数々の女性誌で長年活躍している美容ジャーナリスト・齋藤薫さんが、STORY読者の悩みに寄り添うQ&A連載。体の変化が目に見えて表れはじめ、不安や悩みも増えてくる40代に、美の先輩からの叡智をお届けします！
★ 年末年始、老け見えする人がいるのはなぜ？
★ 決め手は、細胞エネルギー活性！ すべての底上げは、ミトコンドリア美容にあり！
★ ついに現実になった「細胞ケア」の最終ゴールこそ、ミトコンドリア美容。
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お悩み：【年末年始に加速する老け見え】
年末年始、老け見えする人がいるのはなぜ？
ふだん頑張っている人ほど、まるで測ったように休暇に入ったとたん体調を崩しがち。
肌も急に荒れたりして。これって一体なぜなのだろう。
単純に考えれば、無理して頑張っているからこそ、明日から頑張らなくていいと思うと突然、タガが外れたように溜まりに溜まったストレスが体と肌に一気に出てくる現象。真面目な人ほど必死でブレーキを踏んでいるから、ダメージもドカンと来るということ。結局のところ、本来がストレスを解消するべき休暇が休暇にならず、ただただ寝込むことになってしまう。
だから年末年始、なんだか毎年のように調子が悪い、肌荒れしてる、そんな人が少なくないのかもしれない。体調も優れず肌も荒れていたら、老け見えして当然。どちらかならまだしも、両方不調になった後は、顔印象まで変わる事は避けられないのだ。人と会う機会も多くなる時なのに。そして休み明けは、やつれた顔で出かけなければいけなくなる。リフレッシュしたはずが、何歳分か老けて見えるとしたら、悲しいこと。
そうした悪しきパターンを繰り返さない方法って無いものか？
決め手は、細胞エネルギー活性！ すべての底上げは、ミトコンドリア美容にあり！
ともかく休みのたびに老けていく、休み明けほどやつれてる………正直、そのたびに慌てて何かしても問題は解決しない。それこそ根本から立ち直らせないと、結局同じことを繰り返すだけ。だから今こそお勧めしたいのが、ずばりミトコンドリア美容！
ミトコンドリアとは、体内に37兆個もある細胞一つ一つの中に、それぞれ数千個ずつあると言われる細胞小器官。あらゆる生命活動に必要なエネルギーATPを作るという、とんでもなく重要な役割を果たしていることから、「細胞エネルギー工場」とも呼ばれるもの。
そして、この細胞エネルギーが作られなければ、人間は生きていけない。筋肉はもちろん心臓から脳まですべての機能が働くなくなるからだ。ミトコンドリアがどれほど大切かがわかるはず。
つまりこれを活性させるミトコンドリア美容こそが、究極のエイジングケアであると考えてほしい。そして、こうした休暇ごとの体と肌の落ち込みをもたらさない鍵こそ、ミトコンドリアにあることを知って欲しいのだ。
その一方でミトコンドリアは、酸化ストレスから引き起こされる老化の最大原因、「活性酸素」の発生も防いでくれるから、ともかく老化を総合的に防いでくれる絶対の鍵と言えるわけだが、美容においても、本当の意味での”肌の底上げ”とはこのこと。トラブルにいちいち対処しなくても、ミトコンドリア美容が先回りして事前に防いでくれるわけで、疲れが一気に溜まって”やつれ見え”することもない、もちろん”老け見え”することも。
ついに現実になった「細胞ケア」の最終ゴールこそ、ミトコンドリア美容。
かくして、今すぐにでもミトコンドリア美容を始めたいわけだけれど、これまではそれがなかなかに難しかった。「細胞ケア」という言葉は、それこそ昭和の時代からあったけれど、その意味は広く、今思えば間接的な働きかけがほとんどだったと言ってもいい。
言い換えればミトコンドリア美容こそが本正真正銘、本物の「細胞ケア」と言える大きなゴール。「老化細胞除去」も1つの究極だけれども、それに等しい働きをすると考えてもらっていい。
そういう意味では、難易度が非常に高く、サプリメントではすでに可能であったものの、化粧品によって直接的にミトコンドリアに働きかける方法は、各社が研究してきてもなかなか形にならなかった。それが幸い今、一気に花開くように、現実のものになってきたのだ。
ストーリー世代は本当にラッキー。本格的な衰えを迎えるそのタイミングで、こういうものが十分に間に合ってしまったのだから。ともかく塗ればいい、飲めばいい、それだけで細胞エネルギー工場が活性化し、どんどん新しい美しさを生み出してくれる時代。
はっきり言って、これは従来のエイジングケアとは違う、細胞エネルギーそのものを高めるのは、若い頃のパワーと機能を目覚めさせることに等しく、まさに本当の意味の若返りと言っても良いレベル。それが今、すぐ手に入る時代になったなんて、本当に感慨深い。
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ドモホルンリンクル 基本4点 （2026年1月リニューアル）
（左から）保湿液 120mL ¥5,500［約60日分］、美活肌エキス【医薬部外品】30mL ¥11,000［約60日分］、クリーム20【医薬部外品】30g ¥14,300［約60日分］、保護乳液 100mL ¥5,500［約70日分］／再春館製薬所
今、ミトコンドリアに最も直接的に働きかけるのが最新のドモホルンリンクル
30年以上前から、今のトレンドである「肌体力を高めるスキンケア」を訴えて、時代と共に進化し続けてきたドモホルンリンクルが、今年”基本4点”を改めて大きく進化させた。長年のミトコンドリア研究から行き着いたのが、ミトコンドリア新生に関わるタンパク質「TFAM」。それを増やしていくアプローチはズバリ、これまでで最も直接的なミトコンドリア美容と言って良いもの。まさに正真正銘”肌の底上げ”で肌体力を爆上げし、肌トラブルが出る前に先回りして肌の力で跳ね返すから、特別なトラブルケアが要らないのがドモホルンリンクルの何よりの魅力なのだ。
基本4点も他にはない4ステップで、それぞれ異なる役割を持ってきちんと仕事をするから、本来ならば4点一緒に始めるべきだが、やっぱり一品から始めたいと言うならば、今回は美活肌エキスから始めて欲しい。ミトコンドリア美容のスターターとして最適な一品だから。
エリクシール デーケアレボリューション(ミトケアエッセンス配合)
（左）エリクシール デーケアレボリューション ブライトニング ba【医薬部外品】 SPF35 PA++++ 35mL ¥3,740、エリクシール デーケアレボリューション +ba【医薬部外品】 SPF50+ PA++++ ¥3,410／エリクシール（資生堂）
ミトコンドリアの紫外線ダメージをなかったことにするスーパーマルチな1本
さて、”細胞エネルギー工場”であるミトコンドリアが紫外線ダメージを受けるとどうなるか？ じつは細胞の炎症が一気に広がり、コラーゲンが損傷を受ける。逆に言えばミトコンドリアが傷つくからこそ人は衰えるわけで、まずこの元の原因を断ち切りつつ、ダメージを回復させようとするのが、資生堂独自のミトケアエッセンス。
これは紫外線ダメージをなかったことにする細胞内浄化システム“オルタナティブオートファジー”。年齢を重ねるほどに働きが低下するこの機能を活性化する未来系成分なのだ。
そしてこのミトケアエッセンスを配合したのが、7年連続UV乳液売り上げNo.1を記録するエリクシールのデーケアレボリューション。なんと発売約1ヵ月で累計出荷本数170万本突破した。乳液・化粧下地・プロテクターの３つの効果を凝縮させ、1本で大人肌に透明感やハリ、ふっくらした柔らかさまでもたらす上に、先進のミトコンドリア美容！ このみずみずしくなめらかな最高カット機能のUVケアの中に、そんな先進性が搭載されているなんて！なのに信じられないこの価格！ まさにこれ1本あれば！の1本である。
ディオール カプチュール ル セラム
50mL ¥23,320／パルファン・クリスチャン・ディオール
酸素がなければミトコンドリアも働かない。
だから究極の酸素運搬美容がすごい
ディオールを象徴する美容液、ル セラムもまたミトコンドリア美容の最前線に立つ一品。
人は酸素がなければ生きられないのと同じように、細胞もまた酸素がなければ機能を果たせなくなってしまう。どういうことかと言えば、細胞エネルギーを生むミトコンドリアが呼吸不全となると、酸素不足によって、免疫細胞の活動力がたちまち低下。ダメージに対する抵抗力がなくなって肌はどんどん衰え、肌の再生機能とコラーゲン生成が低下することが明らかに。ミトコンドリアが存分に酸素呼吸できてこそ、細胞は自ら若さをつくれるし、老化防止の絶対の決め手となるのだ。幹細胞研究20年以上。1986年、世界で初めてリポソームを化粧品に採用した初代カプチュール以来、ずっと進化し続けた歴史がこの一品に凝縮されている。
カネカ 還元型コエンザイムQ10
わたしのチカラ® BEAUTYFLY® ex【機能性表示食品】60粒［約30日分］¥4,900／カネカユアヘルスケア
コエンザイムQ10は、ミトコンドリアでエネルギー産生をサポートする成分として広く知られているけれど、サプリによるコエンザイムQ10のスペシャリストといえるのが、このカネカ。コエンザイムQ10研究を牽引し、ミトコンドリア活性こそ人がいきいきと生活し、健康的に暮らす上で最も重要である事を早くから訴えてきた。
ミトコンドリア美容の基本はまずはサプリ。選び方のポイントは｢酸化型コエンザイムQ10 ｣ と｢還元型コエンザイムQ10｣があることを認識し、体内で効率よく吸収されダイレクトに働く「還元型」を選ぶこと。ビタミンCやビタミンE、抗酸化作用を持つアスタキサンチンを配合し、飲みやすく、続けやすい価格であるのも大きな魅力。
カネカヘルスケア 0120-438-910
再春館製薬所 0120-444-444
パルファン・クリスチャン・ディオール 03-3239-0618
写真／光文社写真室 イラスト／MAKOTO 取材／沢亜希子
