年を重ねると老化にビクビクしたり、新しいコスメを取り入れにくかったり。そんな私たちに向けて美容をとことん楽しむMEGUMI流ポジティブ美容をご紹介します。

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「髪もファスティングすればいいんだ！ 余計なものを取り除くと、自分の力でキレイが底上げできるんだ」。

ダメージ毛で悩んだ末に、たどり着いたのがこの結論！ 顔のスキンケアの延長として、欠かせないのがヘアケア。髪がキレイだと、肌も美しく見えるし、気分も上がりますよね。今月は、行事も多い春に向けて、トータルでキレイになれる究極のケアをお話しします。

カラーリングを繰り返した髪をなんとか救おうと、まずは思い切ってロングヘアをばっさりカット。手始めに、友人から教えてもらったサロンで余分なものを取り去る、デトックスをすることにしました。

そこで教えてもらったのが、普段のシャンプーでは落ち切れていない余分な汚れやカラー剤などの残留物質などをきちんと取り除く”髪ファスティング理論”。シャンプー前にブラッシング、湯洗いをし、頭皮の汚れをしっかりオフ。そして、ムラなくトリートメントをブラシでいきわたらせ、乾かすときには肌同様、髪専用のローションと美容液で保湿。これを繰り返すことで、潤いが復活！　気持ちもグンと上がりました。

そして、ベースの髪が整ったことで、ヘアアレンジも自在に楽しめるように。例えば、女友達とのお出かけの「映えたい日」に、タイトなウエットボブスタイルが決まるようになりました。

一度諦めかけたダメージヘアも元気に復活できたことで、コツコツケアの大切さを再確認。ケアを続けながら、今後はツヤツヤのロングヘアを目指したいと思っています。

普段はナチュラルスタイルがベースですが、シチュエーションによっては、なりたい雰囲気を作りこみたいときも。例えば女友達と会う日は、少しマニッシュな印象の、タイトなウエットヘアはどうでしょう。

抜け感を出したいので、髪の根元にはオイルをつけず、中間から毛先に手ぐしでとかしながらつけるのがポイント。そして、その空気感をいかすために、肌のツヤはあえて控えめに。チークとハイライトをファンデの前に仕込んで、内側からにじみ出るようなツヤ感に仕立てます。口元をオレンジレッドでキリリとまとめたら、やりすぎない〝映え〟が叶います。

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撮影／玉置順子（t.cube）〈人物〉、五十嵐 洋〈静物〉　モデル／MEGUMI　ヘア・メーク／川村友子　スタイリスト／斉藤くみ　取材／立花あゆ ※情報は2023年4月号掲載時のものです。