「目下の楽しみは、誰の目にもとらわれずに自由とオシャレを楽しめるひとり時間」――
コロナ禍でママ友ランチがすっかり減って、今、40代は、妻でも母でもなく、自分のための「ソロTIME」を満喫中。そして、そんなひとり時間に、興味があることにトライしたりと、様々に初体験をしている人も続々!
『STORY』1月号「ソロTIMEを味わい尽くす服」を担当したライター陣5人も、「私も!」とばかりに、ソロTIME初体験へ!そんな5人の体験記をリレー形式でお届けします!
<ライター 木村まい> 最旬の渋谷・原宿ルートを探索してきました!
しばらくぶりの街ブラ・ショッピングは最近変わりつつあると噂の渋谷・原宿を探索してきました。
こんなご時世だから密を避けられ、なおかつ大人の女性がソロTIMEを過ごせる新スポットや話題のルートをご紹介します。
13:00 MIYASHITA PARK CLOUDYで話題のバッグをチェック
13:45 VALLEY PARK STANDで大人のお茶タイム
15:00 コスモプラネタリウム渋谷で満点の星に癒される
原宿駅の目の前に6月にオープンしたばかりの複合施設「WITH HARAJUKU」。初の都市型店舗となる「イケア原宿」のほか、ユニクロやレストランなど14店舗が出店と大きな話題に。
その中でも大人の穴場スポットとして注目を集めている「資生堂パーラー ザ・ハラジュク」でソロTIMEをスタート!
◯ 11:30
資生堂パーラー ザ・ハラジュクで贅沢ランチを堪能
店内はガラス張りで開放的な雰囲気。静かに大人のランチタイムが過ごせそう。
大きな窓から見えるのは、広大な明治神宮の杜と西新宿の高層ビル群。
ショープレートは明治神宮内にあるパワースポットとして有名な「清正の井戸」をモチーフにしているそう。待ち受け画面にしたらご利益がありそう♪
お茶のメニューも豊富で、私はアイスのほうじ茶を食前にチョイス。
本日は「楠 Lunch “KUSUNOKI” ¥3,800」のコースをいただきます。(前菜またはスープ/メイン/ワゴンデザート/コーヒーまたは紅茶)
まずは前菜。資生堂パーラー伝統のポテトサラダが中に隠れていて、ズッキーニの壁をくずして新鮮なお野菜と一緒に食べるハーモニーが楽しめます。
メインはお魚をチョイス。
皮をカリッと焼き上げた鯛の下にはリゾットが敷かれていて、一緒に食べた時の食感が最高。ケールとフヌイユが添えられ、ソースもフヌイユ。甘い香りが食欲をそそります。
程よくお腹が満たされたところで、コースを締めくくるデザートワゴンが登場!せっかくなので全種類を少しずついただくことに♪
日替わりのモンブラン、マロンムース、レモンのタルト、チョコレートムース、りんごのコンポートに加え、資生堂パーラー伝統のバニラアイスとプリン。いろいろな種類を一度に食べられるなんて夢心地。
コースのボリュームもちょうど良くて、デザートまでしっかり完食できて大満足。色づきはじめた神宮の杜を眺めながら、目にも舌にも美味しいお料理を堪能できる最高のランチタイムでした。
1人のランチだからこそ自分の食べたいものを気兼ねなく選べて、お料理や景色をゆっくりと堪能でき、お友達とのランチでは味わえない時間を過ごすことができました。
東京都渋谷区神宮前 1−14−30 WITH HARAJUKU 8F
営業時間、コースの内容等はこちらでご確認下さい↓
https://parlour.shiseido.co.jp/shoplist/theharajuku/
お腹もいっぱいになったところで、お散歩がてら明治通りを渋谷方面に。
しばらく来ないうちに街の様子が様変わりしていてびっくり。宮下公園がリニューアルされ「MIYASHITA PARK」が7月にオープン、渋谷の新たなランドマークになっていました。
◯ 13:00
話題のMIYASHITA PARK CLOUDYでショッピング
ポップアップなどで話題のアフリカンテイストのアパレルブランドCLOUDYの初めての常設店舗が、10月にRAYARD MIYASHITA PARKにオープンしたのでさっそく行ってきました。
CLOUDYでは、アフリカの伝統の生地や素材を使用しながらクオリティと生産背景を重要視した商品を展開し、売上の一部を自身で運営するNPOを通じてアフリカの教育・雇用・健康のサポートの支援に充てているんだそう。
鮮やかなアフリカンファブリックのハンドメイドバッグ。
Alpha Bag(アルファバッグ)と名付けられたこのバッグは、1番最初に作ったこのバッグのことをアルファ=Aαと現地の方達が呼んでいたことから名付けられたそう。CLOUDYの原点ともいえるバッグ。
エコファーとアフリカンファブリックのリバーシブル使いができるバッグ。(売り上げの10%がアフリカの女性や障害者を中心とした雇用支援活動費に還元されます。)
フェイクスウェードとアフリカンファブリックを融合させた新しいデザインのTUBE BAG。(バッグ1つにつき、アフリカの女性たちにサニタリーグッズを3セット届けることができます。)
展示会やインスタグラムなどで目にして気になっていたCLOUDYのバッグを、実店舗で見られて感動!カラフルでかわいいだけではなく、元気やパワーがもらえる不思議な力を感じるところが魅力。
いいなぁと思って手にしたものが、結果として誰かのための支援にも繋がるところがとても素敵なことだと思いました。
こうやってお店に足を運んでショッピングするのは久々ですが、やっぱり実物に触れて刺激をもらえるショッピングっていいですね♪
東京都渋谷区神宮前6−20−10
RAYARD MIYASHITA PARK South2F
https://cloudy-tokyo.com/
続いて同じMIYASHITA PARK内にある渋谷の新ホテル「sequence MIYASHITA PARK」内に8月にオープンしたVALLEY PARK STANDへ。
ホテルのエントランスと宮下公園を結ぶ開放的な空間が魅力的なこちらのカフェでひと休憩。
◯ 13:45
VALLEY PARK STANDで憩いのティータイム
朝昼はコーヒーやピタサンドが気軽に楽しめるカフェとして、夜はこだわりのロングカクテルをサーブするパークサイド・バーにスイッチ。
カフェからつながる宮下公園。テイクアウトしてこちらでピクニック気分を味わうのも人気だそう。
店内の木製のカウンターやスツールは、かつて宮下公園にあったケヤキの木をアップサイクルして製作されたもの。温もりを感じます。
午前中に来ればワンコインでミニピタ(全4種類)が食べられます。
時間帯に合わせて流れるBGMがとても心地よく、ついつい長居してしまいそう。
私はエスプレッソの苦味と爽やかなトニックの後味が好相性のエスプレッソトニックをいただきました。
4階にありながらも公園とつながっていることで明るく開放感があるので、ゆっくりと午後のソロTIMEを楽しめました。
宮下公園からつながるエリアにはアート作品が多数展示されていて、定期的に変わる作品を見るのも楽しみのひとつ。コンセントもあるので、こんな素敵な空間でリモートワークしたい!
大人でも寛げるこんな素敵なカフェで、家族のこと、仕事のこと、そしてこれからのことをゆっくりと考える…。家にいるとやることがいっぱいでなかなか自分の時間を持てないので、こういう時間の大切さをしみじみと実感することができました。
東京都渋谷区神宮前6−20−10
MIYASHITA PARK North sequence MIYASHITA PARK 4F
営業時間、メニュー等はこちらでご確認下さい↓
https://www.sequencehotels.com/miyashita-park/restaurant/cafe/
ソロTIMEの最後は、渋谷の知る人ぞ知る癒しのスポットへ。
かつて渋谷の街で長年親しまれてきた「五島プラネタリウム」が惜しまれつつ閉館した後、渋谷のプラネタリウムといえば渋谷区文化総合センター大和田内にあるコスモプラネタリウム渋谷。今年で開館10周年を迎え、大都会で満点の星に出会える場所として、知る人ぞ知る話題のスポットなんです。
◯ 15:00
コスモプラネタリウム渋谷で満点の星に癒される
ずっと気になっていた直径17メートルの球体の正体はプラネタリウム!学生時代ぶりなのでかなりワクワクします。
15時からの投影は『氷衛星 ICY SATELLITE』
見慣れた渋谷の空からはじまり、惑星探査機とともに遙か宇宙の氷衛星へ…。
シートをリグライニングにして天を仰ぐと、まるで大自然の中で寝転んでいるような感覚に。しかも解説員は「五島プラネタリウム」でも解説をされていた伝説の解説員村松修さん!耳心地の良い声と語り口調の解説を聞きながら、しばしの宇宙旅行を楽しめました。
120席のシートを80席を定員として営業しているので、密にならずにゆったり鑑賞できます。座席が動いてるのでは?と勘違いしてしまうほどの迫力のある映像が印象的でした。
エントランスにはチョークアートによる12星座と惑星のパネルアート。自分の星座の前で記念写真を撮る方が多いそう。
展示スペースでは、「天文博物館五島プラネタリウム」時代の貴重な資料を見ることができます。歴史的に貴重な「天文遺産」を眺めながら、プラネタリウムの余韻に浸れました。
コスモプラネタリウム渋谷では、季節ごとに投影プログラムが変更されます。子供向けのプログラムや、宇宙の神秘に迫る本格的な科学番組、ヒーリング番組など、さまざまな種類が上映されています。
解説員の解説も季節や時間帯によって毎回違うので、リピーターの方も多いそう。今回は科学番組を楽しんだので、次回はヒーリング番組の時間に合わせて来てみたいと思いました。
17:00からのプログラム「Starry Music〜世界を巡る星とピアノと色彩〜」
満点の星の下という非日常の中で、頭を空っぽにして心も身体もリラックスすることができるプラネタリウムは、ソロTIMEの締めくくりには最高の時間!明日からまた家事に仕事に頑張れそう♪
東京都渋谷区桜丘町23−21
渋谷区文化総合センター大和田12階
開館時間や上映プログラムなどはこちらでご確認ください↓
https://www.shibu-cul.jp/planetarium
取材/木村まい