
2025年4月13日(日)に大阪・関西万博が開幕。イタリア館のパートナーであり、92年に創設されたイタリアの文化とクリエイティブ業界をリードする企業が集まった財団「アルタガンマ(Altagamma)」主催のイベントが先日行われました。日本とイタリアのデザイナーや料理人らがパネリストとして登壇。パネルディスカッションには、ポメラートのCEOであり、アルタガンマ財団の副会長でもあるサビーナ・ベッリ氏が参加されました。今回はイタリア館の魅力ともに、貴重なイベントの様子をご紹介します。
まさに芸術!イタリア館の創造性豊かな空間
ポメラートCEO サビーナ・ベッリ氏が登壇したパネルディスカッション
またパネルディスカッション後には、サビーナ・ベッリ氏に「ポメラート」と「メイド・イン・イタリー」の日本における進化と、イタリアのクラフツマンシップを保存するための取り組みについてお話しを伺いました。
──ポメラートの顧客は、メゾンのクラフトマンシップ、デザイン、そして美的コードについてどのように感じていますか?
「ポメラートは、卓越したクラフツマンシップと洗練されたデザインで知られるメゾンです。アジアで最も目の肥えた日本の顧客の方々は、私たちの独自のアプローチを深く理解し、高く評価しています。彼らは細部へのこだわり、デザインの革新、そして最高品質の素材への評価に強い結びつきを持ち、ローカルマーケットとの永続的な絆を築いています。これは世界的にも見られることであり、クラフツマンシップの革新と創造的探求への私たちのコミットメントを深く理解しています」
──「メイド・イン・イタリー」、特に「メイド・イン・ミラノ」は、ポメラートのジュエリー選びにおいてどれほど重要ですか?
「メイド・イン・イタリー」、特に「メイド・イン・ミラノ」は、ポメラートのDNAの中心にあります。世界中の顧客にとって、イタリアのクラフツマンシップは、単なる優れた品質だけでなく、独自の独自性と洗練の象徴です。ミラノに深く根ざした私たちの生産は、100人以上の熟練職人によって、伝統的なクラフツマンシップと現代的なデザインの完璧なバランスを体現しています。ファッションとデザインの首都であるミラノとのつながりは、ポメラートを選ぶ際の決定的な要素であり、私たちをユニークな位置にあるラグジュアリーブランドにしています。ポメラートのジュエリーには、ミラノの創造的なひらめきが宿っています。
──ポメラートの顧客層と製品選択は、日本でどのように進化してきましたか?
「2011年に直接市場に進出して以来、私たちは興味深い進化を目の当たりにしてきました。顧客層は著しく若く、よりダイナミックになり、現代のトレンドに対する評価が高まっています。特に、革新とトレンドセッティングで知られる他のラグジュアリーブランドとのクロスセリングの高さを誇りに思っています。2017年以降、百貨店を特権的な流通チャネルとして成功させたことが、ブランドの再定位を加速させる上で重要な役割を果たしました」
──教育的パートナーシップは、ポメラートがイタリアのクラフツマンシップを保存するための取り組みにおいてどのような役割を果たしていますか?
「教育的な取り組みは、イタリアのジュエリー製作の技術を守り、進化させるために非常に重要です。2018年以来、私たちはミラノのGALDUS GOLDSMITH(ガルドス・ゴールドスミス)スクールと協力してプログラム、ポメラート「Virtuosi」を設立しました。このコラボレーションは、若い才能、未来の職人を育成することへの私たちの献身を表しています。私たちは、イタリアの卓越した技術を守り、伝統的なクラフツマンシップと革新の間に橋を架けることを信じています。このパートナーシップは、次世代がイタリアのジュエリー製作の遺産を理解するだけでなく、それを未来のために再構築する力を感じることを保証します」