○桑原亮子さん(41歳) 料理家

表面にレイヤーを入れてつくるふんわり感とは異なり、構築的な立体感を感じさせるのが由良流の〝厚み〟。立ち上がりをつくる土台と、すかない表面の2セクションで構成します。
◯ 教えてくれたのは...Lewes 代表 由良武志さん

<HOW TO>
①セクション1を土台としてカット

全体をセクション1と2に分け、厚みを感じさせるための土台づくりとして1をカット。表面の髪とはつながりを持たせず、短めにカットします。
②セクション2を1に被せる

1でつくった土台に被せる表面の髪には削ぎを入れ過ぎず、ツヤ感を意識。すかないことで、土台からの立ち上がりを受けやすく構築を感じられます。
③前髪もセクション ごとにカット

前髪もセクションに分けて厚みを構築。髪をかき分けたときに、どこに毛束が落ちるかを計算して、セクションごとの毛の分量を調整します。
◇ 由良流〝女らしさ〟の出し方は毛先にあり
もみあげに動きをつくって横顔にも奥行きを

もみあげはうぶ毛の延長上と捉えて、女性らしさが出せる部分。毛先をシャープにすると立体感がアップ。
首筋に沿う縦カットで毛流れを柔らかく

うねりの出やすい衿足は毛流れと分量をレイヤーで調整。首筋に沿わせると、首をほっそり見せてくれる効果があり、後ろ姿にもしなやかさが。
撮影/山口陽平(VENTO) メーク/柿田かなえ(LEVRE)、川岸ゆかり(Luck.) 取材/八尾美奈子 着用アイテムは本人私物 ※情報は2023年3月号掲載時のものです。