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黒田知永子さん×高垣麗子さんレジェンド対談「この20年で女性の生き方がガラッと変わった」

創刊20周年に、創刊時表紙モデルと現表紙モデルのレジェンド二人の対談が実現!そして、黒田さんの若々しさからは想像できないけれど、年齢差もなんと約20歳!高垣さんにとっては、もと『JJ』モデル、シングルマザーと共通点も多い大先輩に、ミライに輝ける年齢の重ね方を聞いてみました!

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目次 ★ 【黒田知永子さん×高垣麗子さん】自分を幸せにする“40代の積み重ね方”
★ CHIEKO'S History

【黒田知永子さん×高垣麗子さん】自分を幸せにする“40代の積み重ね方”

黒田知永子さん(左)
1961年生まれ。大学在学中に『JJ』でモデルデビュー。28歳で結婚し、翌年に女児を出産。専業主婦だった35歳の時、『VERY』の創刊号でカバーモデルとして復帰。『VERY』卒業後、41歳で『STORY』創刊号から6年間カバーモデルを務める。


専業主婦から再びモデルへ――。 気づけば、時代の変化と共に今まで仕事を続けてきた!

高垣さん(以下、敬称略)
初めまして。今日はとっても楽しみにしてまいりました! チコさんは、私より20歳上とお聞きしたのですが……本当に信じられません!

黒田さん(以下、敬称略)
『STORY』も創刊20周年なんですね。えっ?あれから20年も経っちゃったの? と、本当に早い。こんなに長くモデルをするなんて思わなかった……(笑)。

高垣
チコさんがモデル復帰されたのは、『VERY』の時ですよね。当時、専業主婦でいらしたそうですが、お仕事を再開されたきっかけは?

黒田
24歳でモデルを辞めて、結婚後は専業主婦をしていました。当時は今みたいに上の世代の雑誌はなかったし、「結婚したらモデルは卒業」みたいな自然な流れがあったの。完全に引退モードでママ業にどっぷり浸かっていた中、突然、『JJ』時代にお世話になった編集者の方から「30代向けの雑誌『VERY』が創刊するからモデル復帰しない?」と声をかけてもらいました。雑誌のコンセプトを聞いたら絶対に売れると思ったし、私でよければやってみようかなって思ったのがきっかけです。麗ちゃんは10代からずっとお仕事されてますよね?

高垣
15歳でモデルを始めて、休んだのは出産の時の2カ月間だけなんです。休んだら感覚が戻らなくなっちゃうんじゃないかって不安で。

黒田
でもそう考えると、この20年で女性の生き方がガラッと変わったよね。創刊当時は読者さんの8割が専業主婦の方だったけど、今は大半の方がお仕事をされていますよね?

高垣
はい。働き方はそれぞれですが、8割以上の方がお仕事をされていると聞きます。ネットスーパーで簡単に食材が手に入れられるようになって、時代も味方しているのだと思います。お仕事復帰された時、お嬢さんは幾つでしたか?

黒田
5~6歳くらいだったかな。

高垣
娘と一緒! 生活が変わることに迷いはありませんでしたか?

黒田
迷いというより、「まだ私、仕事できるんだ!」っていう驚きと、30代も40代ももっと楽しむべき!という雑誌のコンセプトに共感しました。復帰に関して幼稚園のママ達にも言ってなかったから「出てたでしょ?」って驚かれて。娘にも話していなかったので、本屋で「ママと似ている人が出ている雑誌が置いてある」って言われたの(笑)。街中で「『JJ』読んでました」と『JJ』に出ていた頃の旧姓で声をかけていただいて嬉しかった。その後、こんなに長くモデルを続けることになるなんて……。ありがたいことに、時代の流れと共に変化する女性の生き方と、私が年を重ねるタイミングがマッチして、ここまでお仕事をさせてもらえているのだと思います。

高垣
私も“働く母”として、等身大に読者さんと時代を共感しながら、今、モデルをしている気がします。

CHIEKO'S History

  • 【2002年創刊号】「40代は2度目の成人式、オシャレして外に出よう!」をキャッチフレーズに創刊。大特集は、『JJ』読者だった時代に夢中になった「ニュートラ」を40代メセンで展開。創刊当初の20年前は、読者の8割が専業主婦でした。
  • 【2003年】「再デビュー」をテーマに、新しいライフスタイルやファッションに挑戦した読者実例が特集に。週3で働く「ちょこキャリ」企画では、スーツやジャケット服がお仕事服のメインに。
  • 【2004年】フラワーアレンジメントやカラーアナリストなど、趣味を仕事にする人が急増。仕事服もカジュアルになり、自由なオシャレを楽しむように。冨田リカさんがトップ読者としてたびたび登場。
  • 【2005年】「40歳になってよかった!今の私が一番キレイ」の9月号大特集が象徴するように、妻、母としてだけでなく一躍「私」が主役に。基本コンサバで、“新しいコンサバ”が特集テーマに。
  • 【2006年】2006年当時、「笑っていいとも!」のレギュラーとしても活躍したチコさん。「40代ならどこでもデニム」の特集が組まれ、デニムが初めて、大人のお出かけ服としての市民権を得ることに。
  • 【2007年】CMやドラマに抜擢とますます活躍の場が広がる中、シングルマザーという選択をして奮闘。「可愛いを諦めないで!」という特集と共に、“大人可愛い”というWORDが登場。

撮影当日は創刊号でチコさんが着た赤の洋服で豪華共演!〈黒田さん〉ワンピース¥82,500(ストラスブルゴ/ストラスブルゴ カスタマーセンター)その他は黒田さん私物〈高垣さん〉ブラウス¥75,900(フォルテ フォルテ/コロネット)パンツ¥14,300(リーバイスⓇ/リーバイ・ストラウス ジャパン)ピアス¥13,200(アンセム フォー ザ センセズ/アマン)インナー/スタイリスト私物

撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY) モデル/黒田知永子、高垣麗子 ヘア・メーク/福沢京子(黒田さん)森 ユキオ〈ROI〉(高垣さん) スタイリスト/池田奈加子(黒田さん)、竹村はま子(高垣さん) 取材/石川 恵 ※情報は2022年12月号掲載時のものです。

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