昨年は高校受験と中学受験のW受験で大忙しだった料理家でYouTuberのみきママこと藤原美樹さん。
今春、息子さんたちが揃って難関校に合格したことで、みきママが作る受験飯にも注目が集まっています。
脳のパフォーマンスを上げるメソッドは意外と簡単! 早速今日から実践できます。
★ パーフェクトメニュー 「頭が良くなるお好み焼き」
★ トースターに並べて焼くだけ 「イワシの大葉チーズマヨ焼き」
★ 子どもでも食べられる甘めの味付け 「ししゃも南蛮漬け」
★ 気分転換のおやつにぴったり! 「レモンのレアチーズケーキ」
★ 受験生を支える食事で大切なのは【3つの栄養素】
2 カルシウム 頭の回転を良くする
3 ビタミンC 精神安定、免疫力UP
よく知られているように、カルシウムは魚や乳製品、ビタミンCは野菜やフルーツに多く含まれています。聞きなれない「レシチン」は、主に卵や大豆に含まれる栄養素です。
★ パーフェクトメニュー 「頭が良くなるお好み焼き」
カルシウム量ナンバー1の桜えびを入れたお好み焼きは、3つの栄養素と炭水化物をまとめて摂れる便利なメニュー。精神安定効果のあるマグネシウムが含まれた青のりはたっぷりかけて。
材料(2枚分)
・豚小間肉( 3㎝の長さに切る)…200g
・キャベツ(みじん切り)……… 1/8個(150g)
・桜えびor小えび……………… 大さじ2
・サラダ油………………………小さじ2
A
・薄力粉…………………100g
・顆粒かつおだしの素…大さじ1
・卵………………………4個
お好み焼きソース・マヨネーズ・かつおぶし・青のり………各お好みの量
作り方
1 ボウルにAを入れ、泡立て器でダマがなくなるまでよく混ぜる。キャベツ、桜えび(小えび)を加え、スプーンで全体を空気がふくむように大きく混ぜる。
2 26㎝のフライパンを中火で熱し、サラダ油を小さじ1入れなじませる。フライパンが温まったら1の半量をお玉で入れ、その上に半量のお肉を広げてのせる。蓋をして弱めの中火で5分ほど焼き色がつくまで焼き、裏表を返し、さらに3~4分ほど、蓋はせずに焼き色がつくまで焼く。残りも同様に焼く。
3 お皿に盛り、ソース、マヨネーズ、青のり、かつおぶしをお好みでかけてできあがり。
POINT
山芋がなくても卵を多めに使えば、簡単にふわっとしたお好み焼きが完成します。レシチンもしっかり摂取できるので一石二鳥!
★ トースターに並べて焼くだけ 「イワシの大葉チーズマヨ焼き」
カルシウムだけでなく、脳細胞を活性化するDHAも含まれているイワシはオススメ食材。大葉とチーズとマヨネーズが魚臭さを隠してくれるので魚嫌いでも食べてくれると思います。
材料(作りやすい分量)
・イワシ……………… 4尾
・塩……………………小さじ1
・大葉…………………8枚
・ピザ用チーズ……… 150g
・パン粉………………大さじ4
・マヨネーズ………… 大さじ3くらい
作り方
1 キッチンバサミでイワシの腹を切り、内臓を取り除き、洗ってから水けをキッチンペーパーで拭き取る。それぞれ片面に塩をふる。
2 30㎝×25㎝に切ったアルミホイルを2重にして広げ、全面を2㎝ずつ立ち上げて容器を作る。マヨネーズ(大さじ1)を底全体に薄くぬり、その上に①を並べ、チーズをかける。さらに大葉をちぎりながらのせ、マヨネーズ(大さじ2くらい)を斜めに細くかけ、最後にパン粉を全体にかける。
3 オーブントースターで18分ほど焼いて(途中焦げそうになったら上からアルミホイルをかぶせる)できあがり。
POINT
イワシの下処理はキッチンばさみを使えば、包丁&まな板いらずで簡単! 洗って水けをしっかり拭き取ることで臭みなく仕上がります。
★ 子どもでも食べられる甘めの味付け 「ししゃも南蛮漬け」
疲労回復効果のある酢を使った南蛮漬けは、子どもでも食べやすいよう少し甘めに。ビタミンCが多い赤パプリカを入れるのがポイントです。足りないレシチンは納豆ご飯などで補って。
材料(作りやすい分量)
ししゃも…………10尾
赤パプリカ(千切り)……………1/4個
片栗粉……………大さじ1
サラダ油…………大さじ1
A
玉ねぎ(薄切り)………1/2個
ピーマン(千切り)……1個
B
酢……………………大さじ5
しょうゆ・みりん……各大さじ1
砂糖………………… 大さじ1
赤唐辛子(輪切り)…少々
作り方
1 耐熱ボウルにAを入れてラップをし、電子レンジ600Wで1分半ほど加熱する。ラップを外し混ぜ合わせたBを加え、さらにラップなしで電子レンジ600Wで30秒加熱し、赤パプリカを加えてさっと混ぜる。
2 ししゃもに片栗粉をまぶし、フライパンに並べる。サラダ油を回し入れて中火で熱し、パチパチ音がしてきたら弱めの中火にし、焼き色がつくまで4~5分ほど揚げ焼きする。上下を返してさらに4~5分ほど揚げ焼く。一旦取り出す。
3 2が温かいうちに、1のボウルの中に入れてやさしく混ぜ合わせる。冷凍庫で15分ほど冷やして盛り付けてできあがり。
POINT
油は大さじ1で十分外側はカリッとおいしい揚げ焼きができます。調理後に、残った油を捨てる手間もなく後片付けも簡単。
★ 気分転換のおやつにぴったり! 「レモンのレアチーズケーキ」
ママに嬉しい、火を使わず混ぜて冷やすだけの超簡単レシピ。ビタミンCやカルシウムが摂れるので受験生にとっても嬉しいスイーツです。疲れた脳や体を癒してくれますよ。
材料(プリンカップ6 個分)
・クリームチーズ……………200g
・砂糖……………………… 60g
・生クリーム…………………200cc
・レモン(1個は搾り、
・1個はくし切りにする)…… 2個
・粉ゼラチン……………… 5g
・水 ………………………… 50㏄
・ビスケット…………………15枚(81g)
・無塩バター…………………50g
・ミント………………………少し
作り方
1 ポリ袋を2重にしてビスケットを入れ、麺棒で細かく砕く。耐熱容器にバターを入れ、ラップをせずに電子レンジ600Wで35~45秒ほど加熱して完全に溶かして、ポリ袋に加える。全体がなじむまで袋の上から手でよくもんで、カップに等分に入れ、スプーンで表面が平らになるようにぎゅっと押して敷き詰める。
2 耐熱ボウルにクリームチーズを入れ、電子レンジ600Wで20~30秒ほど泡立て器がすっと入るくらいになるまで加熱し、砂糖を加えて泡立て器でなめらかになるまですり混ぜる。ダマにならないように生クリームを少しずつ加えながら混ぜ、最後に搾ったレモン汁を加え、混ぜる。
3 小さめの耐熱容器に水を入れ、電子レンジ600Wで40~50秒ほど加熱し、約80℃にする。ゼラチンを加えてよく混ぜて溶かし、すぐに2 に加えて、よく混ぜ合わせる。
4 1に3を等分に入れ、冷凍庫で30分冷やし固める(急いでいない時は冷蔵庫でもOK)。ミントを飾って、カットしたレモンを添えてできあがり。
POINT
ビタミンCをしっかり摂れるのは、容器に入ったレモン果汁より断然生レモン。1個は搾って材料に加え、1個は追いレモン用にカット。
撮影/山田英博 取材/篠原亜由美 取材協力/谷川ゆふき ※情報は2020年12月号掲載時のものです。