憧れラグジュアリーブランドのリーダーの多くが姉STORY世代。ビジネスもプライベートも私たちのロールモデルとなる彼女たちが自分のために選んだアイテムとは? エピソードを伺ってみました。
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パルファム ジバンシイ 金山 桃さん
[LVMHフレグランスブランズ]代表取締役社長
私にとってのウォッチ&ジュエリーを改めて考えてみると、その時々のライフステージで目指す方向を示してくれたり、心の拠り所になってくれる、そんな存在のように感じています。
私は東京生まれですが、5歳の時に両親の仕事の都合で家族でパリに住むことになりました。当初は数年で帰国の予定だったらしく、「フランス語に馴染めれば」という両親の考えもあり現地校に通っていたのですが、滞在が長引き、家族の帰国が決まったのは私が18歳のタイミング。ずっとフランスで教育を受けていたこともあり、家族の中で私ひとりだけ残りフランスの大学に進みました。
大学卒業後はビジネススクールで学び『セフォラ』のマーケティング&バイヤーとしてキャリアをスタートしました。ヨーロッパにいた頃のジュエリー選びは「他の人とかぶらない、自分だけが持っている」「ニッチなデザイナー」という視点にこだわってオーダーメイドやヴィンテージから選んでいましたね。ワールドワイドな国籍の上司や同僚に囲まれる環境の中、ブレない自分らしさの指針をジュエリーに求めていたのかもしれません。
一方、ここぞというシーンでは祖母から受け継いだゴールドブレスレットや恩師からいただいたラッキーモチーフのジュエリーが頼りに。これらは身につけていると遠くにいる祖母や恩師からパワーがもらえ、守られている気持ちに満たされるのです。
金山さんのウォッチ&ジュエリー
「TASAKI」 ネペンテスリング &「ROLEX」 オイスター パーペチュアル
2018年に約30年ぶりに生活の拠点を日本に戻してからは、自分のパーソナルストーリーとして「日本人らしさを取り戻したい」という気持ちが生まれるようになり、パールに目が向くようになりました。でもパールは、クラシックなイメージがあって、今の自分にはマッチしないかなと感じていた時に出合ったのが『TASAKI』のパールシリーズでした。初めてデインジャーを見た時から日本の伝統とモダニティが同居しているデザインに一目惚れ! 「固定概念を崩す」という姿勢にも共鳴して以降、コレクターのように集めています。
時間を正確に伝えてくれる時計はよりファイティングモードになれるボーイズサイズが好み。ジバンシィのブラックワンピースに合わせたのはアバンギャルドなデザインのダブルリングの南洋真珠。現場に出向き話を聞くことも大好きでビューティコンサルタントとの会話は刺激になります。
金山さんのジュエリー
「TASAKI」 トリプル パールリング
STORY読者におすすめのアイテム
自分らしさに自信を与えてくれる、名品コスメ
(左から)
・そのまま使用することはもちろん、他の香りと組み合わせて自分だけの香りにカスタマイズできる「『ラ コレクション パルティキュリエ』ド ジバンシイ アコール パルティキュリエ、同「ド ジバンシイ トロブル フェット」各¥36,850
・唇のpHで変化するリップバーム「ルージュ・アンテルディ・バーム No.10」¥5,500
・誕生から35年! おなじみ人気商品「プリズム・リーブル No.1」¥7,480
・肌印象をカスタマイズ「プリズム・リーブル・スキンケアリング・コレクター ブルー」¥5,060
(すべてパルファム ジバンシイ[LVMHフレグランスブランズ])
撮影/西崎博哉(MOUSTACHE) ヘア・メーク/川村友子 取材/安西繁美 ※情報は2024年7月号掲載時のものです。