本誌でもお馴染みの「顔タイプ診断」。8つの顔の特徴を軸に似合うテイストが理論的にわかるのでファッション迷子の救世主。でも全身を理論で埋め尽くすと年齢的にキツイかも? という顔タイプとファッションのバランスで逆に迷走しがちなSTORY世代。特にその傾向のある4タイプ絞り、「顔タイプ」と「流行」の落としどころを探ります!
STORYライター兼顔タイプ診断アドバイザーの小仲志帆が証言
服と外見のイメージは合っているのに甘すぎたり、今時に見えなかったり。そこは軸はぶらさずに流行やヘルシー要素を取り入れて解決。自分の魅力を発揮し旬な着こなしを楽しめます。
★Feminine type
CASE 1 淡い色を着るとあざとく見える
阿部円香さん(37歳 身長:161cm) キネシオロジスト
パーソナルカラーがサマーなので淡い色専門。服のデザインも甘いので、「優しそう」という以外に、自分では意識していないのに「女っぽさ」を前面に出してる感じになってしまう。
ANSWER くすみパステルを選べば あざとさは弱まる!
旬のざっくりニットも甘いパステルよりグレイッシュな色にするだけでオシャレ優先の嫌みのない甘さに。全体をソフトエレガントに寄せるのが鍵。
ニット¥7,700(rienda/バロックジャパンリミテッド)スカート¥25,850(アンクレイヴ)バッグ¥19,250(ノマディス/ノーベルバ)ブーツ¥52,800(ペレテルノ/エテルノ)イヤリング¥8,800(ジュエッテ)バングル¥72,600(e.m./e.m.表参道店)リング¥9,900(イン ムード/フォーティーン ショールーム)
Variation
〈上から〉ドロップショルダーとバックロングのシルエットが全体的に曲線を生む落ち着きのあるブルー。ニット¥37,400(チノ/モールド)丸みを帯びたリブのクルーネック。優しいライトパープルが魅力を引き出します。ニット¥19,800(デミー バイデミリー/RHC ロンハーマン)肩ギャザーでふんわりパフスリーブの女性らしさは得意なデザイン。ニュアンスのあるグリーンが今っぽさをアップ。ニット¥14,960(アンクレイヴ)
Moreover. さらにジョグパンツでエッジーさをプラス
ジョグパンツでカジュアルな要素を入れることで今っぽいクールカジュアル寄りに。
パンツ¥9,680(リー/リー・ジャパン カスタマーサービス)ニット¥22,700(ELENDEEK )バッグ¥30,000(アニタ ビラルディ/CPR TOKYO) パンプス¥31,900(ファビオ ルスコーニ/ファビオ ルスコーニジェイアール名古屋タカシマヤ店)イヤリング¥3,410(mimi33/サンポークリエイト)ネックレス¥14,300(ジュエッテ)バングル¥18,920(ソコ/ZUTTOHOLIC)
Variation
〈上から〉白のジョグパンツはスウェット素材ではなく落ち感のあるシャリッとした素材がフェミニンさんにオススメ。パンツ¥18,700(ルーニィ)やや光沢のあるキャメルでエレガントな要素もあるので得意の甘めのトップスにも合わせやすい。パンツ¥17,600(ミューニック/ピーチ)
CASE 2 流行のフリルやレースが ただの「いい人見え」
宮本倫子さん(48歳 身長:163.5cm) 主婦
「キレイめコーデ」が基本なので、トレンドの盛りブラウスを投入してもはまりすぎて遊びがなく、ファッションではいつも「ちゃんとした人」に陥りがち。なぜか新鮮さが出せず普通に。
ANSWER 直線の入ったラッフルフリルでシャープさをプラス
縦ラインを感じるフリルで曲線の甘可愛い要素を軽減。パンツ合わせですっきりさせソフエレ寄りにすると洗練されたフェミニンに。
ブラウス¥19,800(デミルクス ビームス/ビームス ハウス丸の内)パンツ¥24,200(エンフォルド)バッグ¥5,940(カシュカシュ/アンビリオン)イヤリング¥1,870(ゴールディ)バングル¥7,480文字バングル¥6,380(ともにバーセルフ)フラワーリング¥352,000リング¥247,500(ともにマリハ)
Variation
〈上から時計回り〉得意ではないハリ素材でマニッシュなグレーでもフリルがあるので安心。ブラウス¥16,500(アプワイザー・リッシェ/アプワイザー・リッシェ プレスルーム)魅力を引き出すとろみ素材で控えめなフリルの微糖ブラウス¥17,600(ユナイテッドアローズ/ユナイテッドアローズ 新宿店)大人顔に似合う上品なネイビーならスカーと合わせも甘くなりすぎない。ブラウス¥28,600(エストネーション/エストネーション)
Moreover. さらにVを生かしたニットベストでレイヤードも完璧
直線のベストをラッフルの曲線がカバー。金ボタンベストは華やかなエレガントに。
ニットベスト¥33,000(エストネーション)ブラウス¥19,800(ディーネロ/フィルム)パンツ¥29,700(コグザ ビッグスモーク)/エストネーション)バッグ¥13,200(フィオレッリ/ティースクエア プレスルーム)パンプス¥29,700(銀座かねまつ/銀座かねまつ6丁目本店)イヤリング¥8,800(プティローブノアー) ブレスレット¥22,000(フォークバイエヌ/UTS PR)
Variation
〈上から〉背中側がとろみの異素材ミックスでクール要素のあるニットベスト¥38,500(エリン/クルーズ)オフホワイトの柔らかさが直線の強さをフォロー。フェミニンタイプも使いやすい。ニットベスト¥35,200(イレーヴ)
★Cute type
CASE 3 ガーリーが年齢的にイタい
播田亜希子さん(46歳 身長:164cm) 主婦
元CAで鍛えられ芯は強いのですが顔が童顔なので若めの服を着るとPTAやパート先で頼りなく思われがち。キュートすぎる服は、息子たちにも「年考えろ」って怒られちゃいます。
ANSWER キルティングスカートが強力な味方になる
魅力を引き出す主役のスカートにシンプルニットで大人が似合うガーリーに。
スカート¥15,400(カロリナ グレイサー/ビームス 公式オンラインショップ)ニット¥16,500(デミルクス ビームス/ビームス ハウス 丸の内)バッグ¥4,950(キャセリーニ/キャセリーニ)フラットシューズ¥30,800(プリティ・バレリーナ/F.E.N.)ピアス¥18,700(CHAN LUU/CHAN LUU JAPAN SHOWROOM)パールネックレス¥2,860(アネモネ/サンポークリエイト)2連ネックレス¥22,000(マリハ)バングル¥11,000(プラス ヴァンドーム/プラス ヴァンドーム ジェイアール名古屋タカシマヤ店)
Variation
〈上から〉光沢で立体的。ミモレ丈で使いやすい。スカート¥16,500(CELFORD)迫力のあるボリューム感。スカート¥86,900(マディソンブルー/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)甘さ控えめなベージュ。スカート¥39,600(アンスリード/アンスリード青山店)
★Elegant type
CASE 4 派手が悪目立ちして時代錯誤に
久保田明日香さん(40歳 身長:165cm) 主婦
顔立ちのせいなのか毛足の長いファーに華やかスカートのようなコーデをすると「銀座のママ」のような風格になるので近寄りがたいと言われます。
ANSWER ファーをボアにすればヘルシー感が加速
ボアのカジュアル感で迫力を軽減。鮮やかパンツでコントラストを出して華やかさはキープ。
ロングジレ¥50,600(ヴェニット/シップス グランフロント大阪店)ニット¥19,000(N.O.R.C/N.O.R.C)パンツ¥11,000(プールスタジオアリヴィエ)バッグ¥14,850(ダイアナ/ダイアナ 銀座本店)パンプス¥25,300(銀座かねまつ/銀座かねまつ6丁目本店)ピアス¥4,320(アビステ)ブレスレット¥9,130(エイチアッシュ/フォーティーン ショールーム)リング¥63,800(マリハ)
Variation
〈右から〉ヒップが隠れる丈のグレージレ¥29,920(ザ・リラクス/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)上品ベージュのリバーシブルブルゾン¥29,700(ELENDEEK)クールにも着られる柔らかなエコシープブルゾン¥60,500(ウーフウェア/ティースクエア プレスルーム)
★Cool type
CASE 5 オシャレしても「仕事」? って聞かれる
大野みかさん(41歳 身長:167cm) エステサロン勤務
辛口が好きなので、好みと似合う服は合致しているのですが、ファッションとしてジャケットを着ても必要以上にカチッとして見えるせいか、「今日、何かある日?」と聞かれ凹みます。
ANSWER ビッグシルエットのVネックカーデでカジュアル感を出す
ジャケットの生真面目さをラフなカーデにシフトで今っぽいクールカジュアルに。
カーディガン¥47,300(アンフィル/シップス 二子玉川店)Tシャツ¥6,600(フレーバーティー/ゲストリスト)パンツ¥20,900(THE SHIN ZONE/ Shinzone LUMINE SHINJUKU)バッグ¥18,700(HASHIBAMI/コレクト)ローファー¥5,990(MANGO/ロコンド)ピアス¥26,400バングル¥22,000(ともにジュエッテ)
Variation
〈右から〉ラメの入ったカーデでエレガントなクールカジュアルに。カーディガン¥26,400(styling/)ドルマンスリーブで女性らしさを。カーディガン¥15,400(カデュネ/カデュネ プレスルーム)チャコールグレーでマニッシュなムードを。カーディガン¥35,200(ティッカ)
撮影/屋山和樹(BIEI)〈人物〉、清藤直樹〈静物〉 ヘア・メーク/高山ジュン スタイリスト/MaiKo yoshida 取材/小仲志帆、片岡かこ ※情報は2021年11月号掲載時のものです。