実は目元以上に年齢を感じさせるのが〝おでこ〟。横ジワや眉間のシワ、生え際が気になって急に前髪を作り始めた人も多いのでは? 目元やほうれい線に気を取られて見落としがちなおでこのケアを、自身もおでこ悩みを持つ本誌ビジュアルライター・能瀬あんなと一緒に学びましょう。
★「おでこ美容」が重要な理由 4つ
教えてくれたのは…
早野實希子さん 薬剤師·内外美容家
サロンLyvolvant主宰。ロンドンの高級メンバーズクラブや五つ星ホテルで高い評価を受け、世界各国のセレブリティから招かれ施術を行う。その経験を綴った『生き抜く人がしている68 の行動』(大和書房)も好評。
<理由1> 脂肪層がない 「おでこ」こそ ケアが必要です 眉間とおでこはそもそも皮膚が薄く、頰などと違って脂肪層がないぶん、重力の影響は受けにくいのですが、表情ジワが刻まれやすい部分。完全に消さなくても、人に警戒心を与えてしまう険のあるシワさえ改善すれば美しく えます。ついシワが寄ってしまう眉間の表情も、普段から意識してほぐしてあげると顔全体の印象が変わります。
<理由2> 「おでこ」や「眉間」は ストレスが表れやすいゾーン ストレスが溜まっていると、ちょっと触っただけで眉間が赤くなるんです。この1年のリモート生活で眉間にストレスが表れている方も増えていますね。ターンオーバーも滞り肌が乾燥するの でますますシワができやすくなるし、脳腸相関といって、胃腸にも影響が出てしまう。赤みのサインが出たらすぐに眉間をほぐしてあげることが大切です。
<理由3>「おでこがキレイな人」 の特徴 おでこがとてもキレイな方は聡明で謙虚な印象。多忙でもメイドさんに横柄な態度をとらず、細かいことにこだわらないからストレスも溜まりにくい。 SNSとの付き合い方も上手ですね。施術中もスマホを手離せない方はいつも肌の深層部がこわばっています。心身ともにバランスの良い生き方がおでこにも表れます。
<理由4> なにげない習慣が「おでこ」を老けさせている! おでこの美しさは生活習慣にも左右されます。たとえば寝転がってスマホを見る、ソファで横になって長時間動画を見る、頰づえもNG。体が歪むとおでこにシワやたるみが出やすくなるんです。仕事でずっと同じ姿勢をとった後は、こまめに頭皮や眉間のコリをほぐすマッサージを習慣にするだけで随分変わりますよ。