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新年の一般参賀〈雅子さまをはじめ女性皇族方〉の〝華やかな装いの物語〟

代表撮影/ロイター/アフロ

年が明けると毎年1月2日に、天皇陛下と国民の絆を象徴する新年一般参賀が行われます。2025年の新年一般参賀は、5年ぶりに事前抽選がないコロナ禍前と同様のかたちで実施。1日で6万690人もの人々が訪れたそう。そんな中、新年一般参賀で話題となるのは、やはり女性皇族方の華やかなお召し物。今回は、放送作家・皇室ライターのつげのり子さんに、雅子さまをはじめとする女性皇族方の、令和になってからの新年一般参賀での装いについて伺いました。2025年に初めて新年一般参賀に参加したSTORYスタッフの感想とともにご紹介します。「新年一般参賀は、毎年1月2日に皇居宮殿長和殿で行われる恒例の皇室行事です。天皇皇后両陛下をはじめ、皇室の方々が宮殿のベランダにお出ましになり、国民から新年の祝賀を受けます。こういった国民が直接皇室の方々を拝見し祝意を伝えることができる貴重な一般参賀は、新年と天皇誕生日の年2回となります。令和になってからは2020年の令和2年は行われましたが、その後コロナ禍に入り、2023年は開催、2024年は元日に能登の大震災があり中止され、2025年は開催と、3回行われています。男性皇族の方々はモーニングコート、女性皇族の方々はローブモンタントをお召しになるのが一般的です(つげさん)」。

今上天皇が即位されて初めての令和2年(2020年)の新年一般参賀

写真:Abaca/アフロ

「雅子さまは、皇后陛下になられてから初めての新年一般参賀。皇太子妃の時は鮮やかな色の装いをされていることもありましたが、皇后になられてからはイエローや白といった華やぎがありつつ落ち着いた色を選ばれています。皇后陛下として初の新年一般参賀は、雅子さまの勝負カラーと言われるイエローで。模様は格式高い唐草、愛用されているインフィニティを思わせるデザインのブローチを縦につけられていて、平和と繁栄が永遠に続くように願いを込められていたのではないでしょうか(つげさん)」。輝くようなレモンイエローの織地のドレスのお首元は、バックはスタンドカラー、正面はスクエアネックの洗練されたデザイン。幸せが重なるという意味が込められた3連のパールが強調されており、新しい時代の幕開けを意識された雅子さまらしい装いです。

写真:Natsuki Sakai/アフロ

「秋篠宮家の女性皇族の方々は、見目麗しいブルーのグラデーションに。一般参賀の場には毎回、皇室の定番スタイルで臨まれる紀子さま。光沢のある織地が美しいローブモンタントはベーシックなラウンドネックに、一連のパールを合わせられています。眞子さまがお召しになっている異素材ミックスのドレスは1997年の天皇誕生日の一般参賀で紀子さまがお召しになっていたもの(そして2024年の講書始の儀では佳子さまもお召しに!)のように見えます。佳子さまは紀子さまから「ベーシック イズ ベスト」のムードを踏襲した皇族らしいドレススタイル。こちらも2015年の歌会始の儀などで紀子さまがお召しになっていたものではないでしょうか。母娘の強い絆を感じます(つげさん)」。グラデーションで統一感がありながらも、それぞれの個性、絆や想いが溢れた、ご家族でしか表現できない着こなしで、新年一般参賀に華を添えています。

愛子さまの新年一般参賀デビューとなった、令和5年(2023年)

  • 写真:代表撮影/ロイター/アフロ
  • 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

「雅子さまは、白のカシュクールスタイルの切り替えが印象的なローブモンタントを。初の新年一般参賀となる愛子さまが主役になるように、白を選ばれたのかもしれません。愛子さまは、雅子さまがよくお召しになっているスタンドカラータイプのベーシックなローブモンタントを。雅子さまとドレスのデザインは一見異なりますが、お手元のくるみボタンの数(6つ)、袖の筒の太さ、肩の切り替えが同じ。更にはお手振りの角度も同じ。まるで双子のような仕草が印象的でした。初の一般参賀ということで、雅子さまが所作を伝授されたのではないでしょうか(つげさん)」。雅子さまは、新年一般参賀ではよくつけられているインフィニティのブローチに、純白のパールのジュエリー。ドレスも白で、まだマスクを着用しなくてはいけない時期でのドレスアップでも、マスクが浮かない統一感のある装いはさすが。愛子さまは、フレッシュな雰囲気がご本人にマッチした、光沢素材が美しいローブモンタント。パールのイヤリングとブローチで、品のいいアクセントをつけられています。

写真:代表撮影/ロイター/アフロ

「紀子さまは、角度によって変化する素材感が印象的なローブモンタント。素材で変化はつけながらもデザインはベーシックで、ジュエリーも一粒イヤリングと一連のパール。控えめながらも品格のある装いは、紀子さまの落ち着いた佇まいがあってこそなのだと思います。佳子さまは赤いお召し物を定期的に身につけられていた時期。新年一般参賀に優美な雰囲気を添えていました(つげさん)」。紀子さまは共布のベルトでウエストマークされたローブモンタント。模様のない生地でも、さり気なくメリハリを演出されています。佳子さまは、2020年の天皇誕生日の祝賀行事の時に身につけられていたローブモンタントを。ハイウエストの切り替えに小さなリボンがあしらわれ、ボトムスはレース地で甘いデザインですが、大人っぽいワインレッドカラーでバランスをとられているところが、おしゃれな佳子さまらしい装いです。

壮麗な雅子さまのドレスに目を奪われた、令和7年(2025年)の新年一般参賀

写真:代表撮影/ロイター/アフロ

「総レースがゴージャスで皇后としての存在感が伝わった2025年の新年一般参賀での雅子さま。愛用の〝永遠〟を思わせるインフィニティのブローチ、繁栄を意味する唐草模様と、皇室の弥栄、国民の平和な生活が永遠に続くことを願うメッセージが込められていることを感じます(つげさん)」。天皇陛下はシルバーのタイを、雅子さまはゴールドのドレスにシルバーのブローチをあしらってお召しになり、同色ではなく相性のいい配色で魅せるご夫妻スタイルも素敵です。

写真:代表撮影/ロイター/アフロ

「今はご自身に似合うスタイルを色々模索されている愛子さま。2023年はスタンドカラーでしたが、2025年はハートのネックラインに、愛用のパールのチョーカーを合わせたプリンセスらしい装い。初々しい若草色が新年にぴったりです(つげさん)」。一見シンプルに見えるローブモンタントですが、立体感のあるジャカード素材、ハートのネックラインや、お手元にはドレスと同系色の繊細なビーズがあしらわれた凝ったデザイン。ジュエリーはベビーパールのチョーカーを選ぶことで、ゴージャスになりすぎず、若々しい雰囲気で着こなされています。

写真:代表撮影/ロイター/アフロ

「ブルーのグラデーションカラーでリンクされている紀子さまと佳子さま。紀子さまは、ロイヤルブルーのベルベット素材に光り輝くビーズが星のようにあしらわれた、いつもより華やかな装い。佳子さまは、2020年と同じものと思われるミントブルーの織地のローブモンタント。母娘の絆を感じますが、2026年から参加されると思われる悠仁さまが加われば、更に華やかなムードになるのでは、と期待してしまいます(つげさん)」。佳子さまは、2020年の時と同じドレスですが、ヘアスタイルを下めのまとめ髪に、パールのネックレスも少し長くし、アレンジでより大人っぽく着こなされていて、おしゃれの上級者ぶりを感じます。

STORYスタッフが新年一般参賀に参加してみて・・・

「ものすごく寒いのでは・・・ ものすごく待つのでは・・・ 」と、今まで興味がありながら、なかなか前向きになれなかった新年一般参賀。コロナ禍がやっとあけても2024年は開催されなかったので、やはり貴重な機会、今年は行ってみようと、2025年1月2日、満を持して新年一般参賀に参加することに。宮内庁のホームページでスケジュールを見てみると、10時10分頃から14時20分頃まで5回お出ましになるとのこと。友人と8時半に皇居前広場の馬場先門跡に集合し向かうことにしました。ちまたでは天皇陛下が出席される大事な行事は必ず晴れることから「エンペラーウェザー」という言葉があるようですが、当日は絵に描いたような快晴。寒さの心配もなく、誘導されるままに列に並ぶことに。旗はもらえるのか心配していましたが、列に並ぶ途中で配っていて無事GET! 列に並ぶと次は荷物検査です。優しく丁寧な警察官が念入りにバッグの中をチェックしてくれます。荷物チェックが終わったら、皇居の中をお出ましになる宮殿まで歩いて行きます。宮殿に着いたらお出ましを待つのですが、お出ましは10時10分頃から計5回。自分たちが宮殿にたどり着いたタイミングで見られるお出ましの回が決まるのですが、私たちは10時10分の回に。数分待つとお出ましがあり、お言葉を聞くことができました。自分たちのタイミングで列も前方で待てるか最後尾になるか、待ち時間も最短でいけるか少し待つことになるか、新年の運試し的要素もあり、快晴の中、素晴らしい皇居の庭園にも癒やされ、さらにはご利益もありそうなお出ましに感激し、新年にふさわしい良い経験でした!

教えてくれたのは…
放送作家・皇室ライター
つげ のり子さん

テレビ東京系『皇室の窓』の放送作家。西武文理大学非常勤講師。2001年の愛子さまご誕生以来、皇室番組の構成を担当し、皇室研究をライフワークとしている。ワイドショーから政治経済番組、ラジオまで様々な番組の構成を手掛ける。著書に『天皇家250年の血脈』(KADOKAWA)『素顔の雅子さま』『素顔の美智子さま』(河出書房新社)などがある。

取材/味澤彩子

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