韓国ドラマで必ずと言っていいほど登場する「財閥」の御曹司や令嬢ですが、実際はどんな暮らしをしているのか気になりませんか？ 今回は真の財閥令嬢 チェ・ムンソンさんに密着させていただきました！
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チェ・ムンソンさん
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STORY世代の財閥令嬢チェ・ムンソンさん（38歳）。韓国の財閥「愛敬（エギョン）グループ」会長の孫娘。現在はヴィーガンビューティーブランド「タリタクム」の代表を務める実業家。Talitha Koum代表。
祖母が会長、父が副会長を務める愛敬（エギョン）グループの本社にて。スーツ／ジェイバック、スカーフ／エルメス、靴／エルメス、ネックレス／ディオール、ピアス／母から受け継いだもの（すべてチェさんの私物）
女性として、妻として、CEOとしての今
愛敬（エギョン）グループの3世として注目を浴びているチェさんですが、現在はご自身の化粧品ブランドを立ち上げ、3人のお子さんのママでもあるんです！
チェジュ航空は、愛敬グループ傘下のLCC（格安航空会社）。日本便も多く出航されていて、現在サンリオとのコラボ商品も発売されています。
愛敬グループが展開する化粧品ブランドが「LUNA」と「AGE20’s」はオリーブヤングでも購入可能で、国内外問わず人気のブランドです。
◇ 遺伝性皮膚疾患の発症が今の仕事へとつながった
韓国初の女性が起業した財閥「愛敬グループ」3世のチェさんは、何不自由ない生活を送っていましたが、小さい頃はとても内気で体も弱かったそう。
「14歳で遺伝性の皮膚疾患も発症してからは、顔には症状が出なかったものの、難治性の皮膚症状がありました。敏感な年頃でもあり、いつも症状が分からないような服を着て、病院通いも友達には隠していました。母から、古くから韓国で薬草として知られる“白たんぽぽ”が良いと聞き、煎じて飲んでいたのですが、確かに飲むと症状が落ち着いたので、その頃から白たんぽぽに興味を持ち始めました。遺伝をするから子どもは産まない方が良いとまで言われてきたのですが、結婚して妊娠したとき、それまでずっと飲んでいた薬を中断したら、一気に症状が悪化してしまったんです。あまりにひどくて、出産後に手術をする程でした。肌を良くするにはどうしたらいいか先生に聞くと『自分の肌を強くするしかない』と。そこで、自分も毎日使えて、子供たちも安心して使えるスキンケアを作らなければと思ったんです。それから“白たんぽぽ”の成分について詳しく研究を始め、3年後にやっと『Talitha Koum』をローンチ、特許も取得することができました。今では3人の子どもにも恵まれ、夫や母にも手伝ってもらいながら、子育てと仕事の両立をしています。病気は本当に辛かったですが、それが今の仕事の原動力につながっています」
撮影／BOCO 取材／沢 亜希子 ※情報は2025年1月号掲載時のものです。
