オンオフ問わずイベントが続くこの季節。何を着ていくのが正解か迷うことありませんか?そんな時に頼れるのが、どんなシーンでも上品さを保ちながら、華やかさを演出できる「地味色コーデ」。同世代のスタイリスト3人は、どんなテクニックを使っている?
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〝地味色のチカラ〟について語ります!
<左>井関かおりさん
旬のアイテムを40代でも着られるコーデに落とし込むのが得意。甘ニッシュ企画を担当することが多く、STORYのトレンドセッター的スタイリスト。
<中>竹村はま子さん
長年、本誌のカバーを担当し、自身の名前が立つ企画も多く、毎月好きなコーデランキングに名を連ねる重鎮スタイリスト。私生活では3人の男子の母でもある。
<右>石毛のりえさん
本誌のカバーのスタイリングを担当し、自身が提案する説得力のあるアネフォー企画も好評。小1、小4の男子の子育てに奮闘中のワーママスタイリスト。
竹村さん
年末のイベントって、やっぱり特別感を楽しみたいですよね。でも頑張りすぎは避けたいところ。コンサバをベースに華やかなボトムスと白シャツのモノトーンスタイルが好きでよく着ています。
石毛さん
わかります。私は女っぽいアイテムとマニッシュなアイテムのテイストミックスに惹かれます。透け感のあるアイテムが地味色とマニッシュの相乗効果で嫌味のない女っぽさに仕上がるのがいいんです。アネフォー(40代後半)になるとイベントでも素材感で華やかさをプラスするぐらいがちょうどいいんですよね。年末の集まりでも、そわそわせずに自然体でいられる安心感が欲しいので。
井関さん
そのバランス、いいですよね。私はトレンドアイテムの1点盛りが定番です。流行りのアイテムを地味色で選べば、派手すぎず、オシャレにも見えて、合わせるアイテムも手持ちのベーシックで馴染ませれば、無駄にあれもこれも買い足す必要もないですし。特に年末のイベントでは、こういった「盛れる」トレンドアイテムを1点投入するだけで、他の人と差がつけられると思います。
竹村さん
そうですね。地味色の良さは、控えめだけど華やかさが出せるところだと思うんです。全身派手なのは年齢的にも避けたいし、地味色の華ボトムスならコンサバ感を保ちながら、ちょっとした遊び心をプラスできて、ちょうどいい。
石毛さん
特に年末のママ会とかでは私にとって「頑張りすぎない」っていうのが大事で。カラーレスなら無理なく華やかさが出せて浮かないから、素材活かしで無理なくオシャレが楽しめます。
井関さん
そうそう。年末はオシャレが求められるシーンが何かと多いですものね。でも、地味色ならインパクトのあるアイテムでも浮かずにトレンド感も出せる。これが、地味色の強みなんですよね。
竹村さん
そうですね。地味色で盛れば、忙しい時期でも無理なくキラキラな年末が楽しめそうですよね!
同世代スタイリスト3名の私服スナップ
<スタイリスト・井関さん> 流行りモノの1点投入で、オシャレを楽しむのが私流。
<スタイリスト・竹村さん> ハズしのお茶目バッグが品よく。華やぐ大人コンサバが基本系。
<スタイリスト・石毛さん> 上から下まで輝かせるより、女っぽさの少量盛り主義。
撮影/西崎博哉(MOUSTACHE)ヘア・メーク/森 ユキオ(ROI)スタイリスト/竹村はま子、石毛のりえ、井関かおり 取材/杉崎有宇子 ※情報は2024年12月号掲載時のものです。