<DUNOのダウンジャケット>
今年のコートはダウン、と決めている友人がたくさんいます。友人、と言っても、スタイリストやエディター、モデルなど――ある意味、「おしゃれのプロ」なので、「この気分」はきっと小さな流行になるのだろうな、と確信しています。
かくいう私もそう。暖かくて軽くて、カジュアルで。着ていてストレスがない服、というのはこんなにも冬の日常を楽しくしてくれるのですね。
昨年買った、イタリアのブランド、DUNOのダウンジャケットが教えてくれたので、今年も頼ろうと思っています。早速購入したのが、引き続きDUNOのミドル丈。去年たくさん着た一着は、少しシャイニーな素材の黒だったから、今年は、セミマットで淡いサーモンピンクを。
例えばかなり穿きこんだ明るいブルーのデニムや、スポーティな真っ白のカットソータートルやスウェットに合わせたい。甘くエレガントに、というよりは、あくまでラフに軽やかにスタイリングする予定。大学生の長女や10歳の末娘がMVをずっと流している、韓国アイドルみたいに(笑)。
淡い色は野暮ったく見える?
いえいえ、DUNOなら大丈夫。ボディラインをシャープに見せるスクエアのダウンパック、絶妙な衿の立ち上がり。少しコクーンのシルエットと袖に施された斜めに走るステッチ、淡色なのに「細見え」は確実です!
撮影/佐藤 彩 スタイリスト・取材/大草直子 ※情報は2021年11月号掲載時のものです。