着たいものを思いのまま楽しんだ10代、20代。育児期は実用性や母らしさの工夫も楽しみながら、いつもオシャレをモチベーションにしてきた私たちの、次なるステージで向き合いたいのは憧れブランドの服。そろそろ本物を手にする自分にGOを出せるときかもしれない。
★ PRADAのサークルスカート
★ SAINT LAURENTの白シャツ
★ VALENTINOのリボンケープ
★ MAXMARAの101801アイコンコート
★ FENDIの「FF」ロゴニット
★ CELINEのグレンチェックジャケット
CHANELのツイードジャケット
空前のツイードブームの今、メゾンを象徴するツイードはやっぱり佇まいが別格。この憧れの着こなしを幾通りも考えながら私のワードローブに定着させていく。次にブームが巡ってきたとき、どんな私になれているだろう……(蛯原さん)
ボタンに施された小さなダブルCにも心くすぐられるツイードジャケットは、ツイードがテーマの’22/’23年秋冬 プレタポルテ コレクションで登場したもの。光のあたり方で表情を変える光沢のあるジャケットは、ノーアクセでもカジュアルでも華やげる圧倒的な存在感を放ちます。
ジャケット¥1,140,700スカート¥270,600チェーン付きポーチ[H10×W13×D6㎝]¥453,200(すべてシャネル/シャネル カスタマーケア)
PRADAのサークルスカート
リアルな生活と距離がなく、どんなシーンもどんな世代も超越できることが普遍の神髄。黒スカートは世にあふれているけれど、目を奪われるほどのドレープ感とアイコンのナイロンスカートはもう無条件に可愛いんです(蛯原さん)
様々なトップスを受け入れる守備範囲の広いスカート。あえてゆるっとニット合わせが、今季らしいバランスだそう。取り外し可能なベルトポーチもポイント。
スカート¥423,500バッグ「プラダ リエディション1995」[H15×W22×D6.5㎝]¥352,000パンプス¥132,400(すべてプラダ/プラダ クライアントサービス)ニット¥71,500(エイトン/エイトン青山)ピアス¥38,500(リューク)タイツ/スタイリスト私物
SAINT LAURENTの白シャツ
無駄がなくストイックで凜とした白シャツ。その代名詞とも言えるサンローラン。デザイナーが代わっても、軸となるものは揺るがない変わらない美しさは長年着続けるうえで安心感にもなる。オーセンティックであること、そのものが証明です(蛯原さん)
どんなにオーバーサイズが流行ろうと、ジャストで着るシャツはやっぱり美しいと再認識させてくれるサンローランのシャツ。シルクボウタイも付属では出せない風格が。
ブラウス¥99,000ボウタイ¥49,500バッグ「ニュイ・ブランシス」[H17×W17×D4㎝]¥313,500※参考価格(すべてサンローラン バイ アンソニ・ヴァカレロ/サンローラン クライアントサービス)パンツ¥42,900(エイトン/エイトン青山)
VALENTINOのリボンケープ
ただ可愛いだけに留まらないのはこのデザインを実現させる、秀逸な素材も持ち合わせている、まさに計算高さ。似て非なるモノ。決してマネができないモノ。今、買わなければ次は出合えないと思わせる存在(蛯原さん)
ハリのある素材でシルエットやリボンに立体感をつけ、甘さと辛さが程よく映えるデザイン。モードにも、可愛くも着こなせる心トキメク一枚です。
ケープ¥478,500〈ヴァレンティノ〉バッグ「ワンスタッズ」[H13×W20×D8.5㎝]¥390,500〈ヴァレンティノ カラヴァーニ〉(ともにヴァレンティノ インフォメーションデスク)ブラウス¥17,930(メゾンスペシャル/メゾンスペシャル 青山店)パンツ¥181,500(マディソンブルー)ピアス¥33,000(MAAYA)
MAXMARAの101801アイコンコート
奇をてらわないデザインなのに、一目でマックスマーラとわかる、優美なウールカシミアとシルエット。1951年に創業したブランドの伝統が息づくその風格は、年齢を重ねても、体型が変わっても、飽きることがない。その確固たる自信をもって投資したい(蛯原さん)
マックスマーラといえば思い浮かぶ艶やかなキャメルカラーのコート。メゾンのアイコンとなるデザインは、登場以来40年以上ほぼ変わらない確固たるスタイルに。
コート¥478,500(マックスマーラ/マックスマーラ ジャパン)ニット¥14,300(ベイジ,/オンワード樫山 お客様相談室)パンツ¥31,900(カバナ/アマン)バッグ¥794,200(デルヴォー/デルヴォー・ジャパン)パンプス¥90,200(ジャンヴィト ロッシ/ジャンヴィト ロッシ ジャパン)手袋¥18,700(アナイ)ピアス¥75,900(MAAYA)
FENDIの「FF」ロゴニット
このニットを手にして感じたのは、単なるロゴニットではないということ。ジャケットにもなりうる肉厚さ、なじみやすい〝柄〟に落とし込まれブランドニット初挑戦でも着こなせると確信。大人カジュアルにグレードという花を添えてくれる(蛯原さん)
アイコニックな「FF」ロゴ。デイリーにフル活用できそうな、バルキーな編み地がカジュアルスタイルをクラスアップ。
カーディガン¥330,000ニット¥269,500バッグ「ナノ フェンディ グラフィー」[H14×W16.5×D5㎝]¥165,000(すべてフェンディ/フェンディ ジャパン)パンツ¥14,300(リーバイスⓇ/リーバイ・ストラウス ジャパン)シューズ¥137,500(ジェイエムウエストン/ジェイエムウエストン 青山店)ピアス¥28,600※片耳価格 左手リング¥84,700(すべてプライマル)右手リング¥25,300(リューク)
CELINEのグレンチェックジャケット
これまで、いくつものジャケットを手にし、改めてどこに着ていっても胸を張れる一張羅が欲しくなる。甘すぎず、辛すぎず、かしこまりすぎず、ラフすぎないちょうど良いさじ加減で、どんな着こなしにもハマる……そして白髪の自分でも似合いそうな一枚(蛯原さん)
今シーズンのセリーヌは、ざっくり羽織ってさまになるマスキュリンなジャケット揃い。ミニマルでメンズライクなデザインが好きな人はぜひ手にしてみて。
ジャケット¥363,000バッグ「トリオンフ トラペーズ」[H14.5×W26.2×D2㎝]¥368,500※ともに予定価格(ともにセリーヌ バイ エディ・スリマン/セリーヌ ジャパン)プルオーバー¥19,800(ティッカ)パンツ¥14,300(リーバイスⓇ/リーバイ・ストラウス ジャパン)ピアス¥5,990(バナナ・リパブリック)サングラス¥28,600(ブラン/ライト)
撮影/倉本侑磨(Pygmy Company)モデル/蛯原友里[身長:168㎝] ヘア/Dai Michishita メーク/AIKOONO スタイリスト/竹村はま子 取材/小仲志帆 ※情報は2022年12月号掲載時のものです。