工芸と現代アートを繋ぎ、工芸に新しい可能性を開く作品の展覧会が、渋谷のEYE OF GYREで開催されます。今回の展覧会は、伝統的な技法を再解釈して構成する見附正康氏と、現代アートの中で工芸的なテーマを紹介しているタイプの桑田卓郎氏と木谷洋氏という、二つの方向性をもった作家の特徴があり、いずれも新しく現代的なイメージを生み出しています。表参道の街で芸術に触れて、感性を磨く一日を過ごしたいですね。
見附正康 Masayasu Mitsuke 《無題/ untitled》©Masayasu Mitsuke,Courtesy of Ota Fine Arts
木谷洋 Hiroshi Kitani 《ワラスグリ/ Warasuguri》2016
桑田卓郎 Takuro Kuwata 《垸/ Bowl》2013
Photo by Kenji Takahashi ©TakuroKuwata, Courtesy of KOSAKU KANECHIKA
-Bridge Art and Craft 工芸ブリッジ-
時間:11:00~20:00
場所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-10-1
参加作家:桑田卓郎、木谷洋、見附正康
シンポジウム:Bridge Art and Craft 工芸ブリッジ(8月22日 18:30~19:30 無料 *要申込・定員制)
問い合わせ:株式会社ノエチカ info@noetica.co.jp
<紹介作家>
桑田卓郎(Takuro KUWATA)
ニューヨーク、ブリュッセル、ロンドンなど世界各地で展覧会を開催、作品はルベル・コレクション、パームスプリングス美術館、金沢21世紀美術館、ミシガン大学美術館などに収蔵されています。
木谷洋(Hiroshi KITANI)
「工芸」という立場のものづくりから「技術・機能」概念を抽出し、再考することを活動の要旨とする。中心的なテーマは、“道具”で、主な個展・グループ展に「道具と芸術」(2016/白鷺美術 [石川])、「あたらしい工芸 KOGEI Future Forward」(2017/日本橋三越本店[東京])などがある。
見附正康(Masayasu MITSUKE)
九谷の伝統的な赤絵の上絵付けによる技法で、細密な線画を描く。抽象的なパターンによって構成され、赤絵には見られなかったコンピューターグラフィックスで描いたかのような均質をもつ。