沖縄県出身、40歳。「CanCam」（小学館）でのデビュー以来モデル歴25年。子どもたちの母としての多忙な日々を送りつつ、モデル業やブランドディレクターとして第一線で活躍中。

色もジャンルもブランドも…今までも着たい！ と思ったものには積極的に挑戦してきました。だから改めて40代にトライしたいファッションがあるかと聞かれても、特に思い浮かばないかもしれない……。でも年齢を重ねたからこその嬉しい変化がありました。今までは可愛い服や甘い色は、絶対に無理！ という感じだったんです。けれど、いつのまにかそんな服もスッと受け入れて楽しめるようになっていましたね。

もう一つは、数年前まではちょっと背伸びをして身につけていたアイテムたちが、やっと等身大に映るようになってきたこと。大きな石のジュエリーや名品ウォッチのようなアイテムは今までも大好きでしたが、20代、30代ではつけこなせなかったり、スタイリングから浮いてしまって堂々と身につけられなかったり。これからは自分に馴染ませながらその魅力をもっとポジティブに楽しめるんじゃないかな、とワクワクしています。

好きなのは、どこかひとクセある服や、スポーツテイストやマニッシュ感などをミックスしたファッション。昔から大きな変化はないはずです。逆にコンサバなオシャレはこれまでしてこなかった。子どもの学校は、自由な校風なので、ママとしてのファッションも自由。ネイビーを着る自分なんて想像できないからちょうどよかった（笑）。40代だってミニをはき続けるし、これからも好きな髪色を楽しむつもりです。最近、意識しているのが清潔感。シワシワの服でもサマになった若いころのようにはやっぱりいかないんですよね。パリッとアイロンをかけた服に袖を通したいし、仕立てのいい服が着たい。靴もちゃんと磨いてから履きたいな、って。大人になったからこそ、清潔感を大事にしたいです。

私はそのときどきの気分が服に出るタイプ。今日は強めにいきたい！ みたいにテーマを決めてコーディネートを考えることも。どう見られたい、どんな自分になりたいというような視点で選ぶことも多いですね。ファッションにはずっと前向きでいたいです。この先も年齢という数字にとらわれず、好きなオシャレで自分らしくいられたらいいなと思います。