40代とは思えない透明感あふれる美肌の持ち主として、STORY読者にとっても憧れの存在の美容家・石井美保さん。普段の食生活に取り入れたい、石井美保さんの美しくなれるスープレシピをご紹介します。
〜 今回のテーマは、栄養価の高い食材で“アンチエイジング” 〜
【 白菜キムチの豆乳スープ 】
「キムチの辛さを豆乳でやわらげ、食べやすく仕上げています。キムチに含まれる植物性乳酸菌は腸内環境を改善し、便秘解消や自律神経を整える効果があるそう。豚肉に含まれるビタミンB₁が疲労を回復してくれ、お肌にもツヤが戻ります。」(石井さん)
●材料(2人分)
白菜キムチ………150g
豚バラ薄切り肉………100g
長ねぎ………1/2本
豆乳……… 300ml
水………100ml~
ごま油………少々
にんにく………1/2かけ
味噌………大さじ1
●作り方
①キムチはざく切りに、豚バラ肉は食べやすい大きさに、長ねぎは斜め薄切り、にんにくは薄切りにしておく。
②鍋にごま油とにんにくを入れて火にかけ、香りが立ってきたら豚バラ肉と長ねぎを炒める。火が通ったら、キムチを入れてさらに炒める。
③水、豆乳、味噌を加え、沸騰したら火を止める。
【 白きくらげと鶏のぷるぷるスープ 】
「中国で不老長寿の妙薬といわれる白きくらげは、アミノ酸、ミネラル、ビタミン、食物繊維が含まれ、若さを保つために楊貴妃が愛したとも。また白きくらげには多糖体という成分の保水力があり、そこに鶏手羽元のコラーゲンも加わって肌がぷるぷるになります。生姜をアクセントにした味にハマります。」(石井さん)
●材料(作りやすい分量 約3日分)
白きくらげ………15g~
鶏手羽………10本
塩麹………大さじ1
水………2ℓ~
長ねぎ(白い部分)………2本
生姜………1かけ~
白こしょう(粒)………20粒程度
クコの実………20粒程度
塩………適量
ごま油………適宜
●作り方
①鶏手羽元はさっと洗ってから水気を拭き、塩麹とともに保存袋に入れて揉み込み、冷蔵庫で一晩おく。
②白きくらげはザルに入れて熱湯を回しかけ、汚れと臭みを取る。 長ねぎは3cmの長さにカットし、生姜はせん切りにしておく。
③フライパンで鶏手羽を皮目から焼き、表面に火が通ったら鍋に移し替える(出た脂はペーパーでふき取る) 。
④3の鍋に白きくらげと白こしょう、水を加える。沸騰したら火を弱めて、白きくらげがプルプルになるまで2時間ほど弱火でコトコトと煮込む。途中、ときどきアクを取り除く。
⑤長ねぎ、生姜、クコの実を加え、塩で味を調える。長ねぎがやわらかくなったら火を止めて、仕上げにごま油をたらす。
【 鮭の甘酒みそスープ 】
「鮭には抗酸化作用のあるアスタキサンチンが豊富に含まれるため、アンチエイジングにも期待大です。まいたけやマッシュルームなどのきのこ類は水溶性食物繊維を含むうえに、みそ、甘酒の発酵食品も加わり、腸からキレイになれる一品です。」(レシピ監修 管理栄養士・金丸絵里加先生)
●材料(2人分)
生鮭(切り身)……2切れ
かぶ……2個
まいたけ……1パック
ごま油……大さじ1/2
出汁……2カップ
甘酒……1/2カップ
かぶの葉(やわらかい部分)……2個分
みそ……大さじ2
七味唐辛子……適宜
●作り方
①鮭はキッチンペーパーに挟んで余分な水気をしっかり取り、一口大のそぎ切りにする。
②かぶは皮をむいて6~8等分のくし形に切り、葉は細かく刻む。まいたけは粗くほぐす。
③鍋にごま油を熱し、かぶを並べ入れて焼き目をつけたら、端に寄せて鮭を入れ、両面をさっと焼く。
④出汁を注ぎ入れてまいたけを加え、煮立ったら蓋をして弱火で約5分煮る。みそを溶き入れ、甘酒を加え、かぶの葉を加えてひと煮して器に盛る。好みで七味唐辛子をふる。
〜PROFILE〜
【石井美保】1976年生まれ。美容家、美肌サロン主宰、Riche代表。「こすらない洗顔」や「肌アイロン」の美容法を提唱し、レタッチ要らずの美肌の持ち主。確かな技術と知識、説得力のある言葉で、幅広い世代からの支持を集め、多くのメディアに出演。
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撮影/吉澤健太
本記事は『石井美保のBeauty Soup』掲載情報を抜粋しています