日本らしい荘厳な和装も素敵ですが、皇后陛下の華やかなドレス姿はいつの時代も私たちの憧れ。皇太子妃時代から皇后陛下になられた今に至る雅子さまのドレスの着こなしについて、放送作家・皇室ライターのつげのり子さんにお話を伺いました。
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雅子さまがドレスを着るのはどんなとき?
「雅子さまに限らず、女性皇族の方々がドレスをお召しになるのは、1.公式に外国訪問をされるとき、2.国内で国賓を歓迎する晩餐会が行われるとき、3.皇室の行事・儀式があるときなどです。世界的にコロナ禍も落ち着きを見せ、来年は外国からの賓客の来日も増えると思うので、雅子さまのドレス姿を拝見する機会も増えるかもしれません」(つげさん、以下同)
今年は主に皇室行事でドレスをお召しに
愛子さまとの絆を感じた
愛子さまは初めての参加となった新年の一般参賀。雅子さまは、光沢のある淡いクリーム色のドレスに、同じ色味のパールのネックレスを合わされて。新年の一般参賀が行われたのは、コロナ禍を経て3年ぶりのこと。白に近い淡く明るい色のドレスが、新たなる時代が始まることを思わせ、新年を寿ぐおめでたいお気持ちを表しているようでした。
「雅子さまと愛子さまはドレスのデザインも色も違いますが、実はお手振りをされた時に見える袖口のくるみボタンの数が同じなんです。初めての一般参賀となる愛子さま。雅子さまと一緒に練習されたのか手を振る角度がお二人とも同じで、その所作でお召しものに共通点が表れ、お二人で天皇陛下を支えていこうというお気持ちが溢れていたと思います」
上手に着回しをされて
若い頃はビビッドカラーが多かった
教えてくれたのは…
放送作家・皇室ライター
つげ のり子さん
取材/味澤彩子