読者さんやスタッフから「どこのか知りたい」という声が多いはま子さんの私服。
聞いてみると意外にもコスパブランド! あの大量の服の中からどうやって素敵な1枚を探し出すのか
お買物に同行しその答えを探りました。
<竹村はま子さん>
STORYの表紙も手掛ける女性誌で絶大な人気の同世代スタイリスト。古い物と新しい物、HIGHTとLOWをMIXする技やベーシックを軸に鮮度抜群のスタイルが常に注目の的。
★スタイリスト・竹村はま子さんの「コスパ服選びのルール3」
<ルール1> トレンド服こそコスパで探します!
回転が早い分、流行服が充実しているから、今日の服が気に入らないとき、買ってスグ着替えることも! おじさん風のチェック柄コートは今っぽさ抜群。長い目で見ず、今の気分を重視。
▶パーカ…ボトムス次第でサイズ感を変えるとキマります。
▶サテン素材…冬ニットに合わせやすくレイヤードしやすい!
▶ゴツめブーツ…ワンピやスカートが被る長め丈で重めが可愛い。
▶ジャケットコート…シルエットが大きめでおじさんぽい形に注目。
<ルール2> 必ず試着!
「アイテム次第でジャストかゆるめに着るか、より今っぽく見えるサイズを数サイズ着比べ、肩や丈感などをチェック。流行服は形が大切なので、お直しが必要なものは選びません。」
<ルール3> 高見えのカギはリボンやボタンなど付属品にこだわること!
「ジッパーやボタン、靴底や質感などのパーツもしっかりチェック。ここに安っぽさが出てきがち。若いコの服もある店では、40代は細部にこだわって探すのがプチプラで失敗しない秘訣。」
★<コスパブランド1> ZARA
ZARA's Rule:靴のチェックは毎回欠かさず!
「靴は消耗品だから安い方が嬉しい。ZARAの靴は歩きやすいしトレンド感もあってとても優秀! 何足も持っています。ベーシックな靴より今っぽさのある靴を必ずチェックしています。」
◯ はま子さんが選んだのはこれ!
今年は重たいゴツめのブーツを乙女なサテンワンピースに合わせて真逆な雰囲気を楽しむのが気分。黒コーデがミルキーピンクで軽快で柔らかな印象に。
★<コスパブランド2> H&M
H&M's Rule:ヘアアクセやポーチ、茶目っ気たっぷりな雑貨こそコスパで探すべし!
「キラキラふわふわしたポップな雑貨が揃っていて気軽な値段で気分をあげてくれます。大人のバッグの中から遊び心のあるものが出てくるとコミュニケーションのきっかけにもなるんです。」
◯ はま子さんが選んだのはこれ!
短めの花柄ワンピースにロングブーツを合わせたい。ヘアピンをつけてちょっぴりクラシカルなムードでキャラ変を楽しむことも。
★<コスパブランド3> niko and ...
niko and ...'s Rule:モールにあるブランドこそメンズアイテムをチェックして!
「今っぽいシルエットになるサイズ感や丈感を選びやすいメンズアイテム。息子と共有できるし、野球観戦にも重宝。アウトドアシーンにもオシャレに着られる服が見つかります。」
◯ はま子さんが選んだのはこれ!
ともするとほっこりになりがちなカジュアルコートはシャツやきっちりアイテムと合わせると締まります。レイヤードで立体感を。
撮影/中田陽子(MAETTICO)〈人物〉、清藤直樹〈静物〉 ヘア・メーク/高山ジュン(nude.) スタイリスト/竹村はま子 取材/小仲志帆 ※情報は2021年2月号掲載時のものです。