遡ること7、8年前。長男絶賛反抗期の中、日々家事と仕事に追われ、やることがてんこ盛り。睡眠時間も4時間あればいい方。朝起きると同時にキッチンのゴングが鳴る! 家族の朝食にお弁当作り、子どもの着替えを準備して時間割りと忘れ物チェック! 撮影の日は、夕飯も作ってから出かけなくてはいけないから、朝から台所の洗い物もモリモリのてんやわんや。ちなみに私は、どうしてもいつも朝の時間が足りなくなってしまうので、作品中、洗濯物は夜のうちに部屋干し派(苦笑)。
 
実のところ、撮影現場に「おはようございま〜す!」と入った時には、だいたいいつもすでに疲れている(爆)。とはいえもちろん現場は戦場、全身集中の全力投球!!  そこからなんとか帰還して、今度は反抗期の息子との闘いが始まる。帰宅して家事の残りや、学校からの通信のチェック、明日の準備をしながらも一番しなくてはいけないことは、長男との会話。「ウザッ」とか「面倒くさっ」と返されることはしょっちゅう。少しでも注意や指摘するようなことを言ってしまうと、「ウルサイ」「マジ最悪!」と、短い貴重なコミュニケーションTimeは即終了。

こんなふうに言うと、そんなに会話が必要なの? とおっしゃる方も多いと思う。朝、ママは忙しいうえに、子どもは眠たくて不機嫌。夜はお互い仕事と学校で疲れて帰ってきているのに、無理にコミュニケーションをとる必要があるのだろうかと。
 
私の答えは、YES! 

できるだけ子どもと〝関わる〞こと&〝会話する〞ことは諦めず、どんな時でも続けてあげてほしいです。「ウッゼーな!」と、私の手を振り払った長男の持っていたブラシが私の指に当たり、翌日、私の薬指がフランクフルトのような太さになって焦ったこと。「出てってやる!」と言って家を飛び出した彼をしばらく放っておいたものの、結局必死に走り回って捜し、汗だくになって見つけ、もう現場に行かなくてはいけない時間だったため、そのまま車に乗せて仕事場に連れて行ったこと。大変だった時、このまま子育てをしながら〝女優〞を続けていけるのだろうか……と不安になった時は、何度もあった。

それでも、そんな長男が高校生になった今、これから同じ反抗期に突入しようとしている下の子の良き遊び相手になってくれているのが彼なのだ。また時には、「親に向かってそんな言い方するんじゃねえぞ!……ってオレも言ってたけどな(苦笑)」なんて声をかけてくれるのも彼なのです。

今、あなたのお子さんが難しい時だとしても、大人になってもまだ反抗期なんて人はいません。必ず反抗期は明ける日が来ます!めげずに挫けず諦めず、愛情を注ぎ続ければ、辛く苦しかった〝反抗期〞を親子で笑い話にできる日がきっと来ます!

――ママ、ふぁいと!

次回へつづく

第1回連載記事はこちら

広末涼子 1980年高知県生まれ。14歳でデビュー後、CM、ドラマ、映画と数々のヒット作に出演。日本アカデミー賞をはじめ受賞歴も多数。プライベートでは、高校生、小学生、幼稚園児と各世代3人の子ども達のママ。

文/広末涼子 撮影/鏑木 穣(SIGNO) ヘア・メーク/岡野瑞恵 スタイリスト/竹村はま子 取材/小仲志帆
【衣装クレジット】ニット¥46200

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