子育ては母親にとって常に頭を離れることのない悩ましい問題です。STORYの姉妹誌・VERYによるママのための学びの時間、「VERYアカデミー」。動画を見たママライター2人が、そのテーマだった「子育てとデジタル」について、子供のことと自身のことを合わせてどう思ったか、自分の場合はどうしているか、話してくれました。
Case.01
STORYライター 小仲志帆(47歳)の場合
「VERYアカデミー」を見て、私はこう思った!
好奇心はこれからの時代にとても大切なキーワードになると思っています。何が起こるかわからない時代、価値観も変わりつつある中で、自分の強みというものを持つことが生き抜いていく武器になると思うからです。自分の強みというものは好奇心から育まれるもの。子供はそもそも好奇心旺盛で、その芽を伸ばすのも摘んでしまうのも親や教育現場の導き方次第だと思うのです。その芽を伸ばすことで自己肯定感を持ち、自分の目指す道が切り拓けるはず。ここ最近、学校教育もペーパー上の点数だけではなく、自分の意見や友達の意見を通して何を考えたか、その途中経過を含め考える力そのものを大切にしているように感じます。これからの時代を生き抜く人間像がそこにあるのだと思うのです。
私自身、40代の今も興味が次々に湧いてきてしまうタイプで、ここ1年で顔タイプ診断、骨格診断、パーソナルカラーアナリストなどの資格を取得しましたが、仕事の幅もとても広がりました。情報が溢れている時代で、次から次へと新しいSNSのツールが生まれ、時にはそれに辟易してしまうこともありますが、自分にとって興味がある情報や必要な情報を好きな時に好きなだけ集めることができるので、見たくないものは見なくていい。選択肢は自分にあります。学びたいという意志があれば方法はいくらでもあるし、知識も身近な範囲ではなくグローバルに学べるというのが、デジタル時代の良いところだと思います。子供達の方が、デジタル化に順応できますが、親子で正しいデジタルとの関わり方を身につけて最大限に活用できるようになりたいと思っています。
我が家の「子育てとデジタル」は
小学3年の息子はいま好奇心の塊で、四六時中、質問攻撃です。質問の内容は大人が考えたこともないようなことから、哲学的なことまで、ありとあらゆる分野の疑問を投げかけてきます。「なぜ野球をやっていると坊主にするの?」とか「たくさん回るとなんで目が回る?」「地球は動いているのに動いていると感じないのはなぜ?」などなど。興味を持ったその温度の時に一緒に調べたり考えたりすることができれば、興味の芽はどんどん伸びると思うのですが、すぐに答えられないことが多く、時間のある時に図書館で調べるために「疑問ノート」というのを作ったのです。でも子供は疑問に思ったその時に知りたいので、時間が経つとその疑問への興味がなくなってしまうこともあるのです。好奇心の芽を枯らさないために知りたい時にすぐに調べられるのがデジタルの良いところです。
たとえば、何かの生物を調べたい時に、図鑑で探すのも大切ですが、実際に動いている映像を見ると子供は目を輝かせます。そんな時に「ほぼ日のアースボール」という地球儀を知りました。スマホやタブレットをかざすと今の地球のあれこれがわかるのです。その地球儀をきっかけに、さらに何かに興味を持った時に、PCでそれをより深く調べたり、枝分かれして違うことも調べられたり、さらに未知の分野にあらたに興味を持ったりと、デジタル化と好奇心が効果的に結びつくことで、好奇心は無限大に広がり、たくさんの可能性を生み出すのではないかと子供の姿を見て感じています。
Case.02
STORYライター片山あゆみ(41歳)の場合
「VERYアカデミー」を見て、私はこう思った!
まず親がいろいろなことに好奇心を持っていれば、子供の好奇心を潰すことなく、好奇心を育てていけるのではないかという言葉が印象的でした。私達の世代はまだまだデジタルマスターなどではなく、どちらかというと私の場合は苦手意識さえあります。その中で、私達大人がどのくらい好奇心を持ってデジタル化に向き合っていくかで、子供の考え方は変わってくるかもしれません。物事がデジタル化していく中で、親である私達が好奇心をもって、どのように活用しているのかが子供達のお手本になると思いました。まず私達が新しいことにチャレンジしたり、試してみることによって、子供達の世界が広がるかもしれません。ただ、今の子供達は、私達よりデジタル化に対する意識は身近で肯定的です。ですから、私達がちょっと試してみる事によって、子供達の世界はどんどん広がっていくのを感じました。
これからの社会は、今までより情報が多岐に渡り広がっていきます。私達が、今まで集めることができたことをはるかに超える量の情報が、溢れる世の中になると思います。その中から必要な情報を、掴み選ぶ力を養うことも大切だと思いました。
物事を、「なぜだろう」と思うことや一つのことを探究しようとする力はとても大切と伺い、子供だけでなく、親の私達も探究心を持って、子供と一緒に考えたり調べたりしてみるのも大切なのだと思いました。
我が家の「子育てとデジタル」は
おうち時間の増加によって、子供の教育とは離れた存在だと思っていたデジタルが、急に身近なものになりました。娘の学校は完全なオンライン授業になり、小学生の息子の学校は、サイトに上がった動画を視聴してプリントをするという課題に。もともと電化製品が大好きな息子は、勉強のオンライン化が楽しいのか、すぐにパソコンの取り扱いに慣れて自分で必要なものをプリントしたり調べものをしたりするようになりました。日々の学習もオンラインでできる通信教育を始めました。今まで、あまり触らせたくないと思い、どちらかというと遊びというイメージに近かったデジタル製品が、コロナ渦を経て、我が家では勉強をするツールになったのはとても驚くべきことでした。
人と会えない毎日の中で、毎日の学校のZoomのクラスルームがあるおかげで、何となく友達の顔を見て先生とも会話をし、家にいて寂しい毎日ではなくなり、気分転換になりました。今まで、デジタル製品であるゲームにパソコン、タブレットは、何となく部屋に閉じこもり、他者を遮断して一人で行うものと思っていましたが、コロナ禍では、家庭内がデジタル化したことによって、学習したり人とコミュニケーションを取ったりできるようになり、おうち時間が豊かになりました。
私達は家にいながら学習したり、友達や先生と遊んだり勉強できるようになりました。我が家は、いろいろな事がデジタル化したことによって、どのように他者と繋がるか、デジタル製品をツールにして何ができるのかを考えるようになりました。子供の好奇心はデジタルに向かっています。そのデジタルをツールに何をしていくかを考えたり体験していくことが大切だなと思いました。
12/12に開催された「VERYアカデミー」のアーカイブは、いつでもご視聴いただけます
お問合わせ先/インテル
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