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Fashion特集

カルティエジャパン女性CEOが選ぶ、人生に寄り添ってくれる時計とは

一昨年から日本人女性初のカルティエ ジャパンCEOとなった宮地 純さんはジャスフォー世代。キャリアとプライベートを並行させて走り続ける彼女の人生に寄り添う時計について伺いました。

目次 ★ THIS MONTH’S LEADERS FILE:宮地 純さん
★ <宮地さんのパワーウォッチ①>〝パンテール ドゥ カルティエ〟ウォッチ
★ <宮地さんのパワーウォッチ②>〝タンク アメリカン〟ウォッチ
★ <宮地さんのパワーウォッチ③>〝タンク マスト〟ウォッチ

THIS MONTH’S LEADERS FILE:宮地 純さん

宮地 純さん カルティエ ジャパン プレジデント&チーフ エグゼクティブ オフィサー。京都大学卒業後、外資系証券会社に入社。パリにてMBAを取得後、2017年にリシュモン ジャパンに入社、2020年、カルティエ ジャパン設立以来初の日本人女性として現職に。プライベートでは3人の男の子ママ。

初めて自分で買った時計はカルティエの「タンク フランセーズ」。新卒で入社した会社の初ボーナスをつぎ込み、ロンドンのボンドストリートのお店で購入しました。『買うぞ!』と意気込んで店に向かった時の高揚感や、社会人としての決意など、今でも「タンク フランセーズ」を見ると当時の思いが蘇ってきます。

私の時計選びの原体験には、子どもの頃に父に手を引かれ父が憧れていた時計を見に、パリのカルティエのウインドーの前を何度も行ったり来たりした記憶があります。そんな父のメゾンへの羨望を子どもの頃から感じていたので、自分で最初に買う時計も迷わず「カルティエ」を選びました。

<宮地さんのパワーウォッチ①>〝パンテール ドゥ カルティエ〟ウォッチ

オンもオフもオールマイティに活躍

しなやかで強い、凛とした女性像を持つパンテール(豹)はカルティエの象徴。1980年代に誕生してから進化を続け、多くの女性に愛されているモデルです。

『次にキャリアで大きなステップアップをしたらまたカルティエで時計を買いたいと思いながら転職を考えていた30代半ば、声をかけていただいたのがカルティエ ジャパンでした。不思議な導きを感じています。そして「パンテール」を購入。カルティエ ジャパンのCEOとなり、3人の息子の母となった現在、一番身につける機会が多いのがゴールドの「パンテール ドゥ カルティエ」。オンもオフもシーンを問わずさりげなくフィットしてくれるので重宝しています』

<宮地さんのパワーウォッチ②>〝タンク アメリカン〟ウォッチ

CEOとしての気持ちを奮い立たせてくれる存在

ホワイトゴールドとダイヤモンドのシャープな輝きがネイビースーツの手元をキリリと引き締めてくれます。美しいカーブを描く縦長のケースとブレスレットの幾何学的なラインが印象的。ケースとリューズに配されたダイヤモンドがタンク アメリカンの優雅な曲線を引き立て、普遍のエレガンスを感じさせてくれます。

『ホワイトゴールドの「タンク アメリカン」はオンに。CEOとしてここぞという商談に臨む時など、身につけると気持ちをシャキッと奮い立たせてくれます。時計選びは今でもドキドキしますが、私はその時々の自分より「ちょっと背伸びして、いつかは似合うようになりたい」とモチベーションが上がるものを選んでいるかもしれません。時計は身につけていると常に視界に入るので、気持ちのリマインダーのような存在。そのモチベーションを再認識し続けることで次のフェーズに自分を引き上げてくれる、そんなパワーを感じます』

<宮地さんのパワーウォッチ③>〝タンク マスト〟ウォッチ

STORY読者におすすめは「タンク マスト」

シンプルなラインとモノトーンの配色が圧倒的な存在感。シーンを問わず、末長く寄り添ってくれる名品です。

『仕事と家庭の両立は常にバランシング・アクト。真の意味での「両立」は不可能で、今は子育てや家事はいろんな方にサポートをしてもらい、仕事もそれぞれの分野に秀でた優秀なチームとともに毎日を乗り切っている状況です。それぞれの場面で自分でなければできない事を優先してこなし、前進・成長していくことで自分も周囲もハッピーになれればと思っています。ですから先日、息子から「ママっていつもニコニコして楽しそうでイイね!」って言われた時はとても嬉しかったです。 時計は私にとって、手に入れた時の気持ちをリマインドさせてくれる貴重な存在。オンもオフも欠かすことのできない特別なアイテムです』

「タンク マスト」ウォッチ(SS×ダイヤモンド、クォーツムーブメント)¥884,000(カルティエ/カルティエ カスタマー サービスセンター)

撮影/須藤敬一 取材/安西繁美 デザイン/大塚將生(marron’s inc.) ※情報は2022年9月号掲載時のものです。

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