サロンカラーと同様の「アルカリ性カラー剤」でつなぐ
アルカリ性カラーは、過酸化水素によって髪のキューティクルを開かせます。 髪の内部からメラニン色素を脱色させて、カラーリング剤を内部に浸透させていく方法。サロンカラーのような仕上がりが期待できます。
Point
Tゾーンにのみカラー剤をつければ、頭皮を傷める心配もありません!
メリット…サロン同様にしっかり染まり、色落ちしません。ホームケアでも2週間は色持ち可能。
デメリット…アレルギー物質のジアミンは、頭皮への負担が大きく、肌トラブルを引き起こす可能性が。
こんな人におススメ!…Tゾーンである、顔周りの生え際や分け目に白髪が出る人に向いています。このタイプは白髪が密集して生えるので、頻繁に染めがち。
〈右〉サロンと同じ白髪染めを再現。¥1,980(ミルボン)〈中〉輝きエッセンスでツヤ髪に。*オープン価格(HFCプレステージジャパン)〈左〉10分の早染めが可能。ビゲン スピーディーカラー クリーム3*オープン価格(ホーユーお客様相談室)
白髪が目立つTゾーンにのみホームケアして、頭皮のダメージを最小限に。白髪を隠せばストレスなく次のサロンカラーまで繋げます。
新人ライター 山崎が体験! サロンと同じアルカリ性のカラー剤でサロンの合間をつなぎました!
2週間に一度ペースのサロンカラーがホームカラーにより1ヵ月に一度で済むように!
新人ライター 山崎智子 45歳
白髪染め歴10年以上。ここ3年は2~3週間に一度サロンで白髪染めをしています。表参道のサロンで全体カラー&カット、ご近所サロンで伸びてきた根元白髪のリタッチのみと使い分けています。
コレを使用
ウェラトーン ツープラスワン クリームタイプ ※オープン価格(HFCプレステージジャパンウエラお客様相談室)
サロンカラーから0Week
サロン技で根本までカバー
生え際にくっきりと白髪が出てきてしまうため、Tゾーンを中心とした生え際は丹念に染めてもらいます。
2Week
根本から白髪がくっきり!
2週間で根元の白髪が目立つように。普段ならこのタイミングでサロンへ行きますが、今回はホームカラーに挑戦!
ホームカラーにトライ!
Tゾーンをしっかりカバー
白髪が目立つTゾーンにのみカラー剤をつけると、見える範囲の白髪はほぼ染まり十分カバーできました。ただ、後頭部など正面から見えない部分は自分で塗るのが難しく、よく見ると染めきれていない箇所も。ホームカラーは「つなぎ」と割り切ればこれも許容範囲。
Process
5Week
根本が色褪せして老け髪に
ホームカラーから2週間経過すると、再び根元の白髪が増え、ホームカラーをした部分は色抜けが目立つように。
サロンへ
根本に加え全体を色調整
ホームカラー剤をワントーン明るい色で根元だけに塗布したことでサロンカラーもスムーズにできました。ホームカラーは色選びと塗り方さえ間違わなければ「つなぎ」として有効です。
撮影/古水 良〈読者・ライター〉、西原秀岳〈静物〉ヘア・メーク/後藤若菜(ROI)、RINA(Tricca代官山)取材/北野法子、奥村千草、松葉恵里、山崎智子、羽生田由香、片岡かこ ※情報は2021年11月号掲載時のものです。