フジテレビで毎週木曜よる10時に放送中のドラマ『セシルのもくろみ』は、真木よう子さん演じる平凡な主婦、奈央がファッション雑誌の世界に飛び込み読者モデルからプロのモデルへと成長していく過程を描いた偶像劇です。
今回、そんな『セシルのもくろみ』に毎回登場するセットに潜入!
ドラマの中では、紹介されないような細かい部分や、知るともっとドラマを楽しめる裏話をお届けしていきます。
まずは埼玉県北春日部にある設定の奈央が暮らすマンション。
部屋の内部だけでなく、玄関、廊下もセットとして作られているんです。
部屋の印象は、とにかく”ゴチャゴチャ”!!
というのも、コンセプトとしてもとにかくゴチャゴチャするように作られているのだとか。
ぶら下がり健康器が本来の役目を終え、ハンガーラックとして使われているのも、何ともリアル…
奈央の夫・伸行の作業着が掛けられていたのですが、胸元には大きく”SE”の刺繍が。”システムエンジニア”なのかと思いきや、会社名”重田エンジニアリング”というちょっとした小ネタにも監督の遊び心が見られます。
こちらの紙袋は奈央が憧れのモデル”ハマユカ”こと浜口由華子から洋服を譲ってもらった時に入れていたもの。
“Maison Pippi” “Giuditta” “Aleksandra sasi”と、「ありそうでない!!」と言いたくなるような絶妙なブランド名のチョイスが面白いですね。
こちらも”ありそうでない”組合のうちわ。美術スタッフさんによる力作のひとつです。
セットの時計は、細かく設定されているシーンの時刻に合わせて、撮影のたびに合わせているそうです。
時間や季節の矛盾点を無くすだけでも気が遠くなりそうな作業です。
生活感溢れる救急セットや年季の入った本と共にVANITYも発見!!
よーく見ると、家事本に混じって河童に関する本が…放送には映らない細かな部分まで遊び心が溢れています。
ダイニングに貼られていた奈央のエクササイズリスト。
役柄の性格などを踏まえて、スタッフの中で最もそのイメージに近い人が書くのだとか。
ごちゃごちゃした奈央の家の中でも一際存在感を放っていた貯金箱たち。
“やきにく貯金”はなんとインパクト大な牛型の貯金箱!たとえ映らなくても、”こういうものがあったら面白いかも”という美術スタッフたちの考えが集まって、セットは作られています。
奈央の部屋でやはり印象的なのが”尾崎豊”グッズ。
ポスター、缶バッジ、ピック、レコード、チケットと様々なものが飾られていました。
奈央が尾崎豊ファンという設定は真木よう子さんの意見が活かされていて、チケットなどのグッズはスタッフの方が実際に持っていたものもあるそう。
トイレットペーパーや電球の横に置かれた尾崎グッズ。
こんな配置にも生活感を感じさせられます。
次回は雑誌 VANITYを出版している晴海書房が持つスタジオの模様をお届けします!
お楽しみに。
ドラマ『セシルのもくろみ』は毎週木曜よる10時より放送中です。