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バレエ公演の本質を観る、知る、理解する1日

貞松・浜田バレエ団

公演・作品解説・コレクション展を同日開催

貞松・浜田バレエ団は、5月に「バレエ・リュスの世界」を上演します。バレエだけでなく、芸術の歴史においても注目すべき「バレエ・リュス」というバレエ団に焦点をあてた公演です。公演を鑑賞するだけではなく、知的好奇心を持つ大人・子どもに向けて、専門家から演目のポイント解説を聞いたり、貴重なコレクション展示を見学するなど、より豊かな創造力を養うことを目的としています。

リハーサルの様子(貞松・浜田バレエ団)
貞松・浜田バレエ団の今回の公演「バレエ・リュスの世界」では、バレエ・リュスのレパートリーをもとに「レ・シルフィード」「牧神の午後」「ポロヴェッツ人の踊り」の3作品を上演します。それぞれから異なるエネルギーや、バレエ・リュスのエッセンスを感じていただけるラインアップです。開演前の解説講座では、大人と子どもに分かれて、作品解説を聞きます。コレクション展示では、当時の公演プログラムや写真などから、バレエ・リュスの創作意欲を感じ取れる貴重な資料約20点が並びます。

展示予定のコレクションより、ディアギレフ 石の肖像(資料提供:兵庫県立芸術文化センター 薄井憲二バレエ・コレクション)

■「バレエ・リュス」創設者は天才プロデューサー
バレエ・リュスは1909年から1929年まで活動し、世を席巻したバレエ団。この団を創設したのが、天才プロデューサー セルゲイ・ディアギレフです。彼は、バレエ・リュスのスターダンサー兼振付家でもあったニジンスキーの才能をいち早く見出したり、ピカソ、ドビュッシー、シャネルなど、のちに歴史に名を刻む芸術家たちを集結させ作品を世に送り出したりしました。2022年は、セルゲイ・ディアギレフ生誕150年のメモリアルイヤーです。

展示予定のコレクションより、ジョルジュ・バルビエ画「レ・シルフィード」(資料提供:兵庫県立芸術文化センター 薄井憲二バレエ・コレクション)
貞松・浜田バレエ団「バレエ・リュスの世界」
上演日時:2022年5月22日(日) 開演 15:00(開場14:15)
場所:あましんアルカイックホール(兵庫県尼崎市)

関連企画
1.法政大学名誉教授 鈴木晶氏による「事前解説講座」
2.貞松・浜田バレエ学園副学園長 上村未香による「お子さまバレエ・リュス勉強会」
3.兵庫県立芸術文化センター所蔵 薄井憲二バレエ・コレクション展示
4.鈴木晶氏による開演前プレトーク

※マスコミ関係者様のご招待席をご用意しております。お問い合わせ先までご連絡ください。

これまでの事前解説の様子

■鈴木晶(すずき・しょう)
バレエ史研究者。法政大学名誉教授、早稲田大学大学院客員教授。
著書に『ニジンスキー 神の道化』『バレエ誕生』『オペラ座の迷宮』『バレリーナの肖像』他多数。訳書に『ニジンスキーの手記 完全版』、スヘイエン『ディアギレフ 芸術に捧げた生涯』、バックル『ディアギレフ ロシア・バレエ団とその時代』他多数。なお、フロム『愛するということ』をはじめ、心理学関係の著訳書も多数。


■上村未香(うえむら・みか)
貞松・浜田バレエ学園副学園長。1991年貞松・浜田バレエ団に入団。95年「くるみ割り人形」公演で主役デビュー。 以後、古典作品の主役を務める他、 貞松正一郎振付作品、オハッド・ナハリン振付「DANCE」、イリ・キリアン振付「小さな死」など創作作品にも出演。受賞歴に、こうべ全国洋舞コンクール 第2位、全日本バレエコンクール 第3位・IBM賞、兵庫県芸術奨励賞、神戸文化支援基金 Kobe Art Award 2014 大賞など。

■今回上演の3作品について
バレエ・リュス時代の名作から、そのエッセンスを抽出し現代に至る作品まで、歴史を味わう3作品。それぞれの異なる雰囲気をお楽しみください。

「レ・シルフィード」 リハーサルの様子(貞松・浜田バレエ団)
ショパンの調べにのせて幻想的な世界へ 「レ・シルフィード」
別名「ショピニアーナ」とも呼ばれる、ショパンの名曲を用いたバレエ・リュス初期の名作。ストーリーラインはなく、月光の下詩人と妖精たちが美しく舞う姿が描かれています。真っ白なロマンティック・チュチュ(ロングドレスのような衣裳)に軽やかな振付と、まさに「バレエの醍醐味」が詰まっています。

展示予定のコレクションより、レオン・バクスト画「牧神の午後」( 資料提供:兵庫県立芸術文化センター 薄井憲二バレエ・コレクション)
艶やかなロビンス版、洗練された12分間 「牧神の午後」
バレエ・リュスでは1912年にニジンスキーが振付、主演をつとめて初演し、当時賛否両論を呼んだ作品。時を経て、ロビンス版の初演は1953年。作品そのものだけではなく、この間の世界の変化にも思いを寄せていただけるのではないでしょうか。ニジンスキー版とは大きく異なる演出で、魅惑的で繊細な男女の感情を描いたなモダンな作品であり、各国のバレエ団が上演する世界中で人気の近代バレエの演目です。

エキゾチックなバレエ・リュスの名作 「ポロヴェッツ人の踊り」
オペラ「イーゴリ公」のダンスシーンで、激しく力強い、ダイナミックな踊りが特長です。このオペラを作ったロシア人作曲家ボロディンは、このシーンに登場する異なる民族を決して敵対的には描きませんでした。異民族同士が手を取り合うという想いを読み取ることができる作品と言えます。このあたたかな想いを、バレエ団芸術監督である貞松正一郎のエネルギッシュな演出・振付でお届けします。
「ポロヴェッツ人の踊り」リハーサルの様子(貞松・浜田バレエ団)
展示予定のコレクションより、ルートヴィヒ・カイナー画「ポロヴェッツ人の踊り」( 資料提供:兵庫県立芸術文化センター 薄井憲二バレエ・コレクション)
展示予定のコレクションより、ルートヴィヒ・カイナー画「ポロヴェッツ人の踊り」( 資料提供:兵庫県立芸術文化センター 薄井憲二バレエ・コレクション)

展示予定のコレクションより、マリー・ローランサン画「牝鹿」( 資料提供:兵庫県立芸術文化センター 薄井憲二バレエ・コレクション)
展示予定のコレクションより、「牝鹿」( 資料提供:兵庫県立芸術文化センター 薄井憲二バレエ・コレクション)

貞松・浜田バレエ団「バレエ・リュスの世界」
貞松・浜田バレエ団「バレエ・リュスの世界」

●貞松・浜田バレエ団概要
1965年3月結成。神戸を拠点とするバレエ団。
クラシック・バレエを基本に、古典作品と創作作品を活動の両輪に、公演を続けている。これまでの公演総回数は1,000回を超え、兵庫県文化賞、文化庁芸術祭大賞などを受賞。また、地域に根ざした小中高校の視聴覚教育の一環として、1967年よりはじめた学校巡回公演は、700回を超える。バレエ学園でのダンサー育成にも注力し、プリ・ド・ローザンヌ受賞者など、優秀なダンサーを多数輩出する。2022年、団長の貞松融が舞踊芸術の向上発展に寄与した舞踊家に送られる「第70回舞踊芸術賞」を受賞した。

バレエ団の主な受賞:1980年 兵庫県教職員組合文化賞 87年 兵庫県文化賞。91年 神戸市文化賞、月刊「神戸っ子」ブルーメール賞。98年 大阪舞台芸術奨励賞。2002年 神戸新聞平和賞・文化賞。05、11年 文化庁芸術祭大賞。09年 文化庁芸術祭優秀賞。17、18、21年文化庁芸術祭優秀賞。

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