「私たちのCHALLENGE STORY」を担当しているライターの上原亜希子です。先月はは「夢リベンジで、人生をやりきる!」というテーマで東京大学にて撮影を行なってきました。取材をさせていただいた安政真弓さんは何と50歳で東京大学を受験し、見事合格された方です。今年の3月に卒業されたので、撮影時は54歳という年齢でしたが、若々しく、ピーンと伸びた姿勢とはつらつとした雰囲気で、その年齢にはとても見えませんでした。
東大合格を目指し自分なりに考えた勉強方法のお話や、入学後の年の離れた同級生との思い出話、在学中のフランス留学、そして学園祭の話等々……安政さんのキャンパスライフがどれだけ充実したものだったか容易に想像することができました。また卒業後の現在は東大で学んだことを生かし、戯曲を執筆しているとのこと。彼女から出てくる言葉は喜びと希望、エネルギーに満ち溢れ、表情はキラキラと眩しいほどでした。
そんな彼女のお話を聞きながら、ふと中学二年になる自分の娘のことを思いました。来年は中学3年生になり受験期に。そんな娘が、「行きたい!」と思える学校を探したいと思ったのです。
実は今回が東京大学に来たのが初めての私。歴史ある建物と構内にちりばめられた講座や講演、ゼミ紹介のポスター、芝生やベンチに座りながら語り合う学生達の姿。“学ぶ”ための素晴らしい環境を目の当たりにして、娘にもこういう環境で学び、友人達との出会いを楽しんでほしいと心から思いました。
毎年、夏休みは学校説明会や見学会が多く行われます。私と娘も今年の夏休みはたくさんの学校を訪問しました。本やパンフレットではわからない、入った瞬間に“自分”が感じ取る学校の雰囲気。そして説明会の進行や先生のお話。とても興味を引き、2時間があっという間に感じられた学校、中には校長先生のお話に覇気がなくつまらないので、途中退席してしまったこともありました(ごめんなさい)。今月も何校か説明会に行く予定です。学校を訪問した後はお決まりのお茶をして、感想をあーだこーだ話すのが私と娘の説明会後の定番コース。9月に入って何となく娘の行きたいと思える学校が見えてきました。ちなみに私が娘に行かせたい学校も無事に決まりました(笑)。さて、目標とする学校が決まれば、娘には本腰を入れて受験勉強に勤しんでいただかないと。私はどんなふうに関わっていこうかしら~。一緒に勉強なんて無理無理!(笑)。「何事も楽しく」がモットーの私が受験生にできることって何だろう……またまた悩める母なのでした。