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【息子2人が東大に合格】受験期の「タスクを小分けにするお話」と「夏休みの旅行」について

お母さんが変われば子供が変わる⑯

こんにちは。子育てスマイルナビゲーターのたかみほです。

前回の記事では、

▪️勉強ルーティン化のお話
▪️中学受験期、我が家のルーティンを公開
▪️タスクを小分けにして、朝から始めていく
▪️スケジュール管理術
▪️毎日の小さな目標を作り、地道に達成させていくこと

について、お伝えさせていただきました。

今回は「タスクは小分けに」「夏休みの旅行について」をテーマに、お話しさせていただきます。


● タスクを小分けにするお話

前回のお話で、「タスクを小分けにする」ことに触れました。1日のうちにやることが分かっているのであれば、タスクを小分けにして早朝から始めていく方が、後半でやるノルマを無理なく終わらせることができるのではないでしょうか。
例えば、「これだけ朝のうちにやっておくと、帰ってきてからあと2つだけやればよい」という気持ちでいられるので、精神的にも楽になると思います。

大人もそうですが、1日にやることは色々あると思います。すぐに夜になってしまい、「朝のうちに、もっとここまでやっておけばよかったな」ということがよくあります。
それはお子さんも同じで、分かっているタスクを先にやっておくと、学校から疲れて帰ってきたあとでも、朝に済ませた分は考えなくてもよいので負担感が少なく、1日の後半もエンジンがかかりやすいのではないでしょうか?

我が家で取り入れた「タスクを小分けにする」というこの方法は、ルネ・デカルト(René Descartes)の「困難は分割せよ」を参考にしたものです。
ルネ・デカルトは、17世紀に活躍した「近代哲学の祖」とも言われる、フランスの哲学者・数学者です。有名な「我思う、ゆえに我あり」という言葉を残し、「近代哲学の祖」として世界的に知られています。
「困難は分割せよ」という名言は、著書『方法序説』の中で述べた有名な言葉となっています。

デカルトの「困難は分割せよ」の言葉を参考にして、今までのタスクを後ろ倒しにしがちな生活スタイルを見直し、〈朝学習を済ませる〉ことを毎日のルーティンにしてみましょう。
「ノルマが終われば自分の時間が持てる」という小さな目標を掲げると、1日の過ごし方・楽しみ方が変わってくるのではないかと思います。

● 中学受験期の夏休みの旅行ーー「朝学習」は継続する

我が家の楽しみの一つは、子ども達と旅行に行くことでした。
度々ではなく、夏休みなどの長期休み期間中に、1回だけ2泊3日間の旅行の計画を入れ、その日を楽しみに、それまでにするべき課題を終わらせるという目標を立てて夏休みを過ごす方法をとっていました。

ただし、旅行期間中も特別扱いはせず、朝学習の勉強(くもんプリントなど)は持って行かせました。
毎日の習慣なので、旅先のお部屋でも、朝食前に卓袱台でお座布団を敷いて朝学習をしていました。

親も子どもも「1日の決めたことは必ず守る」という習慣を持っておくと、スムーズに旅先でも楽しむことができます。
特に、「朝学習は歯磨きと同じ」くらいの感覚にしておくのがよいと思います。

● 中学受験期の夏休みの旅行ーー「例外日」を作る

「例外日を作ること」は、生活にメリハリが生まれます。
「例外日」があると、日々の過ごし方への意識も変わります。

例えば、旅行の予定があることで、「重たい宿題もその旅行の前日までにやろう」という新たな目標を設定し、集中して宿題に取り組みます。

「今年の夏休みは受験勉強に専念する。遊んでいる場合ではなく、旅行には行かない」というご家庭もあると思いますが、「例外日」として単発的な旅行は、むしろ行った方がいいのではないかと思います。

計画を立て、旅行の日取りを決め、家族でそれをどうやって励みにするかが大事なポイントとなります。

自宅に缶詰めにして受験勉強ばかりしなくても、旅先に宿題を持ち運びしてできる課題もあります。

● 中学受験期の夏休みの旅行ーー「課外活動」としての学びにもなる

旅行を課外活動の一環として捉え、旅先で学ぶこともできます。行った先で、歴史や社会の勉強になったり、理科の勉強にもなります。

例えば、旅の目的に〈お城巡り〉を入れ、旅先と歴史が繋がる場所を選んで計画し、実際にお城を見学し、建築のことや何故この立地を選んだのか、城主についてなどを家族みんなで学ぶこともできます。

我が家での思い出の一つなのですが、小学4年生の長男が、理科でちょうど星座を学んでいた時期、夏休みに星が綺麗な場所に旅行をしたのですが、星が降ってくるくらい綺麗な夏の夜空を見た長男が、ほとんどの星の名前を全部言い当てていたので、私はとても驚いたのを覚えています。

学校で習ったことがちゃんと実地で役に立っている。子どもも、「習ったことを親に教えてあげたい。」人に伝えながら覚えることもあります。そういう時間は、テキストだけでは絶対に生まれないものだと思います。

また、長男が小学6年生、次男が小学4年生の夏休みに、伊豆の今井浜海岸へ海水浴に行き、受験勉強の息抜きができたのですが、夏休みが明けて登校したら、「学校で真っ黒に日焼けしている子が僕だけだった」と長男が言っておりました。

やはり夏休み明けは、教室に真っ黒に日焼けしている子ども達が元気な様子で登校してくれると、楽しい夏休みを過ごしたんだなと、大人も笑顔になりますね(笑)!


次の連載も楽しみにしていただけたら嬉しいです。

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