株式会社カヤック
~御成通りから鎌倉のまちの賑わい創出を目指す~
株式会社カヤック(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役 CEO:柳澤大輔、以下当社)は、鎌倉市の御成通りに地域密着型カプセルトイ専門店「御成カプセル」を2022年8月27日(土)にオープンすることをお知らせします。歴史ある鎌倉からイメージした和の温かみが感じられる店舗に、オリジナルカプセルトイ「御成御守」をはじめとする、2万5千種類以上のカプセルトイを揃えています。さらに鎌倉市の「SDGsつながりポイント」を活用した「まちのコイン クルッポ(鎌倉の通貨名)」と連動した企画や、近隣店舗と連携したカプセルトイやイベントなど、本店舗を起点に鎌倉のまちをより楽しむことができる仕掛けを考案中です。観光客の方はもちろん、地元の方も子供を連れて楽しめるスポットとなることで、まちが活気づくことを目指しています。
背景:「御成通りから鎌倉の街を盛り上げたい」
当社は2002年に本社を鎌倉に移して以来、地域ならではの豊かさを実現する「地域資本主義(*1)」を掲げ、地域に根ざした企業を目指し、「まちを応援する」仕組みを考えてきました。例えば、鎌倉で働く人が誰でも利用できる「まちの社員食堂」や豊島屋と共同で企業主導型保育事業「まちの保育園」の運営をしています。今後も当社が得意とするクリエイティビティとコミュニティ形成の力で鎌倉に集まる人と人とのつながりをさらに豊かにしたいと考えています。
一方で鎌倉市では、コロナ禍の影響で観光客(2021年)がコロナ前(2019年)に比べ、約3.5割まで減ってしまっているという状況です(*2)。2022年は大河ドラマの影響もあり、徐々に観光客も増えてきていますが、鶴岡八幡宮や小町通りといったメインの観光スポットがあるエリアと反対に位置する御成通りでは、まだ人通りが以前のように戻ってきていないという状況です。そんな中、当社オフィスがある御成通りからも鎌倉のまちの賑わい創出をしたいという思いで、新たにエンタメ施設としてカプセルトイの店舗をオープンさせることとなりました。観光客の方はもちろん、地元の方も子どもを連れて楽しめるスポットとして利用してもらうことで、御成通りを行き交う人を増やし、まちが活気づくことを目指しています。
*1経済的な豊かさだけを追い求めるのではなく、地域固有の自然や文化、人とのつながりやコミュニティなどといった地域ならではの豊かさにも価値を見出し、促進していくことを目指す。
*2出展:鎌倉市 観光客及び海水浴客数 https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kankou/2020kankokyakusuu.html
コンセプトは「まわる/循環」
「御成カプセル」のコンセプトは、カプセルの形である「球」、カプセルトイマシンで遊ぶ時の動きから連想される「回す」や「円」、さらにカプセルトイの偶然性から「廻る」、「縁」などのキーワードから連想し、「まわる/循環」としました。「御成カプセル」で遊ぶと、鎌倉の経済やアイデアがまわり、新たな循環が生まれてほしいという思いが込められています。
「御成カプセル」の特徴
1 60種類以上のカプセルトイマシン
カプセルトイマシンは60種類以上、カプセルトイは約2万5千種類個以上を取り揃えています。新しいカプセルトイ情報は公式Twitter(@onari_capsule)にて随時発信します。
2 地域と連携したコンテンツ
提供するカプセルトイは、鎌倉のまちならではのユニークなものから、近隣店舗と連携したものまで、鎌倉のまちの魅力をさらに知るきっかけとなるコンテンツを予定しています。第一弾として、オープン時には「御成御守(おなりおまもり)」が登場します。“幸せにおなり”、“金持ちにおなり”、“健康におなり”、“社長におなり”…とさまざまな願い成就がレーザー刻印された御成カプセル特製の木札の御守です。御成通りのシンボルである「御成門」をイメージしたデザインにしています。
さらに、「SDGsつながりポイント」を活用した「まちのコイン クルッポ(鎌倉の通貨名)」との連動企画も予定しています。チェックインでクルッポがもらえるほか、クルッポがもらえる「クルッポ当たりガチャ」も登場予定です。貯まったクルッポは鎌倉市内のローカル体験の参加に使うことができ、鎌倉のまちをさらにディープに楽しむことができます。今後は、鎌倉のおすすめスポットを周る観光ルートをガイドする“観光ガチャ”や、鎌倉市内の他店舗をお得に利用できる“クーポンガチャ”のような、鎌倉のまちなかに足を運びたくなるようなコンテンツも考案中です。
3 鎌倉のまちのイメージを表した和の雰囲気がある店舗
店舗は、鎌倉らしさである「歴史」や「和」のイメージを反映させています。檜の木材や暖簾などを使った温かみのあるデザインにし、ずらりと並んだカプセルトイマシンを柔らかく包み込む空間です。また、コンセプトである「まわる(循環性)」から、丸や球体をモチーフとしたインテリアであることも特徴です。店舗入り口ではカプセル型を模した大きな提灯が、訪れる人をお出迎えします。さらに店舗の設計は御成通りの設計事務所、施工も鎌倉の企業と、地域の人々と連携して店舗をつくりあげました。
4 プラスチックごみの回収を促進する仕掛け
空のカプセルはゴミとして捨てるのではなく、資源として循環できるように回収を促進する仕掛けがあります。利用者がカプセルトイマシンで遊んだ後、店舗内の壁面にカプセルをはめられるようになっており、店舗を彩る装飾として活用し、ポイ捨てや捨てる際の分別の不備を防ぐことを狙いとしています。
店舗設計 建築デザイナー田邉雄之氏 「御成カプセル」に込めた思い
「御成カプセル」は、鎌倉駅西口から海の方角(南側)へ繋がる御成通り商店街に面するカプセルトイショップ。提灯や暖簾、檜格子や円窓、薄っすらと反射する天井の銀箔紙等を用いることで、マシンが並び無機質に見えがちな店舗に対し、古都鎌倉において、和の品格を保ちながらも商店街内で、際立つ存在をつくりだすことを目指しました。
本店舗は元々、眼鏡専門店で約6畳のコンパクトなスペースでした。御成通り商店街は比較的地元の利用客が多い中、近年は海や長谷の大仏への観光ルートとしても利用されているので、道行く人からの視認性を高めることと、内部空間をなるべく広く見せることを目的に、店舗内両サイドの壁面を鏡貼りにしています。向かい合うこの鏡貼りによって、カプセルトイマシンが無限に増殖していくように見える仕掛けです。また鏡貼りの表面に檜格子を設け、中身を取り出して不要になった空きカプセルを楽しみながら格子の隙間に挟むことで回収するシステムとしてデザインしました。さらに格子は両サイドで大きさが異なる円窓によって切り欠いています。遠近法が強調され実際よりも遠く、広く感じられます。
鎌倉を訪れる人、鎌倉に住む人にとって、鏡と格子による不思議な体験や変化する空カプセル回収など、何度でも訪れたくなるようなお店となってくれると嬉しいです。特に地元の子供たちがこの「御成カプセル」によって、かつてスポーツ用品店やおもちゃ屋などがあったときのように、御成通り商店街に足を運ぶきっかけとなってくれることも期待しています。
(田邉雄之建築設計事務所 https://yuji-tanabe.com/)
「御成カプセル」概要
■9/3(土)にオープニングイベントを開催
「御成カプセル」オープンを記念して、9/3(土)にイベントを開催します。
本店舗で利用した空カプセルを、近隣の「まちの社員食堂」内にいるスタッフに渡すと、かき氷を限定で無料プレゼントします。また、鎌倉で開催する「まちのもったいないマーケット」とコラボし、まちの方々からいただいた子どもが喜ぶトレーディングカードや「鎌倉殿の13人 大河ドラマ館」入場招待券があたる福引も開催予定です。さらにカプセルトイをご購入いただいた方には、もれなく鎌倉市のコミュニティ通貨「まちのコイン」を390クルッポ差し上げます。
開催日程
9/3(土) 10:00~18:00
*かき氷プレゼントはお一人様一回限りとさせていただきます。
*かき氷プレゼントはなくなり次第終了する可能性がございます。
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株式会社カヤック
https://www.kayac.com/
固定概念にとらわれない発想力・企画力、形にしていく技術力を強みに、ゲームアプリや広告・Webサイト制作を始め、コミュニティ通貨、移住・関係人口促進など最新テクノロジーとアイデアを掛け合わせた新しい体験をユーザーに提供しています。社員の9割がデザイナーやプログラマーなどのクリエイター人材で「つくる人を増やす」を経営理念に多様性を生かしたユニークな人事制度や経営を行なっています。
設立 2005年1月21日
代表者 代表取締役 柳澤大輔 貝畑政徳 久場智喜
所在地 神奈川県鎌倉市御成町11-8
事業内容 日本的面白コンテンツ事業
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