食器と料理の関係同様、グラスによってワインの世界は七変化
20代のころは、ブルゴーニュが何かわからないまま(笑)、ブルゴーニュワインはブルゴーニュグラス、ボルドーワインはボルドーグラスと、言われるがままルールに従っていました。それがやがて、「このワインのときはこのグラスじゃなきゃいけない」に囚われるのが退屈になってきて(笑)、今は専らその日の気分で自由にグラスを選んでいます。
何でもないサラダやお漬物が盛り付ける器によって味わいが変わるのはワインも同じ。手ごろなワインでもグラスによって味、香り、風味、そしてそれを楽しむ気持ちも変わると思うんです。
最近のいちばんのお気に入りはジュリスカのもの。大親友のシンティアが毎年クリスマスと私の誕生日に贈り続けてくれていて、今ではこんなに増えました。間もなく私のお店で取り扱うことになったのも何かのご縁かもしれません。
パーティではウェッジウッドのグラスが活躍。シンプルなデザインは料理のジャンルを選ばず、この円筒に近いシャープなラインは和のテーブルにもしっくりきます。
そして何といっても重宝するのがステムのないグラス。安定感があるうえ、洗うときもあまり気を遣わなくてもいいのが主婦としては嬉しい(笑)。オシャレだしワインの味わいも全く遜色ありません!
旅や出張先のホテルでの“ひとりワイン時間”は唯一無二の楽しみ💛 だからグラスを連れて行くこともよくあるし、可愛くてリーズナブルなグラスを現地調達することもしばしば。そうするうちにこんなに増えてしまいました(笑)。
みんなでワイワイする日のグラス、女友達と尽きないお喋りを楽しむ夜のグラス、ひとり読書をしたり、DVDを観たり、物思いに耽るひとときのグラス……。グラスはワインだけでなく、時間をも特別なものに演出してくれる最高のツールです💛