水光注射では、剣山のように針が並んだ専用マシンを使います。表皮のすぐ下の真皮と呼ばれる浅い層へ針を刺し、その針から美肌効果の高い薬剤を直接注入する治療です。確実に薬剤が注入されるため、効果が得られやすく、超極細の針（ニードル）による創傷治癒効果もあって、肌再生やコラーゲン増殖効果も期待できるそう！お肌のさまざまな悩みを解決してくれる治療だそうです。

「水光注射は、乾燥をはじめとした年齢肌のあらゆるお悩みに対応します。ハリやツヤの低下、たるみが気になる方や、ニキビやニキビ跡、毛穴の開きを改善したい方、ほうれい線や目の周りのシワっぽさが気になる方、くすみが気になる方のトーンアップにもオススメです。今回は、『CYTOCARE』と言う高濃度ヒアルロン酸とCT50（若返り成分複合体）で構成される薬剤を注入してみましょう。高い抗酸化作用と潤い効果で、お肌にハリツヤがよみがえりますよ」（田中さん）

洗顔をしてからの施術になるので、日焼け止めのみ塗った状態がこちら。毛穴の開きが目立ちます。また、目の下の小ジワが、今にも大ジワになりそうな勢い。これはなんとかせねば…。

比較的痛みを感じにくいという、顎周辺からスタート。もし、痛みを我慢できなかったら、針を刺す深さを0.3mm単位で変えられるのが水光注射のメリット。針を刺して、肌が吸引されることでさらに針が突き刺さる仕組みなのですが、これがなかなか痛い！麻酔クリームが効いているうちにどんどん進めるのが得策です。

途中、田中さんと相談しながら、針の深さを調節しつつ進めていきました。下まぶたのキワまで攻められるのが水光注射の特性なのですが、これがまた痛い（泣）。なので、0.3mmと浅めで打っていただきました。針を深く刺せば刺すほど創傷治癒効果も高いので、できるだけ痛みに耐えて頑張りたいところですが、無理は禁物。その代わり、痛みをそれほど感じなかった法令線部分は、重ね打ちをしていただきました（重ねて打てるかは、薬剤の残量によります）。

施術終了直後は、思わず「なんと…！」と思うほど顔が赤くなっていましたが、クレアクリニックオススメのマスクでクーリングすること10分、肌の赤みがすっと落ち着きました！ プルプル素材のマスクはヒンヤリと肌にフィットして、まさに痛みに耐えたご褒美的存在。

写真左は、施術直後の状態。この状態で帰宅します。この後、通常通り仕事があったので「かなり赤みが目立つな…」と内心思っていましたが、2時間ほどすると右の状態まで落ち着きました！ しかも、この時点で顔の痛みはほぼナシ。当日はメーク・日焼け止めはNGですが、前髪がある人はマスクがあればなんとかなるかも？ ただし、肌に傷ができていてバリア機能が弱まっている状態ですので、清潔を保つようなるべく顔を触らない、髪がかからないようにしたほうがいいかなと思います。

写真左はスキンケアのみのすっぴんの状態です。点状に針痕が目立ちますが、洗顔しても化粧水をつけても目立った痛みもなく、ストレスフリー！ メークもいつも通り行うことができました。私はダーマペンも何回かしたことがあるのですが、ダーマペンは肌の表面がガサガサとかさぶた状になるまで多少痛みがあり、落ち着くまでメークがしにくいのに対し、水光注射はその心配ナシ。ダウンタイムが圧倒的に楽だなと感じました。

写真左は施術2日後の状態。特に目立つ針痕も、メークで簡単に隠れるくらいになりました。そして、右は5日後の状態。すっかりダウンタイムも終え、肌に透明感が生まれたような…!? とにかく、化粧ノリが抜群にいいです。そして、気になっていた目の下の小ジワも、若干目立ちにくくようになったように思います！ 若干ではありますが、この「若干」が見た目年齢に大きく影響するんですよね。