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地域の関係性からつくるパンとコーヒーのお店「Au Pan & Coffee」9月30日に熊本県・黒川温泉でオープン

株式会社モノサス

株式会社フードハブ・プロジェクトではこれまで徳島県神山町で行ってきた取り組みを活かし、熊本県阿蘇の黒川温泉郷に9月30日にオープンしたパンとコーヒーのお店「Au Pan & Coffee」をプロデュースしています。

「Au Pan & Coffee」は、黒川温泉街に建つ8棟のレストランを中心とした”地域の食のハブ”「Au Kurokawa」の旗艦店。地域の食材を使用したパン、焙煎から手がけるコーヒーや、ナチュラルワインなどの物販を営む19坪の小さなお店です。

横に広い空間のなかには、地元で育った小国杉でつくった大きな棚一面にパンが並びます。その奥では、生地をこねたり、成形したり、焼いたりしているスタッフたちの様子が感じられるお店になりました。

黒川温泉周辺の地域で育てられた素材をおいしく食べる「いつものパン」と、パンに合う「いつものコーヒー」をご用意しています。

30軒の旅館が集まる黒川温泉郷では、浴衣姿で露天風呂めぐりを楽しむことができます。Au Pan & Coffeeも、温泉の情報が集まる風の舎から徒歩圏内。チェックイン前のコーヒーに、湯巡りのあとのおやつに、夜の部屋飲みのお供を探しに、チェックアウトのお土産探しに。ぜひお立ち寄りください。

地域の関係性からつくるパン
「Au Pan & Coffee」で食べられるのは、阿蘇で暮らしている人たちとの出会いからうまれたパンとコーヒーです。


超やわ食パン 630円(税込)「飲める食パン」をコードネームに開発された食パンの黒川バージョン。水を使わず阿蘇のジャージー牛乳だけで仕込み、柔らかさと牛乳の甘みが特徴の食パンが焼き上がりました。牛乳は、黒川温泉郷のみなさんに馴染みのある「山のいぶき」の山吹色のジャージー牛乳を使用しています。

超やわドーナツ 250円(税込)山吹色のジャージー牛乳を使った超やわ食パンの生地を揚げてつくるのが、ふわふわの超やわドーナツ。きび砂糖やシナモンなど、シンプルな味付けをしています。子どもから年配の方まで、幅広い方に頬張っていただけるドーナツができました。自家焙煎したブレンドコーヒーとの相性も抜群です。

あんぱん 270円(税込)あんこを炊いてくれる方を探していたときに出会ったのが、おばあちゃんが地域の方々のために和菓子をつくっていた工房を引き継いだという深百菓(みもか)です。あんぱんに合うあんこの甘さや炊き具合を一緒に調整しながら、開発を進めてきました。

ベーコンエピ 460円(税込)生地で包むベーコンは、菊池市のTONG TONG から届きます。弟さんが豚を育て、お兄さんが加工。素材の味をどう活かすかを考えながら、日々ソーセージやベーコンをつくっています。ブロックで届くショルダーベーコンを不揃いに切って包むことで、ベーコンの食感を楽しんでいただけるパンになりました。

季節のローフ 450円(税込)~その時期に採れる季節の野菜などをたっぷり練り込んでつくるもっちりやわらかいローフ。にんじん、さつまいもから始まり、この後は黒川温泉郷の周辺で育てられている素材を見つけながら、地域の季節を食べてもらえるようなパンになっていきます。

KUROKAWA ONSEN BLEND 550円(税込)店頭ではドリップコーヒーとカフェオレをお楽しみいただけます。「パンに合う(Au)」をコンセプトに自分たちで焙煎しているオリジナブレンドは、豆本来の自然な甘さ、キャラメルやローストアーモンドのような香ばしさがあります。ホットでもアイスでも。毎日飲みたい、いつものコーヒーは、ドーナツとの相性抜群です!


Au Pan & Coffee Opening Popup「北川麦彦 珈琲器会」

Au Pan & Coffeeに入ると、最初に目に入るのが陶器でできたロゴマーク。黒川温泉の近隣に窯を構える北川麦彦さんが、阿蘇の土や植物を素材にしながら、製作してくださいました。
9月30日から10月29日にはオープンを記念して、北川麦彦さんが普段つくっているマグカップが並ぶ、ポップアップイベントを開催します。

植物や野菜、果物から独自の釉薬「自然灰釉」をつくり、阿蘇の土も素材にしながらものづくりをしている北川麦彦さん。店頭に並ぶ、色も形もさまざまなマグカップからは、北川麦彦さん本人が、楽しみながら製作をしていることが感じられます。
パンやコーヒーも、こんなふうに自分の手でいろいろなことを試しながらつくっていきたい。そんな心強い友人の、自由な作品をご購入いただけます。

開催場所:Au Pan & Coffee 内
営業時間: 午前9時~午後5時
定休日: 水曜日・木曜日

北川 麦彦 Mugihiko Kitagawa
熊本県阿蘇郡小国町の自然に囲まれた環境で育ち、幼少期は山や川で遊びながら父親である陶芸家「満願寺窯」の北川八郎の手伝いもしていました。 創作に興味を持ち出したのは高校生になってから。完全にコントロールすることができない「土と火」によって生まれる偶然の美しさ、その偶然を計算しながら創作する陶芸に魅力を感じ始める。
芸術系の短大や雑貨・アパレル会社を経て、再び小国に戻り陶芸の制作を始める。父・八郎の元で修行をして「北川八郎の展示会」に数点ではあるが作品の展示が許されるようになる。徐々に展示数も増えてお客様にも選ばれるようになり、北川麦彦として個展やイベントに出展するまでに至る。 「陶」の意味に相応しい作家を目指して、好奇心旺盛に土へ向き合って創作している。



温泉街の課題と向き合う
日本各地の温泉地では、コロナ禍が明け、インバウンド客数が2019年を超える見通しになるなど、にぎわいが戻ってきています。しかしながら旅館をはじめとする宿泊施設では、人手不足や不規則な勤務体制が大きな課題です。

そのような温泉街の課題に挑むために始まったのが、黒川温泉街に建つ8棟のレストランを中心としたAu Kurokawaです。

Au Pan & Coffeeを含むAu Kurokawaのレストランが、旅館宿泊者の夕食や朝食を提供し、温泉街の”泊食分離”を促すことが、旅館特有の課題の解消につながっていくと考えています。また、この地域で行われてきた”地産地循”の取り組みを促すために、環境に配慮した地元農家の食材を積極的に使用します。こうして温泉街にさまざまな業態の飲食店を増やすことで、お客様が温泉街で食事をする楽しみと選択肢を地域でつくっていきます。

フードハブ・プロジェクトでは、徳島県神山町で地域の方々と関わりながら続けてきたパン屋づくりの経験を活かし、黒川温泉郷でパン屋にできることをともに考え、サポートしていきます。

店舗概要
Au Pan & Coffeeは、小国杉や地元の土と窯で焼いた陶器など、地域の素材を使うことでこの土地の風土を感じる空間になりました。外の芝生やベンチに座り、景観を眺めながら焼きたてのパンやコーヒーをお召し上がりいただけます。

<店舗名>  Au Pan & Coffee (アウパン アンド コーヒー)
<住所>   熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6733-1
<電話>   0967-44-1300
<営業時間> 午前9時~午後5時
<定休日>  水曜日・木曜日
<Instagram> @aupan_coffee https://www.instagram.com/aupan_coffee/

<運営>        株式会社黒川商事、株式会社RETEN
<プロデュース>    株式会社フードハブ・プロジェクト、株式会社モノサス
<設計>        giraffe Associates
<店舗内設計>     ASTER
<デザイン>      OVAL
<コンセプト設計>   福永あずさ
<撮影>        マエダモトツグ.
<エクステリアデザイン>錦戸主税
<立ち上げサポート>  伊藤総研株式会社

<照明デザイン、製作> 有限会社穴井木材工場
<陶器ロゴ製作>    北川麦彦

Au Kurokawa公式サイト https://www.aukurokawa.jp/tou/
Au Kurokawa note https://note.com/au_kurokawa/
Au Kurokawa Instagram https://www.instagram.com/au_kurokawa_official/


黒川温泉
緑ゆたかな山々に囲まれ、三十軒の旅館が集まった熊本県阿蘇郡南小国町の奥地にある黒川温泉郷。季節ごとに表情を変える景観と、入湯手形の露天風呂めぐりでここにしかない世界観をつくりあげ、年間約100万人が訪れる温泉地になりました。

黒川温泉では、わずか直径6km圏内に三十の温泉が寄り添い合うこの地域を、「大きな一つの旅館」に見立てています。 ひとつひとつの旅館は「離れ部屋」。旅館をつなぐ小径は「渡り廊下」。温泉街を彩る豊かな自然は「中庭」。黒川温泉全体がまるで一つの旅館のように、訪れた方々を地域全体のお客さまとしてお迎えし、同じ気持ちでおもてなしする。 一方で、地域で課題を共有し解決していくことで全体の繁栄をめざす。 地域が一つになって持続可能な黒川温泉郷をつくっていくこと。それが「黒川温泉一旅館」 という地域理念です。

黒川温泉 公式サイト https://www.kurokawaonsen.or.jp/

農業法人フードハブ・プロジェクト
フードハブ・プロジェクト(本社:徳島県名西郡神山町、共同代表:白桃薫, 真鍋太一)は神山町の農業を次世代につなぐため、(株)モノサス・神山町役場・神山つなぐ公社が出資し、2016年に設立。「地産地食」を合言葉に、食堂『かま屋』、パンと食料品の『かまパン&ストア』を運営。また地域の学校と連携し、食農教育にも取り組み、2022年3月、食育部門が『NPO法人 まちの食農教育』として独立。2022年から神山町の小中学校の給食運営、2023年から神山まるごと高専の食事も手掛ける。2018年「グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)」受賞。
農業法人 フードハブ・プロジェクト Webサイト http://foodhub.co.jp/


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