10月24日 シャネル @Blue Cinq Point
もはや来年の春夏新色の発表会もたけなわ。その中から、「CHANEL SPRING/SUMMER 2018 MAKEUP COLLECTION」の発表会レポートです。
今回のテーマは「NEAPOLIS:NEW CITY」、ナポリはシャネル グローバル クリエイティブ メークアップ&カラー デザイナーのルチア ピカさんの故郷だそうです。ナポリの起源は古代ギリシャの植民都市「ネアポリス」。発表会の会場地下には、古代都市ポンペイ、古代ローマ時代からルネサンス期にわたるフレスコ画、ヴェスヴィオ火山などナポリの風景写真がたくさん展示されていました。
こんな壁面のオレンジ色や、火山の上空の色、建築物の天井のグリーンなどなど、多面的な文化を持つナポリを表現する色彩です。
こちらが全製品。
コレクションを見て「あ、さっきの色だ」と思うはず。単に鮮やかだというだけでなく、少し退廃的な雰囲気を感じさせてシックです。フレスコ画のマットな質感まで表現されているのが素敵。現在、そして2018年の空気をまとったモードなアイテムになっています。
中でも注目なのが、リップアイテム。このプードゥル ア レーブル(特別限定品 ¥4,400〈税抜・以下同〉)、左の白い部分が下地、そのあとに右の赤いパウダーをポンポンと重ねていくだけで、流行のマットなグラデーションリップが完成。若い子の流行でしょ? と思っていた方も、大人仕様のシャネルならではの仕上がり、ぜひ試してほしいです。
他に、上段、ルージュ ココ グロス(¥3,600)4色、下段左から、ルージュ アリュール ヴェルヴェット(¥4,200)2色、ルージュ アリュール(¥4,200)2色。写真、切れていてすみません・・・。
そして大人気の、ルージュ アリュール インク(¥4,200)の待望の新色2色。ティント気味につくリップは一般的に濃い色が多いのですが、この薄いキレイな色が見た目どおりに付くシャネルはさすがです。
流行を取り入れたい時は、まずリップからがいいですよ~。大人の冒険心を無理なく発揮できるシャネルなら、洗練された色と質感によって浮いた感じにもならず、ちゃんと“今の顔”になれます。
化粧品個々の魅力もさることながら、コレクションにつきもののテーマを、その製作の発想の源や意図をわかりやすく伝える発表会だったのが、とても良かったと思います。
*発売は特別限定品のレ ヌフ オンブル(アイシャドウ パレット)のみが2018年1月26日で、他はすべて2018年1月5日です。