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Lifestyle特集

罪悪感フリー! な「チーズケーキ」超速レシピ

簡単で失敗が少ないことから、#stayhomeをきっかけにチーズケーキ作りに目覚めた人は多いよう。手作りの利点は安全な材料を自ら選べて廉価なこと。欲を言えば、カロリー抑えめレシピで心ゆくまで食べたい♥ そんな胃袋の声に応えます!

◯〝糖と脂控えめ〟の ポイントは 「きび砂糖」 「豆乳」「絹ごし豆腐」 「ヨーグルト」

料理家・フードコーディネーター 星野奈々子さん

お菓子を作ってみて、砂糖の量、クリームチーズや生クリームといった脂質の多さに驚いた人は少なくないと思います。

安くて美味しいホームメイドのチーズケーキを罪悪感なく心ゆくまで食べたい!という声に応え、砂糖はミネラルを多く含むきび砂糖に、生クリームなどの脂肪分は絹ごし豆腐や豆乳、ヨーグルトを代用して抑える、そんなレシピを考えました。心置きなくチーズケーキを楽しんでください(笑)

星野奈々子さん ITエンジニアとして働きながら本格的に料理の勉強を始め、フードコーディネーターとして独立。現在は書籍、雑誌、企業のレシピ開発、フードスタイリングを中心に活動。
目次 ★ 難易度1:「バスクチーズケーキ」のレシピ
★ 難易度2:「ベイクドチーズケーキ」のレシピ
★ 難易度3:「チリーズテリーヌ」のレシピ
★ 難易度4:「スフレチーズケーキ」のレシピ

 


★ 難易度1:「バスクチーズケーキ」のレシピ

材料は5つ。 「生クリーム 200 ml」というレシピが多い中、 豆乳 100 mlで美味しくクリア!

▶ 材料 クリームチーズ……300g
きび砂糖……60g
卵……2個(正味100g)
豆乳(または牛乳)……100㎖
薄力粉……大さじ1

<下準備>

・型にオーブンシートを敷く(くしゃくしゃにして軽く水で濡らして絞り、型に合わせて下準備敷く。角をきちんとフィットさせるとキレイな形に仕上がる)。

・クリームチーズは室温に戻すか、600Wのレンジで1分加熱する。ほかの材料も室温に戻しておくと混ぜたときに温度が下がらずダマになりにくい。

・オーブンを250℃に予熱する。

<作り方>

process1

ボウルにクリームチーズを入れ、ゴムベラでなめらかになるまでよく混ぜ、きび砂糖を2 ~ 3回に分けて加えさらに混ぜる。ボウルの下に濡れた布巾を敷くとボウルが安定してかき混ぜやすい。

process2

溶いた卵を2 ~ 3回に分けて加え、その都度泡立て器で混ぜる。泡立て器をボウルの底につけてぐるぐる力強くかき混ぜ、クリームチーズを溶かす。

process3

豆乳、薄力粉を順に加え、その都度よく混ぜ合わせる。豆乳は一度に全量を入れてもOK。薄力粉は茶こしを使用するとダマになりにくい。このときも泡立て器をボウルの底につけてぐるぐる力強くかき混ぜる。

process4

オーブンの天板に置いた型に3を流し入れ、250℃に予熱したオーブンで25分焼く。粗熱が取れたら冷蔵庫で3時間以上冷やし、型から出す。

完成!

 


★ 難易度2:「ベイクドチーズケーキ」のレシピ

クリームチーズを減らして 絹ごし豆腐を、 クラストにグラノーラを使って よりヘルシー!

▶ 材料(15cm丸型1台分) 絹ごし豆腐……100g(約1/3丁)
クリームチーズ……200g
きび砂糖……60g
卵……2個(正味100g)
豆乳(または牛乳)……50㎖
レモン汁……大さじ1/2
薄力粉……大さじ2
グラノーラ……50g
バター(食塩不使用)……20g

<下準備>

・クリームチーズは室温に戻すか、600Wのレンジで1分加熱する。ほかの材料も室温に戻しておくと混ぜたときに温度が下がらずダマになりにくい。

・オーブンを180℃に予熱する。

<作り方>

process1

ポリ袋にグラノーラを入れてすりこぎや麺棒で細かく砕く。封のできるタイプに入れて砕くと散らばらない。バターは耐熱容器に入れて600Wのレンジで30秒加熱して溶かし、袋に加えて混ぜ合わせる。封をして揉み込むとまんべんなく混ざる。型の底に敷き詰め、スプーンやヘラで厚みが均等になるようにならし、冷蔵庫で冷やす。

process2

ボウルに豆腐を入れ、ゴムベラでなめらかになるまでよく混ぜる。

process3

別のボウルにクリームチーズを入れ、ゴムベラでなめらかになるまでよく混ぜ、きび砂糖を2 ~ 3回に分けて加えてさらに混ぜる。2を2 ~ 3回に分けて加え、その都度、泡立て器をボウルの底につけしっかり混ぜ合わせる。

process4

溶いた卵を2 ~ 3回に分けて加え、その都度、混ぜ合わせる。豆乳、レモン汁、薄力粉を順に加え、その都度よく混ぜる。豆乳は一度に全量を入れてもOK。薄力粉は茶こしを使用するとダマになりにくい。レモン汁を加えることで豆乳の匂いが消え、さっぱりとした仕上がりに。

process5

オーブンの天板に置いた1に4を流し入れ、180℃に予熱したオーブンで40分焼く。粗熱が取れたら冷蔵庫で3時間以上冷やし、型から外す。

完成!

 


★ 難易度3:「チリーズテリーヌ」のレシピ

乳清が出ないとろみのあるタイプのヨーグルトを使うと、よりなめらかな舌触りに

▶ 材料(外寸180mm×90mm×60mm パウンド型1台分) クリームチーズ……300g
ヨーグルト……300g
きび砂糖……60g
卵……2個(正味100g)
豆乳(または牛乳)……100㎖
薄力粉……大さじ1

<下準備>

・オーブンシートは約30㎝×25㎝の大きさにカット。オーブンシートが巻き付く方を上にし、ひっくり返した型にのせ、底面に合わせてオーブンシートにすじ跡をつける。オーブンシートの巻き付く方を下にし、すじ跡がついたところに谷折りで折り目をつける。縦の4カ所に切り込みを入れ、型の長辺部分に合わせて入れ、外側の耳の部分も入れ込む。型よりオーブンシートが2 ~ 3㎝出るイメージ。

・ヨーグルト300gは不織布タイプのペーパータオルを2枚敷いたざるにのせ、冷蔵庫で約3時間、半量になるまで水けを切る(時間がなければ、ギリシャヨーグルトなど乳清が出ないタイプのヨーグルトやサワークリームを使ってもよい)。

・クリームチーズは室温に戻すか、600Wのレンジで1分加熱する。ほかの材料も室温に戻しておくと混ぜたときに温度が下がらずダマになりにくい。

・オーブンを150℃に予熱する。

<作り方>

process1

ボウルにクリームチーズを入れ、ゴムベラでなめらかになるまでよく混ぜ、水けを切ったヨーグルトと、きび砂糖を2~3回に分けて加えて泡立て器で混ぜる。

process2

溶いた卵を2 ~ 3回に分けて加え、その都度混ぜる。豆乳、薄力粉を順に加え、その都度よく混ぜ合わせる。豆乳は一度に全量を入れてもOK。薄力粉は茶こしを使用するとダマになりにくい。液体のような軟らかい生地に仕上がる。

process3

天板にバット、型をのせる。バットにキッチンペーパーを敷いておくと型が滑りにくい。2を型に流し入れ、気泡が出た場合は竹串などで潰す。バットに1 ~ 2㎝高さの熱湯を張り、150℃に予熱したオーブンで50分焼く。粗熱が取れたら冷蔵庫で3時間以上冷やし、型から出す。

完成!

 


★ 難易度4:「スフレチーズケーキ」のレシピ

軟らかい角が立つ程度に卵白を泡立てる& しばらくオーブンの中で冷ますことが口どけの鍵

▶ 材料(15cm丸型1台分) クリームチーズ……200g
きび砂糖……60g
卵黄……2個分
豆乳(または牛乳)……100㎖
レモン汁……大さじ1/2
薄力粉……大さじ2
卵白……2個分

<下準備>

・予め型の側面にバターを塗っておくと取り出しやすい。湯せんのお湯が侵入しないよう底をアルミホイルで覆う。

・クリームチーズは室温に戻すか、600Wのレンジで1分加熱する。ほかの材料も室温に戻しておくと混ぜたときに温度が下がらずダマになりにくい。

・オーブンを150℃に予熱する。

<作り方>

process1

ボウルにクリームチーズを入れ、ゴムベラでなめらかになるまでよく混ぜ、きび砂糖30gを2 ~ 3回に分けて加え、さらに混ぜる。

process2

溶いた卵黄を2回に分けて加え、その都度混ぜる。豆乳、レモン汁、薄力粉を順に加え、その都度よく混ぜ合わせる。豆乳は一度に全量を入れてもOK。薄力粉は茶こしを使用するとダマになりにくい。

process3

別のボウルに卵白を入れてハンドミキサーで泡立てる。白っぽくなってきたらきび砂糖30gを2 ~ 3回に分けて加えながら軟らかい角が立つまで泡立てる。ハンドミキサーを持ち上げたとき垂れないくらいの硬さに。

process4

process2にprocess3を2 ~ 3回に分けて加える。最初は少し加えて泡立て器でしっかり混ぜ、2回目以降はマーブル状の柄が消え、垂らしたときに生地がリボン状になるくらいにゴムベラでさっくりと混ぜる。

process5

天板にバット、型をのせる。4を型に流し入れ、バットに1 ~ 2㎝高さの熱湯を張り、150℃に予熱したオーブンで20分焼く。数秒扉を開けて庫内の温度を下げてから、130℃でさらに40分焼く。焼き上がったらそのまま約30分オーブンの中においてから取り出す。粗熱が取れたら冷蔵庫で3時間以上冷やし、型から出す。

※130℃に下げてからは10分ごとに様子を見て、膨らみすぎていたら数秒扉を開けて温度を下げる。

※小さい容器(直径9㎝・高さ4.5㎝)を使用した場合……150℃で15分焼いたら数秒扉を開けて庫内の温度を下げ、130℃でさらに20分焼く。

完成!

カップに小分けにすれば焼き時間も短縮できます。

撮影/大瀬智和 フード&テーブルコーディネート/星野奈々子 取材・文/田路暢子 デザイン/秋穂佳野 ※型はテフロン加工のものを使用。そうでない場合はクッキングシートを使うことをおすすめします。 ※情報は2021年1月号掲載時のものです。

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