あんなに好きだったシンプルな服も、45歳を過ぎたころから「あれ? なんだか持たない」そう感じるように。さらに薄着の季節も手伝ってサラッとしすぎてどこか物足りない……。そんな夏こそ「盛り」を味方に! アネフォー的、オシャレの盛り上げ方を考えました。
★ 正しい「盛り方」って?
シンプルすぎると間が持たなくなるアネフォー世代。どんなに暑くてもTシャツ一枚やシンプルワンピだけだと心許なくなってきます。
そこで”盛り”が必要になりますが、あれもこれも盛ると逆にイタさに繫がるので盛りは1カ所に。「今日の主役はココ」と狙いを定めることが大事です。
(スタイリスト竹村はま子さん)
★ ブラウスはディテールを盛る!
<スリーブ盛り>
肩線を内側に施した 今旬「パフスリーブ」
袖の位置をやや内側に施し、綿×麻のパリッとした素材感で袖のふんわり感がしっかり立つから、コンサバすぎず、大人の意思あるSWEETスタイルが完成します。お値段以上の高見え感で売り切れ必至なので急いでGetして。
ブラウス¥16,500(ルージュ・ヴィフ/ルージュ・ヴィフ ラクレ ルミネ新宿店)パンツ¥20,900(エンフォルド)バッグ¥20,900(バグマティ/エレメントルール カスタマーサービス)
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パフスリーブはほんのり長め、肘にかかるくらいの袖丈感がより大人っぽく着られる選びのコツ。
〈右から〉ドットブラウス¥28,600(SHE Tokyo/ESTEEM PRESS)ホワイトブラウス¥23,100(ロートレアモン デュクラス)ブルーブラウス¥25,300(カデュネ)
<ヘム盛り>
キルティングのコンビデザインで甘モードに寄せて
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〈右〉バックがボリューミーなヘム使い。フロントにはメリハリ感のある細ラインが。ブラウス¥27,500(ラム・シェ/ブランドニュース)〈左〉リピーターの多い名品。ブラウス¥24,200(ツル バイ マリコ オイカワ)
<スクエアカラー盛り>
流行の〝衿盛り〟はスクエアを 選んで直線ラインを味方に
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〈右〉甘党読者さんに人気のyoriの大人ライン、〝shirocon〟の繊細なケープタイプ。ブラウス¥41,800(yori)〈左〉人気スタイリスト安西こずえさんとのコラボアイテム。衿は取り外し可。ブラウス¥18,700(マイストラーダ)
★ Tシャツ・カットソーは女っぽさを盛る!
<ツヤ盛り>
シルクの光沢感でTシャツスタイルに色香を足して
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〈右から〉大人のカラダをキレイに見せる小技が集結した一枚。Tシャツ¥4,400(crie conforto/バロックジャパンリミテッド)一枚で着映える今っぽいシルエット。Tシャツ¥15,400(エッセン.ロートレアモン)シャリ感のある機能性素材。Tシャツ¥11,000(ノーク)リッチ見えは鉄板。大ヒットの洗えるシルクシリーズ。Tシャツ¥26,400(カオス/カオス丸の内)
<スリット盛り>
抜け感もメリハリ感も足せる〝ラウンドヘム〟が大人の味方
★ スカートは生地感を盛る!
ハンサムジレ╳スカートの新鮮&最旬バランス
やわらかい印象をキープできるクリームイエロー。ジレ合わせの甘×辛スタイルで。
スカート※甘ブラウスとのセットアップ販売¥27,500(カデュネ)ジレ¥41,800(エッセン.ロートレアモン)タンクトップ¥9,350(トラディショナル ウェザーウェア/トラディショナル ウェザーウェア 青山店)バッグ¥24,200※8月発売予定(TODAYFUL/LIFE’s 代官山店)サンダル¥12,100(アングリッド)ブレスレット¥2,200〈シースキー〉ピアス¥25,300〈ドーラ〉(ともにロードス)
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〈上・中〉スカート専門ブランドとしてデビュー後、たちまちスカート派を虜にしたブランド。スカート各¥42,900(ともにSHE Tokyo/ESTEEM PRESS)〈下〉カジュアル派にも定評のある5年使えるATONのフレア。スカート¥53,900(エイトン/エイトン青山)
撮影/西崎博哉(MOUSTACHE)〈人物〉、小林美菜子〈静物〉 モデル/美香 ヘア・メーク/MAKI スタイリスト/竹村はま子 取材/石川 恵 ※情報は2021年8月号掲載時のものです。