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モードとアートの香水瓶―ポワレ、スキャパレッリ、ディオール 芸術と香水瓶のコラボレーション シュルレアリスムの芸術家たちが手がけた香水瓶やメゾンの広告を紹介

ポーラ美術館

ポーラ美術館は、12月15日(日)に開幕する「シュルレアリスムと絵画 ―ダリ、エルンストと日本のシュール」展の関連企画として、「モードとアートの香水瓶―ポワレ、スキャパレッリ、ディオール」展を開催します。香水瓶約80点に絵画、広告等の資料を加え、シュルレアリスムが世界で展開した1920年代から1940年代にかけて制作された香水瓶に焦点を当て、20世紀から現代までの香水瓶の軌跡を辿ります。




左:香水瓶「1925」1925年 ロジーヌ(ポール・ポワレ主宰)
中央:香水瓶 「ショッキング」1937年 スキャパレッリ バカラ社製
(絵画制作だけではなく、舞台衣装や小説など幅広い分野で活躍した女性シュルレアリスト・レオノール・フィニによるデザイン)
右:香水瓶「ディオリン」1963年 クリスチャン・ディオール バカラ社製

開催概要
会  期:2019年12月15日(日)-2020年4月5日(日)*会期中無休
開館時間:9:00-17:00 (最終入館は16:30)
入 館 料:大人1,800円、シニア(65歳以上)1,600円、大学・高校生1,300円、中学生以下は無料
T E L:0460-84-2111
主 催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
協 力:ポーラ文化研究所

展覧会概要
 フランスでは、ファッションデザイナーのポール・ポワレが1908年に創設した香水ブランド「ロジーヌ香水」を発端にオートクチュールメゾンが香水を販売しはじめ、1920年代には各メゾンの世界観を演出するために香りが重要な役割を担うようになりました。多くのメゾンが香りはもちろん、ボトルの形にも工夫を凝らし、時にはルネ・ラリックやシュルレアリストなど同時代の芸術家たちもその造形に携ります。
 本展では、メゾンの世界観を表現した香水瓶を、芸術家たちが手がけた作品を中心にご紹介します。ラウル・デュフィとテキスタイルのデザインなどでコラボレーションしたポワレを起点とし、ダリをはじめとするシュルレアリスムのメンバーと親交を持ち、彼らの前衛的な表現をとり入れたエルザ・スキャッパレッリ、そしてボトルデザインが定番として発表当時から現代まで続いているクリスチャン・ディオール等の香水瓶を展示します。ファッションの新たな表現媒体として発展した香水瓶とアートの出会いを紐解きます。

展覧会構成
■第1章「オートクチュールメゾンによる香水のはじまりと発展」
19世紀後半まで香水は、専門の香水メゾンによって販売されるものでした。しかし20世紀に入ると、オートクチュールメゾンがその世界観を表現する方法として香水を発表するようになります。本章では、現代でも人々を魅了しているオートクチュールメゾンによる香水の歴史のはじまりと発展を紐解きます。また、ポワレを通してファッションとも関わりの深かったデュフィの作品もあわせてご紹介します。
ルネ・ラリック 香水瓶「ダン・ラ・ニュイ(夜中に)」原型制作:1924年、ウォルト
ラウル・デュフィ 《ド-ヴィルの競馬場》 1935-1940年
■第2章「20世紀における香水メゾンの戦略」
19世紀まで上流階級の楽しみだった香水は、19世紀末に開発された合成香料により価格が抑えられ、香りの種類も豊富になったことで幅広く普及します。またボトルの素材も陶器からガラス製のものが一般的になり、技法を凝らしたボトルが制作されるようになりました。本章ではゲランなどの老舗や、20世紀に登場したコティなど新興化粧品メーカーの香水瓶を展示し、より多くの人の手に渡ることを意図した香水メゾンの戦略をご紹介します。
ルネ・ラリック 香水瓶「ミスティ」原型制作:1925年 L. T. ピヴェール
香水瓶「パリ、クリスマス用」1940年頃 コティ
■第3章「モードとシュルレアリスムの出会い」

文学から始まったシュルレアリスムの表現は、やがてモードの世界にも取り入れられます。中でもファッションデザイナーのエルザ・スキャパレッリはサルバドール・ダリやレオノール・フィニらシュルレアリストとのファッションや香水瓶のデザインの協働で話題を集めました。本章ではシュルレアリスムと最も接近したデザイナーであるスキャパレッリの世界観を、香水瓶や商品カタログから見ていきます。

左:香水瓶「スリーピング(眠り)」1938年 スキャッパレッリ バカラ社製
右:雑誌広告「スキャパレッリの香水―ショッキング、サリュ、スリーピング」1940年代

■第4章「戦後から現代へ続く香水瓶」
第二次世界大戦後、パリのモード界に勢いと輝きをもたらしたのが、クリスチャン・ディオールによる華やかなコレクションでした。花を愛したディオールによる香水は、発表当時から現代までほぼ同じ形の香水瓶で販売されています。本章ではディオールに代表される戦後の香水瓶をご紹介するとともに、20世紀に発表され現代でも変わらない形で親しまれている香水瓶の軌跡をご紹介します。
香水瓶「ジオラマ」 1949年 クリスチャン・ディオール
香水瓶「青い時間」1912年 ゲラン

同時開催の企画展:シュルレアリスムと絵画 ―ダリ、エルンストと日本の「シュール」

古賀春江 《白い貝殻》 1932年(昭和7)ポーラ美術館
2019年はシュルレアリスム誕生から100年の節目にあたります。フランスで誕生したシュルレアリスムは、理性を中心とした意識では捉えきれない新しい現実を表現することを目指して始まりました。この100年で変遷を遂げたシュルレアリスムの展開と、フランスから日本、そしてアメリカ、アジアにいたるまでのシュルレアリスムの広がりを約100点の絵画、版画によってたどります。
会期:2019年12月15日(日)~ 2020年4月5日(日)

■ポーラ美術館について
2002 年に神奈川県箱根町に開館。ポーラ創業家二代目の鈴木常司が40 数年間にわたり収集した、西洋絵画、日本の洋画、ガラス工芸、古今東西の化粧道具など総数約 1 万点を収蔵。
・開館時間︓9︓00-17:00(入館は 16︓30 まで)
・休館日︓無休(展示替えのための臨時休館あり)
・所在地︓神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山 1285
・TEL︓0460-84-2111

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