教育ジャーナリストの鳥居りんこです。前回より「実際に学校説明会に参加してみよう!」編をお届けしております。今回はその2回目。
さあ、“運命の人(=学校)”を見つけに、出かけましょうか。実際に出向く!これが「はじめのいーーーっぽ!」ってくらい大切なことになりますからね。
まずは持ち物チェックといきましょう。
1「我が家オリジナルのチェックシート付ノート」&筆記用具
こちら前回、ご説明したものですね。このノートを忘れずに持ち、出来れば当日中に感想を書き込みましょう。
2 学校からプレゼントされるパンフレットが入る補助バッグ
(A4サイズ以上)
3 上履き用携帯スリッパ
(土足OKの学校が多いですし、忘れても客人用のよくあるタイプのスリッパも貸してもらえますが念のため)
4 お金
こちら、少し余分(野口数枚分でオケ!)にお持ちください。「学校オリジナルサイズ」での過去問を販売してくれる神!のような学校もあります。
「え~?タダじゃないの?」とご不満のあなた!もちろん無料でいただける場合もありますし、配布も販売もされないケースもございます。
しかしながら、もしこれが入手できれば、かなり「ラッキー!」。ウハウハです。何故ならば、入試問題の大きさ、紙質、フォントなどを事前に確認できるからですね。入試本番の空気は鼻血が出てもおかしくない緊張感!できれば「はじめまして」というものは減らしておくに限るのです。
このオリジナル問題用紙は神社でいうところの「授与品」。神様(=学校様)から与えられた尊いものです。「入試問題ごときに(お金払うの)もったいな!」と思わずに、ありがたく「撤饌(おさがり)=神様のお力を頂く」をさせていただきましょう。
更にですね、商魂たくましい、いや、もとい、自校愛に溢れている学校では学校オリジナルグッズを販売していることもございます。合格鉛筆や、合格タンブラーなんてものがあります。人間というものは不思議なもので、「推しグッズ」が手に入ると、テンションが上がります。
熱望校のグッズであれば、効果てきめん。入手してご縁を手繰り寄せる!ということも「有り!」と思いますよ~。
この上記4つのアイテムと共に、いつものお出かけグッズでイザ、出陣です。
ああ、そう言えば、服装のことをお伝えしていなかったですね。
「常識の範囲」でお出かけくださいってことに尽きますが、この「常識」が今ひとつ分からないから、悩みの種になるんですよね~。
まあ、手持ちの服で大丈夫なんですが、やはり学校説明会はそれぞれの学校の威信をかけたオフィシャルな会。男性の先生はスーツにネクタイ(除く夏日)、女性の先生も多くはスーツをお召しということでもお分かりのように、学校側もそれなりの品格であなたをお迎えします。
お邪魔する側の私たちもTPOに合わせて出向くのがマナー。とは言っても、卒業式や入学式で着用するようなスーツで挑む必要はないですが、さりとてデニムは違うかなぁって思います。
私の個人的印象では、パンプスに合う服装。例えば、ニットのアンサンブルにフレアスカート膝丈なんていう組み合わせが多いかな?と思っております。 ちょっとおめかしして出向く女子会ランチを想像してみてくださいね。(イマイチ、ピンと来ない方、是非、STORY webをご参考に!)
さあ、準備が整いました。出発しましょう!
次回は6月25日にお届けします。
鳥居りんこ・・・作家、教育・介護ジャーナリスト
2003年、長男との中学受験体験を赤裸々に綴った初の著書「偏差値30からの中学受験合格記」(学研)がベストセラーとなり注目を集める。
その後シリーズ化され、悩める保護者から“中学受験のバイブル”と評され、中学受験を辛かった思い出ではなく、子どもとの絆を感じられ、子育てが楽しくなる内容に、心救われ涙する保護者が続出しました。
ブログ:湘南オバちゃんクラブ https://note.com/torinko
Facebook: 鳥居りんこ: https://www.facebook.com/rinko.torii
構成/加藤景子 イラスト/村澤綾香