最近、やたらと話題にのぼる「脱脂(クマ取り)」を、皆さんご存知ですか? 顔の中でも、アネフォー(45歳以上)は特に目元が気になるお年頃。美容整形までは挑戦できなくても、脱脂だけはやってみたいという声をよく聞きます。「10歳は若返る!」「人生で一度の施術で完成するらしい」そして、なにより「人生で一番やってよかった施術!」との噂の真相を確かめに、体当たりライター北野法子(49歳)が実際に体験してきました。
これが、目元のシワとたるみが気になるbeforeの私。という訳で、人生初の大冒険となるクマ取りの施術を受けるべく、新しくオープンした「レカルカクリニック表参道」を訪れました。クマ取りすると決めたとは言え、予約した1ヶ月以上前からドキドキが止まりません(笑)。この日は先輩ライターの川上桃子さんが立ち会ってくれると言うので、覚悟を決めていざ出陣。私ったらどんだけ怖がりなんだか……(笑)。
麻酔効果で痛みは感じず!
今日、担当してくださるのは厚田幸子先生。カウンセリングで説明と注意事項を聞きます。眼窩脂肪は薄膜により3つのパーツ(コンパートメント)に分かれているので、右で3箇所、左で3箇所、合計6箇所処理するとのこと。局所麻酔と笑気麻酔を両方するので痛みはないらしい……。お化粧を落とし、ビフォーの写真撮影をして施術台に上がります。看護師さんが、横でずっと赤ちゃんを抱っこする時のように肩をトントンしてくれていたので安心できました。看護師さんの「麻酔でぼ〜っとしてきましたか?」との問いに「いいえ」と答え続ける私に、桃子さんが「のんちゃんはお酒が強いから麻酔が効きにくかもね」と。えっ!!!それは困る!!! 慌てて意識を遠のけようと集中し、施術スタート!
痛みは全くなかったけど、意識はしっかりしているので会話は全部聞こえてきます。施術は目の中の何かを思いっきり引っ張られている感覚。痛みは全く無いけど、引っ張られると「痛い!」と言いたくなるから不思議です。痛くないから、言いませんでしたけどね(笑)。それに、看護師さんが何度も「大丈夫ですか?」と声をかけてくれるので不安もありません。厚田先生が「脂肪が出てくるからどんどん取りたくなるけど、取りすぎると目の下が凹んでしまうから加減が大事なんだよね」とのこと。いやいや、どんな光景なんだろう……。
あっと言う間に施術が終了。取った脂肪を見せてもらいましたが、こんなに脂肪が入っていたの?と驚くほどでした。その日は目の下に圧迫ガーゼを貼って、そのままマスクをして帰宅します。(脂肪の写真があるので、閲覧注意してください)
施術後はサングラスや帽子など、持参した方がいいらしいですが、マスクにサングラスをすると何だか余計に目立つ気がして、私はマスクだけしてそのまま電車に乗って帰宅。大きめのマスクをしたら、ご時世もあって気になりませんよ。そして、さすがにその夜は、ZOOMミーティング以外仕事をセーブしたので、帰宅してゆっくり過ごせました。痛みはなかったけれど、念のため痛み止めを飲んでソファに寝転がりながらゴロゴロしていました。目やにや、少量だけど血の涙も出てきたりして、鏡を見てみたら目の下に内出血が始まった様子。
圧迫ガーゼを貼った様子。目元の下まですっぽり隠れるマスクは必須です!
翌日の撮影もメークで乗り切れた!
翌日は、なんと撮影! しかも私が撮られる側!! ひーーーっ。本当は避けたかったのですが、その日しかスタッフの都合がつかず、後輩ライターに頼まれたのです。明日本当に大丈夫だろうか……。とりあえず3日間はお酒、コンタクト、運動などはN G。次の日からメークは可能と言われていたものの、不安しかない(笑)! 血が巡るから頭を低くしてはいけないということだったので、ヨギボーに寄りかかりながら、半分座ったような体勢でリビングで就寝しました。
写真は、翌日のメークのビフォーアフター。目の下を強く触ってはいけないとうことで、恐る恐るファンデーションをのせました。目の下は内出血して紫になり、なんと言っても目の周り全体の浮腫がひどい……。運転はしても良いということだったので、眼鏡して運転してスタジオへ向かいます。まぁ、普通に生活はできる感じです。撮影はカメラマンに理由を話して「横振りで〜!修正して〜!」とお願いしながら無事に終了(笑)。STORY8月号に掲載される予定ですが、どんな写真になっているかは発売してからのお楽しみにしてください(笑)。
そして、その後の目元といえば……。時間の経過とともに良くなっていきますが、またまた私にとっては試練の変化が起こったのです! その様子は後編へ続きます。
撮影・取材/北野法子