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40代の旅のかたちについて考えてみた。【白井屋ホテル】アートとは無縁だったライター北野の感性が研ぎ澄まされた1泊…前編

こんにちは。ライターの北野法子です。
今回は、前橋市にある話題のアートホテル「白井屋ホテル(SHIROIYA HOTEL)」で、脳と睡眠を科学する「ブレインスリープ」によるウエルビーイングな宿泊プラン《Sleep Well & Stay Well》が体験できるということで、群馬県を訪れました。
この宿泊プランでは「ブレインスリープ」の枕とマットレスを使用した睡眠が試せます。
最近は夜中に何度も目が覚めてしまう私……。
睡眠の質を向上させたいと思っていたのでワクワクしながら参加しました。

東京から新幹線を利用すればあっという間の群馬。

実は人生初の前橋市です。県庁所在地ということしか知識もなく(前橋市の皆さまごめんなさい)、どんなところかワクワクしてきました。
前橋駅からタクシーでわずか5分。突如現れる灰色のコンクリートの外観に、現代美術家ローレンス・ウィナーのタイポグラフィーというミスマッチさ。
「えっ? ここなの?」
ホテルという私の概念を完全に壊したその佇まいに驚きを隠せません。

到着最初から一体どんなホテルかも想像がつかず、吸い込まれるように中へ入ります。

白井屋ホテルのルーツは創業300年の歴史を持つ老舗の「白井屋旅館」。
1970年代にホテル業へと転換するも、市街地の衰退とともに2008年に廃業。
それが建築家の藤本壮介さんをはじめとした世界有数のクリエイターによって、旧ホテルの柱梁を残した「白井屋ホテル(SHIROIYA HOTEL)」として生まれ変わったのです。

早速、チェックインするレセプションの後ろの壁に目を奪われます。
湖の景色をイメージした、現代芸術作家・杉本博司さんの作品は、コンクリートの打ちっぱなしの壁との相乗効果で、シンプルながらも圧倒的な存在感。
正直、アートとは無縁の世界で生きてきたけれど、何かしら私の中の細胞がゾクゾクと騒いでいる感覚。そこには分からないながらも五感で感じている自分がいました。

杉本博司「ガリラヤ湖、ゴラン」

一階はこれでもかというくらいにグリーンに包まれ、4階まで吹き抜けたコンクリートの梁との圧巻のハーモニー。ワーキングスペースもあり、宿泊しなくてもここで過ごすだけでも仕事が捗りそう!

中心から圧倒的な存在感を放つ、世界でも珍しいスタインウェイの自動演奏ピアノからは、15時になると美しい奏が聞こえてきます(水、日曜日は生演奏あり)。緑・アート・音楽とまだラウンジしか体験していないのに、感動が止まりません。

  • 白川昌生「円環ー世界『生成するもの Ⅰ』」
  • リアム・ギリック「Inverted Discussion」(左)「Unity Channelled」(右)
  • ライアン・ガンダー「By physical or cognitive means (Broken Window Theory 02 August)」

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