1月の『人気スタイリスト・大草直子さんがリアルに一押しするアイテム』をご紹介します!
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◇ 10年先も価値がある、 時計とブレスレット
今号のテーマ、「10年先まで使える」。この意味は、好きなテイストが変わっても、肩書が違っても愛せるもの、ということだと思います。
さらに加えたいのが、10年先も「価値があるか」ということ。だからこそ、時計やジュエリーは、少しオーバーバジェットでも頑張って手に入れたい、と折りに触れてお伝えしています。
さまざまな名品がありますが、この条件をパーフェクトに満たしてくれるのが、まず、ジャガー・ルクルトのレベルソ。1931年に誕生、長い歴史を支えるのは、優美でシックな外見ももちろんですが、くるっとフェイスを裏返せる、その意匠のユニークさ。昼と夜で使い分けても、着こなしによって表にするフェイスを決めても良い。実用性がありながら、同時にとても美しい。90年以上も存在し続けているということは、きっとこの先100年はこの世に「ある」のでしょう。次の世代に継げるのも、投資する価値があると思います。
そして、アルハンブラのブレスレット。オニキスや白蝶貝を持っている人は多いのですが、このカーネリアンはあまり見ない。まるで真紅のマニキュアのように、人の視線を集め、そして自分自身も見るたびに高揚します。それもそのはず、カーネリアンの石言葉は、「成功」や「勝利」「勇気」。夢を叶えるためのバイタリティを授ける、とも言われており、まさに10年後の自分が楽しみになります。正直、どちらも欲しい!
撮影/佐藤 彩 スタイリスト・取材/大草直子 ※情報は2025年1月号掲載時のものです。