STORYパーソナルスタイリスト講座では、毎月テーマに沿って受講生が、洋服や靴&バッグ、アクセの画像をコーデして作ったコラージュ写真を提出し、講師陣がアドバイスします。そこで直面したリアルな疑問や発見について、対談形式でご紹介。
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40代になってもオシャレは難しい!【あるあるお悩み】4選
対談した講師4人はこちら
スタイリスト MaiKo yoshidaさん
体型別やお悩み解消企画など難解なテーマも抜群の分析力で解決し、講座受講生の憧れの的。読者に寄り添ったスタイリング提案に定評があり、タレントからの信頼も厚い。
本誌ライター 木村まい
気象予報士の資格を持ち、気温別のファッション特集など主に担当。パーソナルスタイリスト1期生でもありkokode.jpで提案する最新トレンドを生かしたスタイリングが人気。
本誌ライター 坂本結香
学生時代から「JJ」ライターとして活躍し「CLASSY.」ではライター養成講座の講師も務めるベテランライター。フェミニン派代表として誌面で紹介する私物コーデも評判。
本誌ライター 小仲志帆
顔タイプ、骨格、パーソナルカラー診断などを学びイメージコンサルタントのディプロマを所有。イベントやセミナーを通してファッション悩みを理論的に解決する活動を行う。
STORYスタッフの講師陣が講座を通して感じた 「オシャレ偏差値の上がり方」
木村
講座で再認識したのはトレンドアイテムの効果です。色使いで映えても何か物足りない。そこに旬のものが入るだけで鮮度が変わったり。
yoshidaさん
デニムひとつとっても選びが更新感を左右して、きれいめデニムをカーヴィにしただけでコーデに勢いがつく。
坂本
私は華やかさを足すというのもお伝えしてます。シンプルだと平面的になりがちなので、どこかに甘さや可愛さを盛るだけでコーデに躍動感が出るなと思いました。
小仲
盛り方も大切ですよね。素材自体が華やかなチュールやフェザーのスカートに、盛りブラウス、足元も凝ったデザインだと、それぞれの良さが際立たなくなってしまう。
yoshidaさん
一歩間違えると「仮装」になる盛り方は要注意です。どこにアクセントを置くかを決めるのがいいのかなと。シンプルがキマる人って上級者で、そぎ落とされたオシャレが一番難しい。ジェーン・バーキンのイメージです。
木村
たしかにシンプルだけど、着こなしがすごく素敵。
yoshidaさん
Tシャツとデニムのカジュアルアイテムにカゴバッグや帽子、パンプスのコンサバなものをつける、その合わせが当時は斬新だったのかなと思います。
小仲
スタイリストさんの合わせを見ていると、予想を裏切る外しをする。そのテクニックがさすがですよね。
yoshidaさん
王道コンサバな方は特にカジュアル要素を少し足す技を覚えると、それが抜け感にもなるのでオススメです。
坂本
「シルバーとゴールドを合わせるか論」もよく話題になりますよね。
yoshidaさん
靴のバックルがゴールドでバッグの装飾がシルバーだと目に留まる。そんな時はアクセでもミックスするというも策もありますが、ポイントとなるものが大きい時は合わせた方がいいかと思います。
小仲
回を重ねるたびに受講生の方の進化が見えて、オシャレがわからないと言っていた方が、学びを通してブランド選びも洗練されていく…。オシャレって勉強なんですね。
坂本
センスは生まれつきと思ってましたが、「膨大な経験の積み重ねから生み出されるのがセンス。オシャレは繰り返すことが大事」と聞いたことがあり、納得です。
yoshidaさん
ブランドのテイストを知っておくのもオシャレの近道になると思いますよ。
小仲
店頭のトルソーや店員さんの服装も、テイストを見分ける参考になりますよね。
yoshidaさん
次の段階としては、自分の殻を破ってチャレンジすると新しい発見に繋がります。
木村
オシャレや自分と向き合って、生き生きと自信に満ちた表情になられるのを見ると胸が熱くなりますよね。
コーデBEFORE→AFTER
○ スタイリスト MaiKo yoshidaさん
○ 本誌ライター 木村まい
○ 本誌ライター 坂本結香
○ 本誌ライター 小仲志帆
取材/小仲志帆 ※情報は2024年10月号掲載時のものです。