髪を切るにはまだ早いけれど、ダメージも気になるし、雰囲気や気分はそろそろ変えたい。そんな時は”アレンジ”をぜひ取り入れて。手軽にステキになれるまとめ方を、モデル秋本祐希さん、ヘア・メーク川村友子さん、ヘアスタイリストYU-Uさん伝授していただきました!
目次
<秋本祐希さん 伝授!>
<川村友子さん 伝授!>
<YU-Uさん 伝授!>
ルーズカフポニー
テクニック要らずで簡単! 結ぶだけでオシャレなヘアアクセを活用させる
Process
1.もみあげを1カール巻く。根元からしっかり立ち上げるようにカールさせます。
2.顔周りを1カール巻く。コテは26㎜ぐらいの大きめサイズでふんわりさせると◎。
3.ざっくり感が出るように、全体にワックスをつけてほぐし、ラフさを出していきます。
4.まずは耳上から平行線上に髪の毛を取り、ハーフアップのような状態にします。
5.トップのボリュームを出してから、下の毛をハーフアップした毛束にまとめます。
6.パール付きのカフゴムをしっかり巻きつけて、下からカチンとはめこみます。
7.自然にもみあげの毛がおりてこなかったら、5㎜ぐらい耳上から引き出します。
8.衿足の毛を左右5㎜幅ぐらい、出しすぎないように引き出し、ラフさをプラス。
9.結んだところを押さえながら、中心をゆっくり慎重に、1.5㎝ぐらい引き出します。
10.同じようにサイドも、トップよりやや少なめに、左右1㎝ぐらいずつ引き出します。
11.耳上の毛を少しずつゆっくり引き出して、耳の上にかぶせると大人っぽくなります。
12.結んでいるところを押さえて、毛束の真下を5㎜ぐらいの間隔で引き出します。
ちょこんとシニヨン
ボブでしか楽しめない小ぶりで可愛いシニヨンを、アジアンな印象に仕上げる
Process
1.ワックスやオイルなどを根元から揉み込み、少しウエットな下地を作ります。
2.鼻筋の延長線上、顔の中心から分け目を入れて、前髪を左右に寝かせます。
3.その毛を押さえて、手に残ったヘアケア剤で安定させます。
4.ぺたんこになった左右の毛を、手ぐしで分け目を入れるようにざっくりさせます。
5.そのまま後ろまで、手ぐしを通しながらふんわりさせ、ざっくり1本に束ねます。
6.もみあげのところの毛を1㎝ぐらい左右に出してから、耳に沿ってかけます。
7.ひとつにまとめるようにゴムを巻きつけながら、最後の毛を出しきらずシニヨンに。下から少しだけ髪の毛が見えるよう、極小のシニヨンにするのがポイント。
8.シニヨンの根元を押さえながら、中心の毛を1㎝ぐらい、5㎜幅で引き出します。
9.結んだ位置のちょうど真ん中あたりの左右の毛を5㎜ほど慎重に出していきます。
10.耳上の毛を1㎝幅で薄めにつまんで、5㎜ぐらいふんわりと耳にかけカジュアルに。
入れ込みハーフアップ
カジュアル見えするルーズなハーフアップは、大人の休日スタイルに◎
Process
1.後頭部から首すじにかけての中央のくぼんだ「盆の窪」は、髪の毛が崩れにくい場所。
2.サイドの毛を残した耳の延長線上のトップの髪の毛を盆の窪の位置でまとめます。
3.耳の後ろから延長線上に、前後に分けます。前部分が少なくなりすぎないように。
4.サイドの毛をねじりながら、後ろのまとめた髪の毛のゴムに表面から入れ込みます。
5.逆側も同じようにツイストさせながら、後ろにまわしてゴムに入れ込んでいきます。
6.結び目を押さえながら、真ん中の毛を真上に、大胆に2㎝ぐらい引き出します。
7.ツイストした部分を3㎜ぐらいずつ、1㎝間隔で5㎜ほど引き出していきます。
8.耳上のサイドの毛を1.5㎝引き出す。バランスを見て、前は少なめに後ろを多くします。
9.2㎝間隔ぐらいで、毛束感を出すように少しずつつまみながら、スプレーでキープ。
ルーズダブルシニヨン
顔周りもスッキリ。浴衣やパーティにも使える華やかダブルシニヨン
Process
1.オイルを1プッシュ半、手に馴染ませて髪の毛全体につけ、揉み込みます。
2.眉毛のラインで、上の髪の毛をブロッキング。半分を残して上に軽くまとめます。
3.残った下の髪の毛をひとつにまとめて盆の窪の位置でシニヨンを作ります。
4.上の髪で下のシニヨンの上に少しのるようにおだんごを作っていきます。
5.この時、ゴムは2本ずつ重ねて使うのがポイント。重ねることで崩れにくくなります。
6.下で束ねた髪の毛を5㎜ゴムから出しきらないように少し真下に向かって引き出します。
7.上のシニヨンを持ちながら、トップの毛を1.5㎝ふんわり引き出します。
8.左右の表面の毛を1㎝ぐらいずつ引っ張り出してニュアンスをつけていきます。
9.上下の束ねたラインを曖昧にするように、5㎜ほど垂直に少しだけ引き出します。
10.最後に、フロントと、サイドの後れ毛のバランスを整えて少しずつ崩して完成です。
巻かないハーフアップ
時間がない日でもきちんとした印象になる、救世主ヘアスタイル
Process
1.パール1粒大ぐらいのワックスを手に取る。毛量の多い人は、まとまりやすくなります。
2.毛先から揉み込むようにワックスをつける。巻かないので、ここでラフさを出します。
3.眉尻の延長線上ぐらいから、左側の髪の毛を真ん中から指1本ぐらい右に寄せて束ねる。
4.残った右側の髪の毛を結び目にクロスさせて、くるんと上から下に巻きつけていきます。
5.巻きつけた毛束の先を、結んだゴムの下から入れ込んで、ひとつにまとめていきます。
6.結んだ毛先の左右を引っ張り、根元までしっかりと固定。こうすることで、崩れにくく。
7.結んだ左右の髪の毛を、10本ぐらいずつ、バランスを見ながら左右3カ所ずつ引き出す。
8.全体的に5カ所、1㎝ぐらいずつ10本程度を引っ張り出し、その間を4カ所引き出す。
9.最後は結んだところを押さえながら、バランスを見つつ、調整してふんわりと仕上げる。
大人のミドルポニー
手をかけた印象を叶える、無造作で美人見えする下めのポニースタイル
Process
1.全体的に強めに内巻きをしていきます。26㎜のコテなら1.5回転ぐらいが◎。
2.真ん中中心に5カ所、10本ぐらいずつ取り、根元までしっかりと巻いてカールをつける。
3.左右対称に、しっかりカールをつけることで、たくさん巻かなくても巻いた風に。
4.巻いたところを含めて、上部3分の1ぐらいをブロッキングして、残りを結びます。
5.上の毛を左右2つにざっくり分けて、交差させて、下に結んだゴムの下に持っていく。
6.左右の毛はこんなふうに2つに分けます。ゴムの下に持っていき、入れ込んでいきます。
7.まずは耳上のラインを平行に、耳に髪の毛がかぶるように引っ張って出していく。
8.結んでいるところを押さえながら、結んでいる右下と左下を2カ所ずつ引き出す。
9.上部の入れ込んだ髪の毛を、ゆっくりと10本ぐらいずつバランスを見て出していく。
10.コテで強めに巻いたところを引っ張るように、トップを中心に3カ所を引き出す。
11.引き出した髪の毛を、浮かせながら、スプレーを吹きかけて、固定させると長持ち。
◯ 伝授してくれた3人
撮影/嶋野 旭、清藤直樹〈静物分〉メーク/川村友子、YU-U、シバタロウ(P-cott)、SATOMI(cheka.)取材/石川 恵、尾﨑亜佐子、川上桃子、北野法子 ※情報は髪STORY2020 vol.6 掲載時のものです。